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Claudeクラウドクレジット・使用クレジット・リセット権の違い

クラウドクレジットはPro$100・Max$250の一回限りでクラウド専用。使用クレジットは上限超過分をAPI料金で払う有料残高、リセット権は5時間枠か週次枠を無料で戻す特典です。

LaoZhang AI Team公開26 分で読めます
目次
クラウドクレジットはPro$100・Max$250、使用クレジットはAPI標準料金、上限リセット権は5時間枠か週次枠を戻す無料の特典と並べたカバー画像

Claudeで最近目にする3つは、名前が似ていても費用の出どころが違います。クラウドセッション用クレジット(以下、クラウドクレジット)は、Anthropicが既存のPro・Max契約者に一度だけ配る試用分で、Proは$100、Maxは$250。クラウドセッションにしか使えません。使用クレジット(usage credits)は、プランに含まれる利用枠を使い切った後もAPI標準料金で作業を続けるために、自分で前払いする有料の残高です。上限リセット権(limit reset)は、5時間枠か週次枠のどちらか一方をその場で満タンに戻す無料の特典で、お金は動きません。

迷ったら、無料のものを先に、期限の近いものから使い、使用クレジットは最後に回します。クラウドクレジットの受け取りは2026年10月7日までで、GitHub連携が必要です。リセット権の種類と期限、使用クレジットのオン/オフと月間上限は「Settings > Usage」で確認できます。日本で2026年9月10日以降に購入した使用クレジットは、購入から6か月で失効する点も覚えておいてください。

3つの違いを一覧で比べる

同じ「クレジット」でも、クラウドクレジットは無料の試用分、使用クレジットは自分で支払う前払いの残高です。「リセット」も、5時間ごとに自動で戻る通常のリセットと、自分でボタンを押して使う上限リセット権は別物です。下の表はこの区別を前提にしています。

比べる点クラウドクレジット使用クレジット(usage credits)上限リセット権(limit reset)
費用の出どころAnthropicの試用特典(無料)自分の支払い方法で前払い無料の特典
何を補うかクラウドセッションの利用分。プランの利用上限とは別枠プランの利用枠を超えた分を、API標準料金で支払う5時間枠か週次枠のどちらか一方を満タンに戻す
使える場所クラウドセッションのみClaudeの会話とClaude Code(ターミナル)アカウント全体(ボタンはWeb版とClaude Desktopのみ)
対象既存のPro・Max契約者、1アカウント1回Pro、Max 5x、Max 20x(TeamとEnterpriseは管理者が設定)対象プランのうち、カードが表示されたアカウント
入手・有効化公式リンクか/claim-creditで受け取り、クラウドセッション開始時に自動適用Settings > Usageで有効化し、「Add funds」で購入Settings > Usageの「Reset for free」
期限受け取りは2026年10月7日まで。受け取り後の有効期限は公開されていない多くの地域では失効しない。日本では2026年9月10日以降の購入分が購入から6か月で失効カードごとに異なり、Settings > Usageに表示
できないことクラウドセッション以外での利用、2回目の受け取り、APIキーやBedrockなど経由での利用5時間枠のリセット時刻を早めること、Console APIの支払い取り消し、支払い済みの追加利用の返金、使用クレジット残高の変更

クラウドクレジット、使用クレジット、上限リセット権を費用の出どころ、何を補うか、使える場所、期限の4点で並べた比較図

3つとも、Claudeのサブスクリプションにひも付く仕組みです。Claude Console(API)の課金はサブスクリプションとは別で、どれを使ってもAPIのクレジットが増えたり、APIのレート制限が戻ったりはしません。Claudeの契約とAPI課金の違い

クラウドクレジット:クラウドセッションを試すための一回限りの枠

クラウドセッションは、Anthropicが管理するクラウド上でClaude Codeのセッションを動かす機能です。ノートPCを閉じても作業が続きます。claude.ai/code、ClaudeアプリのCodeタブ、Claude Desktopの「Cloud」、ターミナルのclaude --cloudから始められます。以前は「Claude Code on the web」という名前のリサーチプレビューでしたが、米国時間2026年9月23日に正式提供になりました。対象はPro、Max、Teamと、プレミアム席またはChat + Claude Code席のEnterpriseです。Anthropicのブログクラウドセッションのドキュメント

正式提供と同時に、Anthropicの開発者向け公式アカウントClaudeDevsが次の内容を告知しました。告知1告知2告知3

  • 既存の契約者は、クラウドセッションを試すための一回限りのクレジットを受け取れます。Proは$100、Maxは$250です。
  • このクレジットは利用上限とは別で、クラウドセッションを始めると自動的に適用されます。
  • ローカルで上限に達しても、クレジットが尽きるまでクラウドで作業を続けられます。
  • 1アカウントにつき1回、クラウドセッション専用です。
  • 投稿内のリンクか、CLIで/claim-creditを実行して受け取ります。セッションを始めるにはGitHub連携が必要です。
  • 受け取り期限は10月7日で、規約が適用されます。

2026年9月24日時点では、ヘルプセンターにクラウドクレジットの記事はなく、Claude Codeの公式コマンド一覧にも/claim-creditは載っていません。CLIでコマンドが認識されない場合は、公式投稿のリンク(claude.ai/code/claim-credit/10)から受け取ります。10月7日がどのタイムゾーンの締め切りかは書かれていないため、受け取るなら数日前までに済ませておくと安全です。

クラウドセッションが有料になったわけではない

「クレジット」という言葉から、クラウドセッションが従量課金に変わったように受け取られがちですが、そうではありません。ドキュメントによると、クラウドセッションはアカウント内の他のClaude・Claude Codeの利用と同じ利用枠を共有し、クラウドのVMに別料金はかかりません。複数のタスクを並列で走らせると、その分だけ枠の減りも速くなります。クラウドクレジットは、この通常の仕組みに上乗せされた試用分と考えると分かりやすいでしょう。クラウドセッションの制限事項

使えない環境

クラウドセッションはclaude.aiアカウントでのログインが前提です。Claude CodeをAPIキーで認証している場合や、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryといった外部プロバイダー経由で使っている場合は、--cloud--teleportも使えません。リポジトリのクローンとプルリクエストの作成にはGitHubが必要です(GitLabやBitbucketのリポジトリはCCR_FORCE_BUNDLE=1でまとめて送れますが、結果を元のリモートへpushはできません)。Zero Data Retentionを有効にしている組織は、クラウドセッションの機能を使えません。

claude --cloudは、手元の作業ツリーではなくGitHub上の現在のブランチをクローンします。ローカルで5時間枠に達したタスクをクラウドへ移すなら、先にコミットしてpushしておきます。

公開情報では分からないこと

次の点は、公式の投稿にもドキュメントにも記載がありません。推測で判断せず、受け取りページの規約とアカウントの表示で確かめてください。

  • クラウドセッションの中で、プランの利用枠とクラウドクレジットのどちらが先に減るのか
  • 受け取った後のクレジットに有効期限があるか
  • TeamとEnterpriseが対象になるか(投稿で名前が挙がっているのはProとMaxだけです)
  • 告知後に新しく契約した人が対象になるか
  • クレジットを使い切った後のクラウドセッションで、使用クレジットがオンなら使用クレジットから引かれるのか

1つ目は自分で確かめられます。受け取った後に短いクラウドタスクを1つ動かし、Settings > UsageかClaude Codeの/usageで、5時間枠のバーが動いたかを見ます。バーが動かなければクレジット側から、動いていればプランの枠からも消費されていると読み取れます。

使用クレジット:プランの上限を超えた分を自分で払う

使用クレジットは、Pro、Max 5x、Max 20xで、プランに含まれる利用上限に達した後もAPI標準料金で作業を続けるための仕組みです。サブスクリプション料金とは別に請求されます。有効にする手順は次のとおりです。Claude Help Center:使用クレジットの管理

  1. Settings > Usageを開き、Usage creditsの項目で「Enable」を押します。
  2. 支払い方法を登録していなければ登録します。
  3. 「Adjust limit」で月間の支出上限を決めます(「Set to unlimited」で上限なしにもできます)。
  4. 「Add funds」で金額を入力し、「Purchase」で前払いします。

残高が指定額を下回ったときに自動で購入する自動チャージ(auto-reload)も設定できます。1日に使える額には$2000の上限(daily redemption limit)があります。ClaudeのモバイルアプリからApp StoreやGoogle Play経由で契約している場合も、設定と購入はWeb版で行います。

上限に近づいたときと達したときには通知が出て、使用クレジットで続けるかどうかを確認されます。使用クレジットを使っても、5時間枠が5時間ごとにリセットされるタイミングは変わりません。会話とClaude Codeのターミナル利用は同じ上限に数えられ、使用クレジットはどちらにも使えます。

日本では購入から6か月で失効する

ヘルプセンターによると、使用クレジットは多くの場合失効しません。ただし日本など一部の法域では、2026年9月10日以降に購入した分が購入から6か月で失効します。失効の7日前にメールが届き、各購入分の失効日はSettings > Usageで確認できます。

日本の契約者にとっては、まとめて多めに前払いするほど使い残しのリスクが増えるということです。必要な額だけを少しずつ購入し、自動チャージを使うなら、しきい値と1回の購入額を小さめに設定しておくのが無難です。

Claude Codeで確認するコマンド

claude.aiのサブスクリプションでログインしているClaude Codeでは、次のコマンドが使えます。APIキー認証では/usage-creditsは使えません。Claude Codeのコスト管理

コマンドできること
/usage-creditsProとMaxでは、ブラウザでSettings > Usageを開きます。使用クレジットのオン/オフ、残高、今月の支出、月間上限を確認できます
/usageプランの利用枠のバーを表示します。使用クレジットがオンの間は、使用クレジットの行も表示されます
/rate-limit-optionsclaude.aiの上限で止まったときの選択肢を表示します。リセットを待って自動で再開する(v2.1.234以降)、使用クレジットを追加する、プランを上げる、のいずれかを選べます

休憩後の費用が増えやすい理由

サブスクリプションで使っている間、Claude Codeのプロンプトキャッシュは1時間保持されます。使用クレジットから支払っている間は、TTLを自分で指定していなければ保持時間が5分に縮みます。キャッシュが切れた後の最初のメッセージでは会話全体を処理し直すため、使用クレジットで作業しているときに5分以上手を止めると、再開直後の1回が高くつきやすくなります。

使用クレジットでいくらかかるかの目安や、Maxに上げた方が得になる境目は、Claude 追加利用の料金:クレジット、Max、Claude Code の見極めで計算しています。

上限リセット権:5時間枠か週次枠を一度だけ満タンに戻す

上限リセット権は、対象プランにときどき配られる無料の特典です。表示されたカードの種類に応じて、5時間のセッション上限か週次の利用上限のどちらか一方が、使った時点で満タンに戻ります。Opus 5.5の発表では、サブスクリプションの利用者にリセット権を配り、取っておいて好きなときに使えると案内されました。Claude Help Center:上限リセット権Anthropicの発表

使う前に知っておきたい条件は次のとおりです。

  • 週次の上限は、リセット権を使っても通常の曜日・時刻にリセットされます。
  • 上限に達する前でも使えますが、使った後に取り消すことはできません。
  • 期限があるカードは、Settings > Usageに失効日時が表示されます。使わずに期限を過ぎると失効します。
  • すでに請求された追加利用は返金されず、使用クレジットの残高も変わりません。
  • 使う前にダウングレードまたは解約すると、使えなくなります。

使うときは、Web版かClaude DesktopでSettings > Usageを開き、Resetsの項目で「Reset for free」を押して、確認画面でもう一度「Reset for free」を押します。上限に達したときのメッセージにも同じボタンが出ます。ClaudeのモバイルアプリとClaude Code(ターミナル・IDE)にはこのボタンがなく、リセット権を使うコマンドも公式のコマンド一覧にはありません。ただし利用上限はアカウント全体で共通なので、ブラウザでリセットすればClaude Codeの枠も満タンに戻ります。

使うタイミングの考え方

リセット権は一度きりで取り消せないため、戻る量が最も大きいときに使うほど得です。5時間枠のカードなら、作業が止まっていて次の自動リセットまで時間があるときに使います。リセットまで間もないなら、待つだけで同じ状態になります。週次枠のカードなら、週次のバーが高く、通常のリセットまで数日あるときが使いどころです。通常の週次リセットの直前に使うと、待っていれば自然に戻った分にカードを使ってしまいます。Opus 5.5の料金とあわせた整理はClaude Opus 5.5の料金と上限リセット権:API単価、使える枠、確認手順にまとめています。

状況別:どれを先に使い、どれに手を出さないか

基本の順番は「無料で期限が近いもの → 無料のもの → 待つ → 使用クレジット」です。使用クレジットは唯一お金がかかる選択肢なので、無料の分が残っているうちは買わないようにします。

5時間枠や週次枠に達したとき、クラウドに作業を任せたいとき、Team・Enterprise、APIキー利用のそれぞれで先に検討するものを示した図

状況先に検討するもの注意点
ローカルのClaude Codeで5時間枠に達した5時間枠のリセット権(次の自動リセットまで長い場合)。またはタスクをpushしてクラウドセッションへ移し、クラウドクレジットで続ける自動リセットが近ければ/rate-limit-optionsで待って自動再開。使用クレジットはこれらが使えないときだけ
週次の上限に達した週次枠のリセット権公式投稿は「ローカルで上限に達しても、クレジットが尽きるまでクラウドで続けられる」とし、5時間枠と週次枠を区別していません。クラウドで実際に動くかは小さなタスクで確かめます
長い作業をクラウドに任せて放置したいクラウドクレジット2026年10月7日までに受け取りが必要。並列で動かすと枠の減りも速くなります
Team・Enterpriseで使っている組織の管理者に確認クラウドクレジットの告知で名前が挙がっているのはProとMaxのみ。使用クレジットは管理者が設定し、請求権限がないメンバーの/usage-creditsは管理者へのリクエストになります
APIキーやBedrockなどでClaude Codeを使っている3つとも対象外クラウドセッションはclaude.aiへのログインが必要で、API利用はConsoleで別に課金されます

ProとMaxのどちらを契約するか、Claude CodeをAPIキーとサブスクリプションのどちらで動かすかという、より大きな判断は次の記事で扱っています。

使用クレジットを買う前のチェックリスト

使用クレジットの「Purchase」を押す前に、次の順に確認します。

  1. Settings > UsageのResetsに、未使用のリセット権がないか。ある場合は、5時間枠用か週次枠用か、いつ失効するか。
  2. クラウドクレジットを受け取ったか。まだなら、10月7日までに受け取るか決め、GitHubを連携しておく。
  3. 止まっているタスクは、GitHubにpushしてクラウドセッションへ移せるか。
  4. 次の自動リセットまでの時間。短ければ/rate-limit-optionsで待って自動再開する。
  5. 使用クレジットの月間上限と自動チャージの設定。日本での購入分は6か月で失効するため、購入額は必要な分だけにする。
  6. Claude Codeの/usageで、プランの利用枠と使用クレジットの行を分けて確認する。

よくある疑問

クラウドセッションは有料になったのですか?

なっていません。クラウドセッションは、アカウント内の他の利用と同じ利用枠の中で動き、クラウドのVMに別料金はかかりません。クラウドクレジットは、その上に一度だけ配られる試用分です。

上限リセット権を使うと、使用クレジットは戻ってきますか?

戻りません。リセット権が戻すのはプランの利用枠だけで、すでに請求された追加利用は返金されず、使用クレジットの残高も変わりません。使用クレジットで作業している最中にリセット権があると気づいたら、先にリセット権を使えば、その後は再びプランの枠で作業できます。

上限に達する前に使用クレジットが減ることはありますか?

ヘルプセンターの説明では、使用クレジットが使われるのはプランの利用上限に達した後で、上限に近づいたときと達したときに通知と確認が出ます。上限前に減っているように見える場合は、Settings > Usageかターミナルの/usageで、プランの利用枠と使用クレジットの消費がどう表示されているかを確認してください。どちらの画面も両者を分けて表示します。

クラウドクレジットを受け取らないと損をしますか?

受け取らなくても、プランや使用クレジットに不利益が出るという記載はありません。ただし受け取りは2026年10月7日までで、1アカウント1回です。クラウドで長い作業を回す予定が少しでもあるなら、期限内に受け取っておけば、ローカルで上限に達したときもクラウドで作業を続けるという選択肢が残ります。

さらに読む: Claude Code