ComfyUIには、FlareとSunburstを使える公式の「OpenAI GPT Image 2.5」ノードがあります。Comfyアカウントで認証し、クレジットを用意したうえで、公式テンプレートから始める方法が基本です。モデルのチェックポイントをダウンロードしてローカルGPUで動かす仕組みではなく、画像生成はAPI経由で行われます。ComfyUI公式のGPT Image 2.5ガイド
最初は参照画像をつながず、プロンプトから1枚生成してSave Imageで保存します。その構成が動いてから参照画像やマスクを追加すると、認証の問題と編集の設定を分けて確認できます。この記事は2026年9月21日に確認した公式文書と公開実装に基づく手順であり、手元のComfyUIで有料生成を実行した検証記事ではありません。
ノードが見つからないときは、更新とログインを確認する
公式ガイドが示す対応版はComfyUI 0.35.0以降です。ComfyUIを更新し、テンプレートからGPT Image 2.5の生成・編集用ワークフローを探します。公式には生成・編集に対応する4つのテンプレートが用意されています。ノードを検索する場合の表示名はOpenAI GPT Image 2.5、内部IDはOpenAIGPTImageNodeV2です。
バージョン番号を満たしていても、nightlyから安定版への取り込みや配布方法によって、テンプレートとノードの反映時期に差が出ることがあります。見つからない場合は、使用中の配布版と公式ガイドの更新状況を確認してください。似た名前の非公式拡張機能を入れることが、公式ノードの前提ではありません。
認証は「OpenAI」と表示されているノード名だけで判断しないことが大切です。公式Partner Nodeでは、次のようにComfy側の設定を使います。Partner Nodesの公式利用条件
| 確認する場所・条件 | 必要なもの |
|---|---|
Settings → User | Comfyアカウントへのログイン |
Settings → Credits | 0より大きいクレジット残高 |
| 実行している端末自身からのアクセス | 公式ガイドで認められたローカルの接続方法でログイン |
| LAN経由など、通常のログインが使えない接続 | 公式ガイドに従ってComfyUI Account API Keyを設定 |
ここで使うAccount API KeyはComfyアカウントの認証用です。OpenAIのAPIキー、別のAPI事業者のキー、拡張機能を公開するためのRegistry用キーとは異なります。ChatGPTの有料プランがあっても、Comfyのクレジット残高の代わりにはなりません。

まずは「生成ノード → Save Image」の2つで試す
公式テンプレートを開き、GPT Image 2.5ノードの画像出力をSave Imageの画像入力へつなぎます。参照画像はまだ接続せず、次のように設定を絞ると、最初の確認がしやすくなります。
| 設定 | 最初の例 | 何を確認するか |
|---|---|---|
model | gpt-image-2.5-flare | 正確なモデルIDを選べること |
prompt | 「白いマグカップを木の机に置いた写真。朝の自然光。文字なし。」 | 空欄になっていないこと |
size | 1024x1024 | 標準サイズで生成できること |
quality | medium | 設定を固定して結果を比べられること |
n | 1 | まず1枚の生成と保存を確認すること |
これは設定を理解するための例で、上記の画像を本記事で実際に生成したという意味ではありません。Runを実行したら、処理が完了したこと、出力画像が表示されたこと、Save Imageが保存したファイルを開けることまで確認します。ワークフローを保存しておけば、次は同じ条件から参照画像を加えられます。
Flareだけでなくgpt-image-2.5-sunburstも選べます。OpenAIはFlareを速度重視、Sunburstを精密な編集向けとして案内していますが、どちらも生成と編集ができます。まず接続を確認し、その後にFlareとSunburstの比較を参考に自分の素材で選ぶとよいでしょう。Flareの公式情報、Sunburstの公式情報
このAPIノードのために大きなモデルファイルを読み込む必要はありません。ただし、同じワークフロー内で別のローカルモデルを動かしたり、画像の後処理を行ったりする場合の計算資源まで不要になるわけではありません。
参照画像をつなぐと編集になる
GPT Image 2.5ノードには任意の画像入力があります。Load Imageなどから参照画像をつなぐと、現行実装は画像編集用のAPIを呼びます。参照画像がなければ、文章からの画像生成用APIを呼びます。別のノード名を探す前に、画像入力の有無を確認してください。公式ノードの公開実装
参照画像は最大16枚を扱えますが、最初から大量につなぐ必要はありません。商品写真1枚を読み込み、「商品の形とラベルを保ち、背景を明るい窓辺へ変える」のように、変えたい内容と保ちたい内容を具体的に記述すると、結果を評価しやすくなります。複数画像を使う場合も、それぞれをどの目的で参照してほしいのかプロンプトで区別します。
また、現在のノード実装では、参照画像をアップロードする前に総画素数が2048×2048以下になるよう縮小します。高解像度の素材を接続したからといって、元画像の全画素がそのままモデルへ渡るとは限りません。細かい文字や模様が重要な場合は、保存された結果を元画像と比較してください。出力サイズを大きくする設定と、入力画像がどの解像度で渡るかは別の話です。
マスクを使う場合は、参照画像を1枚にする

マスク入力を使えるのは、参照画像がちょうど1枚の場合です。画像なしでマスクだけを接続したり、複数の参照画像に1枚のマスクを追加したりすると、現行実装の条件に合いません。マスクと参照画像の寸法も合わせます。マスクの入力条件と変換処理
ComfyUIのこのノードでは、マスクの白い部分が編集対象です。OpenAIの直接APIで見る「透明部分」という説明と食い違うように感じるかもしれませんが、ノード側がマスクを送信用のアルファ値へ変換します。ComfyUI内の白黒マスクを、APIの透過PNGの説明だけを見て反転しないようにしてください。
たとえば商品写真の背景を変えるなら、背景に相当する領域を白くしたマスクを作り、画像とマスクをGPT Image 2.5ノードへ接続します。生成後は背景の変更だけでなく、商品の輪郭やラベルも見比べます。マスクを指定したこと自体は、指定外のすべての画素が完全に保存される保証にはなりません。
サイズとseedでつまずきやすい条件
まずは1024x1024や1536x1024など、ノードにあるプリセットを使うと設定を絞れます。Customを選ぶ場合は、幅と高さを入力できるだけで有効な組み合わせになるわけではありません。現在の実装では、以下を同時に確認します。カスタム寸法の検証処理
- 幅と高さがともに16の倍数。
- 長辺が3840ピクセル以下。
- 長辺と短辺の比率が3:1以下。
- 幅×高さが655,360〜8,294,400ピクセル。
- UIの幅・高さの入力下限は480ピクセル。
具体例を計算すると、制限の意味が分かりやすくなります。
| サイズ | 総画素数 | 条件との関係 |
|---|---|---|
| 1024×1024 | 1,048,576 | 各条件を満たす |
| 3840×2160 | 8,294,400 | 面積の上限に一致し、ノードのプリセットにもある |
| 3840×3840 | 14,745,600 | 長辺は範囲内でも、面積の上限を超える |
| 480×480 | 230,400 | 各辺はUI下限でも、面積の下限を満たさない |
品質の選択肢は、現行の2.5ノードではlow、medium、high、xhigh、maxです。直接APIの資料にある選択肢と、ComfyUIで表示される選択肢を同一だと決めつけず、実際のノード設定を見てください。nは1〜8枚なので、品質やサイズに加えて生成枚数も実行前に確認します。
もう一つ注意したいのがseedです。公開実装ではバックエンドで未実装と明記され、画像生成リクエストへseedは渡されません。同じseedを設定しても同じ画像を再現できるとはいえません。比較のために残しておくべきものは、完成画像そのもの、参照画像、プロンプト、モデル名、品質、サイズ、使ったComfyUIの版です。
OpenAIのキーや互換APIを使いたい場合
公式Partner NodeはComfy側の認証を使ってAPIを呼び出します。現在のノードには、任意のBase URLを入力して接続先を差し替える公開設定欄はありません。したがって、OpenAIや他社APIのキーを貼るだけで同じノードを別サービスへ接続できる、という案内は適切ではありません。Partner Nodesの概要、ノードの認証と送信先の実装
自分のAPI契約で呼び出す必要があるなら、直接APIに対応した別のクライアントや、接続先・認証・リクエスト形式を明示して扱える実装を検討します。その場合はComfy公式ノードの手順とは分けて考え、採用する実装の文書でGPT Image 2.5への対応を確認してください。
また、日本語で見つかるn8nとComfyUIの連携例は、API形式のワークフローを送ってローカルモデルを実行する作例です。そのJSONや待ち時間をそのまま使って、ComfyのPartner Node認証まで引き継げるとは確認できません。外部から自動化する前に、まずComfyUIの画面上で公式ノードの認証・生成・保存を完了させると、追加で調べるべき接続条件を切り分けられます。
動かないときに確認する順番
ノードが見つからなければ、ComfyUI本体とテンプレートの更新状況を確認します。ノードはあるのに認証で止まるなら、Comfyアカウントのログイン、クレジット、アクセス方法を確認します。生成だけは動き、編集で失敗するなら、参照画像の入力と枚数、マスクの有無と寸法を見直します。カスタムサイズでだけ失敗するなら、標準サイズへ戻してから幅・高さの条件を計算します。
画像が表示されたところで作業を終えず、Save Imageが保存したファイルを開いてください。保存できたワークフローを基準に、一度に変える条件を少なくして参照画像、マスク、品質を調整すれば、どの設定が結果に影響したのか判断しやすくなります。



