メインコンテンツへスキップ

GPT-6.1 TerraがCodexに表示されない:CC Switchのモード別の直し方

CC Switchのルーティング中はCodexに空の一覧が返り、0.165.0未満の同梱一覧にTerraがないため出ません。直接接続に戻して完全に再起動すれば表示されます。

LaoZhang AI Team公開24 分で読めます
目次
CC Switchのルーティング中は空の一覧から0.164.0以前の同梱一覧に戻りTerraが出ず、直接接続なら公式の一覧でTerraが出ることを示すカバー画像

ChatGPTアカウントでサインインしたCodexでも、CC Switchの「ルーティング」でOpenAI Officialを使っていると、2026年10月26日に出たGPT-6.1 Terraが/modelやデスクトップ版のモデル選択に出てきません。ルーティング中のCodexはモデル一覧をCC Switchに問い合わせますが、CC Switchは公式プロバイダーに対して空の一覧を返すため、Codexは自分に同梱された一覧に戻ります。その同梱一覧にgpt-6.1-terraが入ったのは、10月27日公開のCodex 0.165.0からです。

いちばん確実な直し方は、CC SwitchのCodexページで「直接接続に戻す」を押し、Codexを完全に再起動することです。直接接続ならCodexが公式の一覧を自分で取りに行くので、アカウントで使えるTerraがそのまま並びます。CLIはバックグラウンドデーモンごと、デスクトップ版は⌘Qで終了して、IDE拡張はエディタのウィンドウを開き直してから、/modelに「GPT-6.1 Terra」があるか確かめてください。CC Switchのメンテナーは、最新のv4.0.21でもこの不具合が残っていると認めています(2026年10月29日時点)。

集約モードやサードパーティのプロバイダーを使っている場合は原因が別で、直し方も変わります。また、対象プランに含まれないFreeとGo、ChatGPTのチャット画面、0.159.0より古いCLIでは、CC Switchに関係なくTerraは使えません。選択画面に出る「OpenAI base URL is overridden」という警告は、それ自体が原因ではありません。

CC Switchのモード別:Terraが出ない理由と直し方

Codexのモデル一覧の出どころは、公式サービスの一覧、Codexに同梱された一覧、CC Switchが作る一覧の三つです。CC Switchのモード(直接接続・ルーティング・集約)とプロバイダーの種類によって、Codexがどれを読むかが決まり、Terraが欠ける理由もそこで分かれます。自分がどの行に当たるかを先に見分けてから、その行の直し方だけを試してください。

CC Switchのモード別に、Codexが読むモデル一覧とTerraを出す直し方を並べた図

使い方見分け方Terraが欠ける理由直し方
ルーティング+OpenAI Official選択画面に「OpenAI base URL is overridden」の警告。~/.codex/config.tomlにmodel_provider = "cc-switch-official"CC Switchが空の一覧を返し、Codexは同梱一覧に戻る。0.164.0以前の同梱一覧にTerraはない「直接接続に戻す」→Codexを完全に再起動
集約(OpenAI Officialを既定にして他社を追加)CC SwitchのCodexページで集約が有効。CC Switchのログに「没用上 Codex 官方模型列表」CC Switchが検出したCodexのバージョンが古い、またはCodexのサインインから8日を超えて同梱一覧を使っているCodexにサインインし直す→CC Switchの確認を待つ→完全に再起動
サードパーティのプロバイダー中継APIなどのキーとBase URLを登録したカードを使っているCC Switchのそのプロバイダーのモデル一覧にgpt-6.1-terraがない、または中継側が提供していない一覧に追加し、中継側の提供を確かめる→完全に再起動
CC Switchと関係ないCC Switchを使っていない、または直接接続のOpenAI Officialでも出ないプランにTerraがない、CLIが0.159.0未満、バックグラウンドのデーモンが古い版のままプランとCLIのバージョンを確認し、デーモンを再起動

どの行でも、最後に完全な再起動が要ります。Codexはモデル一覧を起動時にしか読み込まないので、CC Switchの設定を直しても、動いているCodexは古い一覧を持ったままです。再起動のやり方は入口ごとに違うため、後半の「Codexを完全に再起動する方法」の節にまとめてあります。

Codexのバージョン別:同梱一覧にTerraが入るのは0.165.0から

Codexに同梱された一覧にgpt-6.1-terraが入っているのは0.165.0からで、0.164.0以前にはありません。一方、Codexが公式サービスから一覧を自分で取りに行く直接接続では、0.160.0でもTerraが返ってきます。つまりバージョンの差が効くのは、ルーティング中のように公式の一覧が届かず、同梱一覧に戻ったときだけです。2026年10月29日に、macOS(Apple Silicon)のMac1台でnpm版の各バージョンを動かした結果が次の表です。

Codexのバージョン同梱一覧(codex debug models --bundled)直接接続で取得した公式一覧(codex debug models)
0.160.0TerraなしTerraあり
0.163.0TerraなしTerraあり
0.164.0(10月23日公開)TerraなしTerraあり
0.165.0(10月27日公開)Terraあり(表示名「GPT-6.1 Terra」)Terraあり(0.165.0が取得したキャッシュ)
0.165.0-alpha.1.2(ChatGPTデスクトップ版に同梱のCLI)Terraあり試していない

同梱一覧は、空の設定フォルダーをCODEX_HOMEに指定して書き出したものです。0.164.0以前の同梱一覧に並ぶのはGPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna、GPT-5.6のSol・Terra・Luna、GPT-5.5の8つで、0.165.0ではここにgpt-6.1-terraが加わって9つになります。公式一覧のほうは、Terraを使えるプランのChatGPTアカウント1つでサインインした状態で取得したもので、Terraを含まないプランのアカウントなら結果は変わります。0.161.0と0.162.0、WindowsとLinuxのビルドは書き出していません。同梱一覧はバイナリに組み込まれているので、同じバージョンなら他のOSでも同じ中身のはずですが、これは推定です。

空の一覧が返ったときの動きも同じ日に確かめました。どのリクエストにも{"models":[]}だけを返す小さなサーバーをCodexのプロバイダーに指定すると、0.164.0はTerraのない8モデル、0.165.0はTerraを含む9モデルを表示し、どちらもそのバージョンの同梱一覧と一致しました。ただし、これは「プロバイダーから何も届かなければ同梱一覧になる」ことの確認で、CC Switchそのものは動かしていません。CC Switchは手元の~/.codex/config.tomlを書き換えるためインストールしておらず、集約モード、デスクトップ版のモデル選択画面、WindowsとLinux、ルーティング中の-m指定も試していません。CC Switch側の挙動は、以下すべてcc-switchリポジトリのissueに書かれたメンテナーの説明と利用者の報告によるものです。

直接接続では公式の一覧にTerraが入り、ルーティング中は空の一覧から同梱一覧に戻るため0.164.0以前ではTerraが出ないことを示す図

ルーティング中の直し方:「直接接続に戻す」から確認まで

ルーティングでOpenAI Officialを使っている場合、修正版が出るまでの回避策は直接接続に戻すことです。CC Switchのメンテナーは2026年10月28日、cc-switchのissue #8985への返信で、ルーティング中は公式プロバイダーへのモデル一覧の要求を転送せず空の一覧を返していること、v4.0.21でも直っていないこと、利用者の設定の問題ではないことを説明し、直接接続に戻してCodexをバックグラウンドのサービスごと終了し開き直すよう案内しています。

  1. CC Switchを開き、Codexのページ上部で「直接接続に戻す」をクリックします。
  2. Codexを完全に再起動します。CLIならデーモンの再起動、デスクトップ版なら⌘Qでの終了が必要です(入口ごとのやり方は「Codexを完全に再起動する方法」の節)。
  3. /modelかデスクトップ版のモデル選択に「GPT-6.1 Terra」があることを確かめます。CLIならcodex debug modelsの出力にgpt-6.1-terraが含まれるかでも確認できます。

ルーティングを続けたい場合は、Codexを0.165.0以降に上げれば、空の一覧から戻った先の同梱一覧にTerraが入っているので、ルーティングのままでも表示されるはずです。これは上の表とメンテナーの説明を組み合わせた推定で、CC Switchを使った状態では確かめていません。PATH上のcodex --versionが0.165.0でも、共有デーモンやデスクトップ版のCLIが古いまま動いていれば一覧は変わらないので、codex app-server daemon versionでCLIと動作中のapp-serverのバージョンを並べて見ておくと確実です。また、次の新モデルが出たときには、同梱一覧に入るまで同じことが起きます。

ルーティングのままcodex -m gpt-6.1-terraで強制的に指定する方法は、試しておらず、メンテナーの案内にも含まれていません。根本の修正はcc-switchのプルリクエスト #8922(公式プロバイダーへのモデル一覧の要求を転送する変更)で進んでいますが、2026年10月29日時点ではマージされておらず、修正版の公開日も示されていません。

「OpenAI base URL is overridden」の警告はTerraが消える原因ではない

モデル選択画面の「Select Model and Effort」の下に出る「Warning: OpenAI base URL is overridden to …(CC Switchがこのマシンの15721番ポートで待ち受けるアドレス)… Selecting models may not be supported or work properly.」は、Codex自身が出す表示です。名前がOpenAIのプロバイダーに既定以外のアドレスが設定されていると必ず出るため、ルーティング中は常に表示され、メンテナーによれば、この警告だけでモデルが消えることはありません。

警告は、ルーティングが有効になっている目印として使えます。~/.codex/config.tomlにmodel_provider = "cc-switch-official"の行があり、[model_providers.cc-switch-official]のbase_urlが15721番ポートを指していれば、Codexの通信はCC Switchを経由しています。その状態でTerraが出ないなら、原因は前の節の空の一覧です。

集約モードで「登录超过 8 天没有刷新」と出る場合:Codexに再サインイン

集約モードでは、Codexではなく、CC Switchが公式のモデル一覧をchatgpt.com/backend-api/codex/modelsから取りに行き、ほかのプロバイダーのモデルと合わせた一覧をCodexに渡します。このときTerraが欠ける原因は二つ報告されています。一つは、CC Switchが手元で検出したCodexのバージョン(PATH上のcodexと、Codexの最近のセッション記録にある最新版)が古く、サーバーが古い版向けの一覧を返すことです。もう一つは、~/.codex/auth.jsonのlast_refreshが8日より古いと、CC Switchが公式の一覧を使わずにCodexの同梱一覧へ切り替えることです。

後者のとき、CC Switchのログ(~/.cc-switch/logs/cc-switch.log)には、中国語で次の行が出ます。「ログインから8日以上更新されていないため、Codex公式のモデル一覧を使わず、同梱の一覧を使う」という意味です。

没用上 Codex 官方模型列表(登录超过 8 天没有刷新),改用自带列表

cc-switchのissue #8728では、2026年10月27日にWindowsとmacOSの利用者がこのログを報告し、Windows(CC Switch 4.0.21、Codexデスクトップ版)の利用者は次の順番で直ったと書いています。

  1. Codexでいったんサインアウトし、ChatGPTアカウントでサインインし直します。
  2. CC Switchを起動したまま集約モードを有効にしておき、バックグラウンドで公式の一覧が取り直されるのを待ちます。
  3. Codexを完全に再起動します。
  4. /modelかデスクトップ版のモデル選択に「GPT-6.1 Terra」があることを確かめます。

8日という区切りはCC Switch側の判定で、ログインそのものが切れたという意味ではありません。上のWindowsの報告では、8日を過ぎたアクセストークンでも公式の一覧はHTTP 200で返り、gpt-6.1-terraも入っていました。普段どおりCodexを使っていてもlast_refreshは更新されないことがあるので、ログにこの行が出たらサインインし直すのが早道です。検出されたバージョンが古いほうの原因なら、メンテナーの案内どおり、PATH上のcodexを最新に上げ、CC Switchで集約の既定のプロバイダーを選び直してから、Codexを完全に再起動します。

ログに刷新 Codex 官方模型列表失败: 读取响应失败: error decoding response body(公式の一覧の更新に失敗、応答の読み取りに失敗)が一度出るだけなら、気にしなくてかまいません。メンテナーによれば、これは通信が10秒の制限時間内に読み切れなかったときなどに出る一般的なエラーで、Terraの形式とは関係がなく、CC Switchは前回の一覧を保ったまま15分ごとに取り直します(cc-switchのissue #8966)。何度も続く場合は、VPNやプロキシを含む通信経路を疑ってください。

サードパーティのプロバイダーでTerraを出すには:モデル一覧に追加する

中継APIなどのサードパーティのプロバイダーを使う場合、Terraが/modelに出る条件は、CC Switchのそのプロバイダーのモデル一覧にgpt-6.1-terraがあることと、プロバイダー側が実際にそのモデルを提供していることの二つです。CC Switchはプロバイダーの編集画面にあるモデル一覧から~/.codex/cc-switch-model-catalog.jsonを作り、その並び順がそのままCodexの/modelの順番になります(先頭が既定のモデル、v4.0.21のリリースノートによる)。一覧にgpt-6.1-terraを足しても、中継側が対応していなければ選べるだけで呼び出しは失敗するので、そのサービスのモデル一覧で提供の有無を先に確かめ、追加したらCodexを完全に再起動してください。

この経路の料金は、そのサービスのAPIキーへの従量課金で、ChatGPTのプランの利用枠は使いません。たとえばLaoZhang API(laozhang.ai)は、2026年10月29日時点でGET /v1/modelsの一覧にgpt-6.1-terraを載せています。Codexのカスタムプロバイダーのbase_urlや認証の書き方は、Codex カスタムプロバイダー設定:APIキーとBase URLの選び方にまとめています。

注記:laozhang.ai は当ブログ運営チームの自社サービスです。その料金は中立的な比較ではなく、自社の提示価格です。

Codexを完全に再起動する方法:CLI・デスクトップ版・IDE拡張

Codexはモデル一覧を起動時にしか読み込まないため、モードやプロバイダーを変えたあとは、使っている入口ごとに完全に再起動する必要があります。CC Switchの日本語README(よくある質問)の説明を、入口別にまとめると次のとおりです。

入口再起動のしかた注意点
Codex CLIターミナルを閉じてcodexを開き直すだけでは足りない。CC SwitchのCodexページ上部の通知にある「Codex デーモンを再起動」を押すか、codex app-server daemon restartを実行するすべてのターミナルのcodexが1つのバックグラウンドデーモンを共有している。再起動するとデーモンで実行中のタスクは中断される
Codexデスクトップ版完全に終了してから開き直す(macOSは⌘Q)ウィンドウを閉じるだけでは足りない
IDE拡張エディタのウィンドウを開き直すデスクトップ版とIDE拡張はそれぞれ自分のapp-serverを持つ

CC Switchはv4.0.7(2026年10月10日)から、直接接続・ルーティング・集約のどのモードでも、Codexが古い一覧を使い続けていないかを調べ、直接接続とルーティングを切り替えたあとに再起動を促す通知を出します。ただし、動いているCodexに一覧を読み直させることはできません。また、Windowsではこの通知がデーモンのdaemon.pidをもとに出るため、デスクトップ版やIDE拡張が古いままでも通知は出ません。

デーモンの再起動や確認に使うCodexのコマンドは、2026年10月29日にnpm版Codex 0.165.0(macOS)の--helpで存在を確かめたものです。codex app-server daemonにはrestartと、CLIと動作中のapp-serverのバージョンをJSONで出すversionがあり、TUIには--no-daemonオプションがあります。CLIでサインインし直すときのcodex logoutとcodex loginも、同じヘルプで確認しました。ただし、ヘルプで確かめたのはコマンドがあることまでで、実際にデーモンを再起動して一覧が変わる様子は試していません。

デーモンを止めたくないときは、codex --no-daemonで起動すると、そのTUIセッションだけが共有デーモンを使わずに今の設定を読み込みます。これで一覧が新しくなるというのはcc-switchのissue #7885に寄せられた利用者の報告(Windows、CLI 0.160.0)で、codex execには使えません。

CC Switchと関係なくTerraが出ない場合:プランとCLI 0.159.0

直接接続でもTerraが出ないなら、CC Switch以外を確認します。OpenAIによれば、GPT-6.1 TerraはPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各プランのWorkとCodexで使え、ChatGPTのチャット画面にはありません。FreeとGoは対象に含まれず、EnterpriseとEduではワークスペースの管理者の設定しだいです。CLIは0.159.0以降が必要で、起動時にcodex -m gpt-6.1-terraと指定するか、セッション中に/modelで切り替えます。TerraとSolの違いやCLIの条件の詳細はGPT-6.1 TerraとSolの違い:単価は半額、Codex実測で2倍速を参照してください。

CLIが古い場合は、一覧に出ないだけでなく、指定しても断られます。openai/codexのissue #55028では、0.153.4のCLIでGPT-6.1 Solが一覧になく、指定するとHTTP 400で拒否され、0.163.0に上げると使えるようになったと報告されています。CLIの更新手順はCodex CLIのインストールと設定:Windows・macOS・Linux対応、CLIとバックグラウンドのapp-serverのバージョンがずれたときに出る別のエラーはCodex account/read failed during TUI bootstrap:末尾で切り分けで扱っています。プランにTerraがない場合の代わりの選び方は、GPT-6 Sol・Luna・AstraとTerraの違い:API料金と用途から選ぶが参考になります。

参考資料4

本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月29日。

  1. 1.cc-switchのissue #8985github.com/farion1231/cc-switch/issues/8985
  2. 2.cc-switchのプルリクエスト #8922github.com/farion1231/cc-switch/pull/8922
  3. 3.cc-switchのissue #8728github.com/farion1231/cc-switch/issues/8728
  4. 4.cc-switchのissue #8966github.com/farion1231/cc-switch/issues/8966