grok-imagine-image-quality廃止:11月2日以降の請求と移行先
2026年11月2日の廃止後もgrok-imagine-image-qualityは2.0のlowで動きます。modelを2.0に替えqualityを明示すれば請求を選べます。
目次

2026年11月2日、xAIは画像モデルIDgrok-imagine-image-qualityをAPIから廃止しました。ただしこのIDは引き続き受け付けられ、/v1/images/generationsと/v1/images/editsへのリクエストはgrok-imagine-image-2.0がquality: "low"で処理します。リクエストとレスポンスの形は変わらないため、コードがエラーになることはありません。xAIに直接つないでいる場合は請求も2.0のlow料金に切り替わり、どの解像度でも1枚あたり$0.01下がります(xAIの移行ガイド「grok-imagine-image-quality Retirement on November 2, 2026」)。
それでも書き換えはしておくべきで、やることはmodelをgrok-imagine-image-2.0に替え、qualityを明示することです。旧IDと同じ処理にするならlow、細部を優先するならmediumを指定します。とくに画像編集でqualityを省略すると、既定のautoがmediumを選ぶため、2.0の見出し価格$0.04ではなくmediumの料金で請求されます。
例外は二つあります。ゲートウェイやツール経由で呼んでいる場合、請求はそのサービスの価格表に従い、xAI直接とは逆に切り替えで値上がりする経路もあります。また、Grokアプリの「Quality Mode」はこのモデルIDとは別のもので、11月2日に廃止されたという告知は出ていません。
11月2日以降、旧IDへのリクエストは2.0のlowが処理する
xAIの移行ガイドによると、11月2日以降のgrok-imagine-image-quality宛てのリクエストは、画像生成でも編集でもgrok-imagine-image-2.0がquality: "low"で処理します。これまで受け付けていたパラメータはすべてそのまま使え、2.0側ではquality、編集用の参照画像最大5枚、21:9と5:2のアスペクト比も新たに受け付けます。レスポンスのmodelフィールドには実際に処理したモデル名が入るため、ログで切り替えを確認できるともxAIは説明しています。
さらに古いgrok-imagine-image-proは、2026年5月15日に廃止されてgrok-imagine-image-qualityへリダイレクトされていました(xAIの移行ガイド「May 15, 2026 Retirement」)。そのため現在は二段階でつながり、同じく2.0のlowで処理されます。一方、旧世代のgrok-imagine-image(1.0)は今回の変更の対象外で、xAIの料金表にも1K・2Kとも1枚$0.02で残っています。
分からないのは、旧IDをいつまで受け付けるかです。2026年11月3日時点で、xAIの移行ガイドにも料金ページにも期限の記載はなく、grok-imagine-image-qualityは料金表から消え、モデルページは404を返します。期限が公表されていない以上、リダイレクトに頼り続けるより、IDを書き換えておくほうが確実です。
請求はいくら?経路と設定で1枚$0.04〜$0.08
xAI直接なら、旧IDのままでも2.0に書き換えても払うのは2.0の料金で、1枚$0.04〜$0.08の幅は解像度とqualityで決まります。xAIの2.0モデルページや料金ページのMarkdown版には「$0.04 per image」としか出ませんが、これは1K・Lowの価格です。2026年11月3日時点のxAIの料金ページと、ゲートウェイの一例を並べると次のとおりです。
| 呼び出し方 | 処理・請求の基準 | 1枚あたり(2026年11月3日時点) |
|---|---|---|
| xAI直接:旧IDのまま(11月2日以降) | 2.0・low | 1K $0.04、2K $0.06 |
xAI直接:2.0、qualityを省略して生成 | 2.0・low(autoの選択) | 1K $0.04、2K $0.06 |
xAI直接:2.0、qualityを省略して編集 | 2.0・medium(autoの選択) | 1K $0.06、2K $0.08、入力画像1枚ごとに$0.01 |
xAI直接:2.0、quality: "medium" | 2.0・medium | 1K $0.06、2K $0.08 |
| xAI直接:旧ID(11月1日まで) | 旧モデル | 1K $0.05(1K超は公開情報なし) |
| laozhang.ai経由:旧ID | 旧IDとして請求 | $0.045(解像度別の記載なし) |
| laozhang.ai経由:2.0 | 2.0 | $0.055(1K・2K、low・medium、生成・編集とも同額) |
注記:laozhang.ai は当ブログ運営チームの自社サービスです。その料金は中立的な比較ではなく、自社の提示価格です。
xAIの料金表には1.5Kの枠(Low $0.05、Medium $0.07)もありますが、画像生成ドキュメントのresolutionに指定できるのは1kと2kだけです。旧モデルの1Kが$0.05だったことは、2.0のlowが「どの解像度でも$0.01安い」というxAIの説明とも合います。2Kなど1Kを超える旧価格は、モデルページが削除されたいま、xAIの公開資料には残っていません。
切り替え後に請求が増えたなら、考えられる原因は三つです。一つは、編集リクエストでqualityを渡していないケースで、autoがmediumを選ぶため1Kでも$0.06に入力画像代が加わります。二つ目は、移行のついでにmediumや2kを指定したケースです。三つ目はゲートウェイ経由で、laozhang.aiの場合、旧IDは11月3日時点でも独立したモデルIDとして$0.045で請求されており、2.0へ書き換えると一律$0.055になります。1Kを月1万枚生成するとして計算すると、xAI直接では$0.05×10,000=$500が$0.04×10,000=$400に下がり、laozhang.ai経由では$0.045×10,000=$450が$0.055×10,000=$550に上がります。1枚$0.01の差が、経路によって逆向きに出るわけです。

ゲートウェイやツールを通している場合は、利用ログでどのモデルIDとして請求されているかを確かめてください。xAIのリダイレクト後の料金は、旧IDを独自に扱い続ける経路にはそのまま当てはまりません。なお、laozhang.aiでは旧世代のgrok-imagine-image(1.0)が2026年10月30日に提供を終えており、呼び出すとHTTP 503(no available channels)が返ります(課金なし)。旧IDは引き続き呼び出せ、xAI直接なら料金も下がるので、今回の廃止だけを理由に他社の画像APIへ乗り換える必要はありません。
ここでの料金はすべて画像1枚あたりです。テキストモデルの100万トークン単価はGrok API料金:grok-4.7の単価・無料枠・月額試算、秒単位で請求される動画の使い方と制限はGrok AIは動画を生成できる?Grok Imagineの使い方・制限・APIを参照してください。
modelとqualityの書き換え手順:2.0に替えてlowかmediumを明示
書き換えはmodelの1行とqualityの追加だけで、生成と編集の両方に同じ変更を入れます。ComfyUIのノードやチャットクライアント、自動化フローのようにモデルIDを設定画面やJSONに持つツールも、探す場所が違うだけで手順は同じです。
- コード、環境変数、ワークフローのJSONを
grok-imagine-image-qualityとgrok-imagine-image-proで検索し、残っている箇所をすべて洗い出します。 - 見つかった
modelの値をgrok-imagine-image-2.0に置き換えます。末尾の.0まで含めた文字列がモデルIDです。 qualityを明示します。旧IDのリダイレクトと同じ処理と料金にするなら"low"、細部を優先してmediumの料金を払うなら"medium"です。編集(/v1/images/edits)で省略するとautoがmediumを選ぶので、編集こそ明示します。- 数件流して確かめます。xAI直接ならレスポンスの
modelフィールド、ゲートウェイ経由なら利用ログに記録されたモデルIDと単価を見ます。
OpenAIのPython SDKでxAIにつなぐ場合は、xAIの移行ガイドの例と同じくqualityをextra_bodyで渡します。
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
base_url="https://api.x.ai/v1",
api_key="YOUR_XAI_API_KEY",
)
response = client.images.generate(
model="grok-imagine-image-2.0", # 旧: grok-imagine-image-quality
prompt="A watercolor painting of a lighthouse at dawn",
extra_body={"quality": "low"}, # 細部を優先するなら "medium"
)
print(response.data[0].url)qualityを設定できないツールで2.0を指定すると、autoが適用されます。xAIに直接つないでいる場合、生成はlow、編集はmediumで請求されるため、編集を多く流すツールではこの差が月額に効いてきます。ゲートウェイ経由ならこの差は出るとは限らず、請求はそのゲートウェイの価格表しだいです(laozhang.aiの2.0は上の表のとおり一律です)。
注記:laozhang.ai は当ブログ運営チームの自社サービスです。その料金は中立的な比較ではなく、自社の提示価格です。
11月3日に旧IDと2.0を7回呼んだ結果:すべて200、modelフィールドなし
2026年11月3日、laozhang.aiのAPIキー1つ(defaultグループ)でPOST https://api.laozhang.ai/v1/images/generationsに、同じプロンプト「A watercolor painting of a lighthouse at dawn, no text」、n: 1、response_format: "url"で有料のリクエストを計7回(旧ID4回、2.0を3回)送りました。旧IDも2.0もすべてHTTP 200で画像が返り、旧IDにquality: "medium"を付けてもエラーにならず、resolution: "2k"も反映されました。ただしレスポンスの中身はcreated、data[].url、usageだけでmodelフィールドがないため、旧IDが2.0のlowで処理されたのかはレスポンスからは判別できません。
注記:laozhang.ai は当ブログ運営チームの自社サービスです。その料金は中立的な比較ではなく、自社の提示価格です。
| モデルと指定 | HTTP | 所要時間 | 出力 |
|---|---|---|---|
grok-imagine-image-quality、qualityなし(2回) | 200 | 15.4秒、17.3秒 | 832×1248 JPEG、約472KBと約476KB |
grok-imagine-image-quality、quality: "medium" | 200 | 16.7秒 | 832×1248 JPEG、約503KB |
grok-imagine-image-quality、resolution: "2k" | 200 | 23.5秒 | 1664×2496 PNG、5.9MB |
grok-imagine-image-2.0、quality: "low" | 200 | 16.0秒 | 832×1248 JPEG、約474KB |
grok-imagine-image-2.0、quality: "medium" | 200 | 87.0秒 | 1248×832 JPEG、約430KB |
grok-imagine-image-2.0、qualityなし | 200 | 14.6秒 | 832×1248 JPEG、約461KB |
この結果から言えるのは、11月3日の時点でlaozhang.ai経由の旧IDが通常どおり画像を返し、旧IDでもqualityやresolutionを渡せたということまでです。ゲートウェイ1つ、アカウント1つ、プロンプト1つ、1日だけの単発サンプルで、xAIのAPIへ直接送ったものではありません。xAIが説明するレスポンスのmodelフィールドの挙動は、この経路では検証できませんでした。2.0のmediumにかかった87.0秒も1回分の値で、横長の比率はモデルが選んだものです。費用は提示価格で$0.045×4+$0.055×3=約$0.35と見積もっており、実際の請求額は利用ログと照合していません。
2.0のlowで画質は落ちる?公開情報と目視で言えること
同じプロンプトで、2.0のlowが旧モデルより劣るかどうかを示す公開データはありません。xAIはlowについて、Arenaの画像編集ランキングで2位、テキストからの画像生成で3位に入り、旧モデルにコストが最も近い設定だと説明しています。この順位はxAI自身の説明です。mediumは1枚により多くの計算を使って細部を詰める設定で、xAIは出力の質をコストより優先する場面向けとしています。
11月3日に生成した7枚を並べて見たところ、旧IDと2.0のlowのあいだで画風や構図に目立つ違いはありませんでした。ただしブラインド比較ではなく、各条件1枚ずつのサンプルなので、「同じ」とも「落ちた」とも言えません。気になる場合は、自分の代表的なプロンプトでlowとmediumを数枚ずつ出し、その差が1Kで$0.04と$0.06の価格差に見合うかで決めるのが確実です。APIで高画質に寄せる手段はquality: "medium"とresolution: "2k"の二つで、両方を指定するとxAI直接では1枚$0.08になります。
GrokアプリのQuality Modeは廃止とは別の話
Grokアプリの「Quality Mode」は、11月2日に廃止されたAPIのモデルIDとは別物です。TestingCatalogは2026年8月8日、xAIの@grokアカウントの投稿を引いて、Imagine Image 2.0がWeb版ImagineとiOS・Androidアプリの「Quality Mode」になったと報じました(TestingCatalogの記事「xAI launches Imagine Image 2.0 in Grok Quality Mode」)。11月2日の廃止はAPIのgrok-imagine-image-qualityが対象で、アプリのQuality Modeが変わったという告知は公開情報にありません。なくなっていないと判断しているのは、反対の情報がないためです。
名前に「quality」が付くものは三つあり、廃止されたのはモデルIDgrok-imagine-image-qualityだけです。grok-imagine-image-2.0のqualityパラメータ(low、medium、auto)は移行先で使う設定で、アプリのQuality Modeは画面上の生成モードです。アプリで画像生成の回数制限に当たった場合のリセットや有料プランとの違いは、Grok無料版の制限:回数・リセット・有料との違いを参照してください。

参考資料5
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年11月3日。
参考資料5
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年11月3日。
- 1.xAIの移行ガイド「grok-imagine-image-quality Retirement on November 2, 2026」docs.x.ai/developers/migration/imagine-image-quality-nov-2
- 2.xAIの移行ガイド「May 15, 2026 Retirement」docs.x.ai/developers/migration/may-15-retirement
- 3.xAIの料金ページdocs.x.ai/developers/pricing
- 4.Arenaarena.ai
- 5.TestingCatalogの記事「xAI launches Imagine Image 2.0 in Grok Quality Mode」testingcatalog.com/xai-launches-imagine-image-2-0-in-grok-quality-mode





