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Claude CodeのAPIキーとサブスク課金:どちらが優先されるかと戻し方

ANTHROPIC_API_KEYがあると、Claude Codeは対話モードで承認後、-pでは常にAPI課金です。/statusで確認し、unsetでサブスクに戻せます。

LaoZhang AI Team公開更新 35 分で読めます
目次
Claude Codeのサブスク経路とAPI課金経路

Claude ProやMaxでClaude Codeを使っていても、環境にANTHROPIC_API_KEYが設定されていると、請求先がClaude ConsoleのAPI従量課金に切り替わることがあります。Claude Codeの公式ドキュメント(2026年10月10日時点)では、対話モードで起動すると最初に一度だけ「このキーを使うか」を尋ねられ、承認するとその選択が記憶されてAPIキーが優先されます。claude -pによる非対話実行では、キーがあれば確認なしで常にAPIキーが使われます。

どちらで動いているかは/statusで確かめられます。サブスクのログインとAPIキーの両方があるとき、/statusは使われていない方の認証情報に印を付けます。サブスクに戻すには、unset ANTHROPIC_API_KEYでキーを外すか、/configの「Use custom API key」をオフにします。このトグルが効くのは対話モードだけで、-pの実行ではキーを外す必要があります。

使い分けの基本は3つです。人がターミナルやVS Codeで対話的に使うならサブスクのログイン、自分のスクリプトやCIでプランの枠を使うならclaude setup-tokenで発行するトークン、他人に提供する製品やサービスに組み込むならAPIキーです。

状況請求先最初に見るもの
Pro・Maxで/loginして対話的に使うプランの利用枠/statusと/usage
ANTHROPIC_API_KEYを一度承認した、または-pで実行したClaude ConsoleのAPI従量課金/statusとConsoleのUsage
プラン枠を使い切り、追加利用(usage credits)を有効にした標準API料金で別請求claude.aiのSettings > Usage
Max・Teamの月次APIクレジットを受け取ったConsole側のAPI利用だけに充当Consoleの残高と組織の連携

コマンド名と表示内容は、Claude Codeの公式ドキュメントとClaudeヘルプセンターの記載(2026年10月10日時点)に沿っています。表示はバージョンによって変わることがあります。

まず有効なルートを確認する

Claude Codeは、複数の認証情報が同時にあると、公式ドキュメントが定めた順番で1つだけを選びます。上にあるものほど優先され、サブスクのログインは最後の7番目です。つまり、上の6つのどれかが設定されていれば、ProやMaxに入っていてもサブスクは使われません。

優先順位設定されているもの請求先切り替え方
1CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK、CLAUDE_CODE_USE_VERTEX、CLAUDE_CODE_USE_FOUNDRYAmazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryの各クラウド請求変数を外す
2ANTHROPIC_AUTH_TOKENLLMゲートウェイやプロキシ側の契約変数を外す
3ANTHROPIC_API_KEYClaude ConsoleのAPI従量課金。対話モードは承認後、-pは常にunsetするか、/configの「Use custom API key」をオフ
4apiKeyHelper(キーを返すスクリプト)スクリプトが返したキーの契約先設定からapiKeyHelperを外す
5CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN(claude setup-tokenで発行)Claudeサブスク(Pro・Max・Team・Enterprise)変数を外す
6Anthropicのプロファイル・フェデレーション認証組織の設定による組織の管理者に確認
7/loginによるサブスクのOAuthログインClaudeサブスク/logoutして/loginし直す

セッションの中では/status、シェルやCIからはclaude auth statusで確かめられます。CLIリファレンスによると、claude auth statusは認証状態をJSONで返し、authMethod欄はnone、claude.ai、oauth_token、api_key、api_key_helper、third_partyのいずれかです。--textを付けると読みやすい表示になり、ログインしていなければ終了コード1を返すので、CIの最初のステップにも置けます。

例外が2つあります。Web上のクラウドセッションは常にサブスクの認証情報を使い、クラウド環境にANTHROPIC_API_KEYやANTHROPIC_AUTH_TOKENを置いてもサブスクは上書きされません。Claude Desktopもこれらの環境変数を読みません。一方、VS Code拡張機能、Agent SDK、GitHub ActionsはCLIを包んで動くため、CLIと同じ環境変数と優先順位が当てはまります。

サブスクがあるのにAPI課金になる理由

一番多い原因は、.zshrc、.bashrc、プロジェクトの.env、devcontainer、CIのsecretなどにANTHROPIC_API_KEYが残っていることです。以前ほかのツールのために設定したキーがそのまま読み込まれ、Claude Codeの請求がConsole側に流れます。

ここで見落としやすいのが承認の仕組みです。対話モードで聞かれるのは最初の一度だけで、そこで承認すると選択が記憶されます。何か月も前に一度「はい」と答えていれば、その後のセッションは何も聞かれずにAPIキーで動きます。キーを承認するとログインの案内も省かれるため、サブスクでログインしたつもりで実際は一度もログインしていない、ということも起こります。

claude -pはさらに単純で、キーがあれば承認なしで常に使われます。スクリプト、cron、CI、Agent SDK経由の実行が「対話では問題ないのに、自動実行だけAPI課金になる」原因はたいていここです。

ほかにも請求先がずれる経路があります。

  • claude auth login --consoleでサインインすると、サブスクではなくConsoleのAPI従量課金になります
  • ANTHROPIC_API_KEYが無効化・期限切れの組織のキーだと、課金ではなく認証エラーとして表に出ることがあります
  • ProでFableモデルを選ぶと、ヘルプセンターによればFableはProの利用枠に含まれず、最初のリクエストから追加利用(usage credits)で請求されます。これはAPIキーではなくサブスク側の別請求です

手元での確認は次の順番が短く済みます。キーの値そのものは画面に出さないようにします。

bash
# 変数が設定されているかだけを表示する(値は出さないシェルの書き方)
echo ${ANTHROPIC_API_KEY:+set}

# Claude Code CLIの認証方式を表示する
claude auth status --text

対話セッションの中では/statusを開き、使われていない側に印が付いているかを見ます。/statusがサブスクを示していればプランの利用枠を、APIキーを示していればConsoleのUsageを見る、という順で原因を絞ります。

/status、/usage、/cost、Consoleの役割

認証・利用量・請求の確認先

認証経路は/status、サブスクの利用枠は/usage、APIの実使用と請求はConsoleで確認します。

4つの画面は、見ている対象がそれぞれ違います。どれか1つの数字を請求額として読まないことが大切です。

/statusは認証の確認用です。Claude Codeのバージョン、アカウント、モデルが表示され、ログインとAPIキーの両方があるときは使われていない側に印が付きます。請求先を決める最初の手がかりはここです。

/usageは、サブスクでログインしていればプランの利用枠(5時間のセッションと週の上限)のバーと、何が枠を消費しているかの内訳を表示します。追加利用を有効にしていれば、今月の利用額と月の上限も1行で出ます。内訳の数字はこのPCのローカル履歴から計算した概算で、ほかの端末やclaude.aiでの利用は含まれません。

/costで見ていたセッションのドル表示は、2026年10月10日時点の公式ドキュメントでは/usageの「Session」ブロックとして説明されています。トークン数に定価を掛けて手元で計算した見積もりで、ドキュメントは「APIユーザー向け」と明記し、ProやMaxの加入者にとってこの金額は請求とは関係ないとしています。APIルートで動かしている場合も、正式な請求はConsoleのUsageページで確かめるよう案内されています。

ConsoleのUsageとBillingは、APIキーで動いたClaude Codeの請求台帳です。Consoleアカウントで初めてClaude Codeを認証すると「Claude Code」というワークスペースが自動で作られ、費用がそこに集まります。claude.aiのSettings > Usageは、サブスク側の追加利用の残高、今月の利用額、月の上限を管理する場所です。VS Code拡張機能では/usageで「Account & usage」画面が開き、サブスクならプランのバー、APIキーならセッションの費用とトークン数が表示されます。

APIキーを使うべき場面:用途別の請求先

APIキーは上級者向けの設定ではなく、作業がAPIとして運用されるときの認証です。用途ごとの選び方を表にまとめます。

用途向いている認証請求先注意点
ターミナルでの対話的な開発/loginでサブスクプランの利用枠、超過分は追加利用ANTHROPIC_API_KEYを承認しない
VS Code拡張機能初回のサインイン画面でClaudeアカウント同上シェルの環境変数はcode .で起動したときに引き継がれる
自分用のスクリプトやCIでclaude -pclaude setup-tokenのCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN、またはAPIキーサブスク、またはConsole両方あると優先順位でANTHROPIC_API_KEYが勝つ
他人に提供する製品やサービス(Agent SDKを含む)ConsoleのAPIキー、または対応クラウドConsoleのAPI従量課金かクラウド請求利用規約上、サブスクのログインは使えない
Max・Teamの月次APIクレジットを使う連携したConsole組織のAPIキー月次APIクレジット、超過分はAPI従量対話的なClaude Codeには充当されない

claude setup-tokenは、サブスクにひも付いた1年間有効のOAuthトークンを発行します。ドキュメントによると、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが必要で、トークンはどこにも保存されないため、表示された値をCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENに設定します。モデルへのリクエスト専用で、--bareモードでは読まれません。CIで使う場合、同じ環境にANTHROPIC_API_KEYも入っていると3番目のAPIキーが5番目のこのトークンより優先されるので、どちらか一方だけを置きます。

製品やサービスに組み込む場合は話が変わります。Claude Codeの法務・コンプライアンスのページは、サブスクのOAuth認証を「Claude Codeやその他のAnthropic純正アプリの通常の利用」のためのものとし、Agent SDKを使うものも含めて製品やサービスを作る開発者はConsoleか対応クラウドのAPIキーを使うよう定めています。第三者の開発者が自分のアプリにClaude.aiのログインを組み込むことや、利用者のリクエストをFree・Pro・Maxのプラン資格で中継することも認めていません。

プランの容量が足りないだけなら、APIへ移る前にClaude ProとMaxを比較 2026年版でMaxの損益分岐点を見るほうが先です。APIとClaude Codeの役割の違いはClaude APIとClaude Codeの違いと使い分け、キーやsettings.json、ゲートウェイの具体的な設定はClaude Code API 設定:キー、settings.json、モデル、ゲートウェイの確認手順にまとめています。

Usage creditsと価格の境界

サブスクの月額、サブスク超過分の追加利用、APIの従量課金は、それぞれ別の請求です。claude.comの料金ページ(2026年10月10日時点、税別)では、Proが月払い$20または年払い$200(月あたり$17)、Max 5xが月$100、Max 20xが月$200です。税は地域によって表示価格に含まれる場合と、決済時に加算される場合があります。

追加利用(ヘルプセンターでの名称は「usage credits」)は、Pro、Max 5x、Max 20xでプランの枠を使い切ったあとも作業を続けるための仕組みで、標準のAPI料金で別請求されます。claude.aiのSettings > Usageで有効にし、支払い方法と月の上限を設定します。チャットとClaude Codeのターミナル利用の両方に使えます。日本など一部の地域では、2026年9月10日以降に購入したusage creditsは購入から6か月で失効します。

まとめて前払いする「使用量バンドル」もあります。$45で$50分(10%引き)、$200で$250分(20%引き)、$700で$1,000分(30%引き)で、個人が割引価格で買えるのは月$2,000分までです。残高はClaude、Claude Code、Claudeアカウントを使うサードパーティ製品で共通です。費用の計算例はClaude 追加利用の料金:クレジット、Max、Claude Code の見極め、バンドルや年払いなどの安くする方法はClaude Codeの割引・キャンペーン:年払い・バンドル・クーポンで扱っています。

追加利用に入ると、キャッシュの持ち方も変わります。Claude Codeのコスト管理ドキュメントによると、プロンプトキャッシュの有効期間はサブスクの枠内では1時間ですが、usage creditsを消費している間は5分に縮みます。休憩後の最初のメッセージで会話全体を読み直すことが増えるため、同じ作業でも費用が膨らみやすくなります。

APIの定価(100万トークンあたり、入力/出力)は次のとおりです。usage creditsも同じ単価で計算されます。

モデル入力出力キャッシュ読み込み
Fable 5.1$10$50$0.25
Opus 5.5$4$20$0.20
Sonnet 5.5$2$10$0.10
Haiku 5.5(10万トークン以下)$0.10$0.50$0.01

1回のやり取りで入力20万トークン、出力2万トークンを使い、キャッシュが効かなかったと仮定すると、Opus 5.5は0.2×$4+0.02×$20=$1.20、Sonnet 5.5は$0.60、Fable 5.1は$3.00です。$20分のクレジットは、この大きさのOpus 5.5のやり取りなら16回ほどで尽きます。実際のトークン数は作業ごとに大きく変わります。参考として、Claude Codeのドキュメントは企業での導入平均を、開発者1人あたりアクティブな1日で約$13、月$150〜250としています。

APIの利用枠や無料で始められるかを知りたい場合はClaude APIキーの購入方法:買うのはキーではなく利用クレジット、プランごとの5時間・週の上限はClaudeの使用制限プラン別一覧:5時間・週次上限と3種類のクレジットが参考になります。

Maxの月次APIクレジット:対話型Claude Codeには使えない

2026年10月7日から、MaxとTeamには毎月のAPIクレジットが付くようになりました。金額はMax 5xが$100、Max 20xが$200、Teamが1席あたりStandard $20・Premium $100(組織で合算し、上限は月$500)です。Free、Pro、Enterpriseは対象外です。

受け取るには、加入から7日たったあとでClaude Consoleの組織を1つ連携します。充当先はClaude API、Managed Agents、Agent SDK、Consoleのplaygroundで、サイクルごとに更新され、余りは繰り越されません。

注意したいのは、このクレジットが対話的なClaude Codeにも追加利用(usage credits)にも使えないことです。claude -pやAgent SDKの実行に充てたい場合は、連携したConsole組織で発行したAPIキーで動かす必要があります。サブスクでログインした対話セッションは、これまでどおりプランの利用枠を消費します。

OpenClawなど他社ツールとサブスク:規約とヘルプの境界

サードパーティのツールからサブスクの枠を使えるかについては、公式の説明どうしと報道の間に食い違いがあり、一つのルールで言い切れません。

  • ヘルプセンター(2026年10月7日更新)は、Agent SDK、claude -p、サードパーティのアプリで引き続きサブスクの利用枠を使えると説明しています。6月15日に予告されていたAgent SDKまわりの変更は見送られ、「何も変わっていない」とされています
  • 一方、Claude Codeの法務・コンプライアンスのページは、第三者の開発者が利用者のリクエストをFree・Pro・Maxのプラン資格で中継することを認めていません。ProとMaxの公表上限も、Claude CodeとAgent SDKの「通常の個人利用」を前提にしています
  • 2026年4月4日ごろの海外報道では、OpenClawのようなツールがサブスクの枠から外れ、従量課金・バンドル・APIキーの側に移ったと伝えられ、その後一部が戻ったとする報告もあります。Qiitaの2026年7月28日の記事も、OpenClaw、OpenCode、Clineがサブスクの対象外になったと紹介しています

実務では、使うツール自身のドキュメントで、Claudeアカウントのログインに対応しているか、APIキーを求めているかを確かめます。ログインで動かした場合は、claude.aiのSettings > Usageで、どの枠やバンドルから引かれているかを数日分見ておくと安心です。

サブスクログインに戻す手順

APIキーを解除してサブスクログインへ戻す手順

APIキー本体を表示せずに設定を確認し、必要な経路を解除してから認証状態を確認します。/configの切替はclaude -pには適用されません。

サブスクで使うつもりなのにAPIの請求が出ている場合、公式ドキュメントに沿った戻し方は次のとおりです。

  1. セッションで/statusを開き、APIキー側が使われているかを確かめます
  2. 現在のシェルからキーを外します(unset ANTHROPIC_API_KEY)。キーをほかのツールのために残したい場合は、対話モードに限り/configの「Use custom API key」をオフにする方法もあります。このトグルはANTHROPIC_API_KEYが設定されている間だけ表示され、-pの実行には効きません
  3. 一度もサブスクでログインしていない、または別アカウントになっている場合は、セッション内で/logoutのあと/loginを実行し、Claudeアカウントでサインインし直します。シェルからはclaude auth logoutとclaude auth loginが使えます。--consoleは付けません
  4. Claude Codeを起動し直し、/statusでサブスク側が使われていることを確かめます
bash
unset ANTHROPIC_API_KEY
claude auth logout
claude auth login
claude auth status --text

unsetはConsole上のAPIキーを削除するものではなく、今のシェルからClaude Codeにキーを渡さなくするだけです。新しいターミナルを開くたびにキーが戻るなら、.zshrcや.bashrc、プロジェクトの.env、devcontainer、CIのsecret、IDEの起動スクリプトのどこかに残っています。VS Code拡張機能のenvironmentVariables設定に入っていることもあります。

VS Codeでは、拡張機能のメニューのSettingsにある「Sign out」か/logoutでログアウトでき、次に開くとサインイン画面が出ます。VS Codeはcode .でターミナルから起動するとシェルの環境変数を引き継ぐので、キーを入れたシェルから起動するとAPIキー側で動きます。拡張機能でのアカウントの確かめ方はVS Code で Claude Code のアカウントを確認する方法も参考になります。

仕事用と個人用など複数のアカウントを使い分けるなら、ドキュメントにあるとおりアカウントごとにCLAUDE_CONFIG_DIRで設定ディレクトリを分けます。認証情報はmacOSではキーチェーン、LinuxとWindowsではホームディレクトリの.claude/.credentials.jsonに保存されます。

混同しやすい3つ:Pro・MaxとAPIキー、2種類のクレジット

1つ目は、ProやMaxでClaude CodeにログインできることとAPIが使えることは別だという点です。ヘルプセンターは、有料のサブスクとClaude APIは別々に請求されると説明しています。Proには月次APIクレジットも付かないので、APIを呼ぶにはConsoleでキーを作り、前払いのクレジットを入れる必要があります。

2つ目は「クレジット」という言葉です。サブスクの枠を超えたあとの追加利用(usage credits)、ConsoleのAPIクレジット、Max・Teamの月次APIクレジットは、充当先がすべて違います。追加利用はチャットとClaude Codeに使え、月次APIクレジットはAPIとAgent SDKに使えますが、互いに流用はできません。期限付きで配られたクラウドセッション用のクレジットとの違いはClaudeクラウドクレジット・使用クレジット・リセット権の違いで整理しています。

3つ目は、/usageのドル表示を請求額として読まないことです。見積もりとしては役に立ちますが、サブスクの利用、追加利用、APIの請求はそれぞれ確認先が違います。なお、本物のAPIキーをチケット、チャット、スクリーンショットに貼る必要はありません。原因の切り分けに要るのは、変数があるかどうかと/statusの表示だけです。

チームで決めておく運用ルール

個人なら、作業の前に/statusを見る習慣だけでも十分です。チームでは、どの用途をどの請求先に載せるかを先に書いておくと、請求を見たときの議論が短くなります。たとえば次のような分け方です。

  • 開発者の対話的な作業は、TeamやEnterpriseの席でログインして使う
  • CI、定期実行、サーバー側のエージェントは、ConsoleのAPIキーで動かし、Consoleのワークスペースで予算を管理する
  • 席の枠を超えた分は、管理者が組織、グループ、メンバーの単位で追加利用の上限を決めて有効にする
  • Teamの月次APIクレジットは、連携したConsole組織のAPIキーで動く処理に回す

TeamとEnterpriseの席では、Claude Codeの利用はチャットやCoworkと共有の席ごとの枠から引かれ、管理はConsoleではなくclaude.aiの管理画面で行います。APIキーで動くClaude CodeはConsoleのワークスペース単位で上限を設定でき、メンバーごとの費用はConsoleのダッシュボードで見られます。同じ組織でサインイン方法が混ざっていても、各開発者はサインインに使った方式で計量されます。

請求を調べるときに共有してよいのは、/statusやclaude auth statusの認証方式、同じシェルにANTHROPIC_API_KEYがあるかどうか、Settings > Usageの追加利用の額、Console Usageのワークスペースと期間です。APIキーそのもの、.envの全文、請求画面の全体、関係のないプロジェクト名は共有しません。

最後に、Maxに上げる判断、APIに移す判断、追加利用を有効にする判断は分けて考えます。Maxは対話的な作業が止まる回数を減らすため、APIキーは自動化と費用の付け替えのため、追加利用は今の枠を超えても続けるための選択です。3つを「もっと使いたい」の一言でまとめると、必要な対策と請求先がずれます。

公式情報の出典(2026年10月10日時点)

優先順位、承認の動き、/status、setup-token、クラウドセッションの扱いはClaude Codeの認証ドキュメント、サブスクのOAuthを使ってよい範囲はClaude Codeの法務・コンプライアンスのページに書かれています。/usageの見方、キャッシュの有効期間、企業での平均費用はClaude Codeのコスト管理ドキュメント、claude authのサブコマンドはClaude CodeのCLIリファレンス、VS Codeのサインインと「Account & usage」画面はClaude CodeのVS Code拡張機能ドキュメントが出典です。

料金はClaudeの料金ページ、追加利用はClaudeヘルプセンターのusage creditsの記事、バンドルはClaudeヘルプセンターの使用量バンドルの記事、Agent SDKとclaude -pのサブスク利用、月次APIクレジットの更新はClaudeヘルプセンターのAgent SDK利用に関する記事によります。

よくある質問

Claude CodeにAPIキーは必要ですか?

対話的に使うだけなら不要です。Pro、Max、Team、EnterpriseのClaudeアカウントで/loginすれば、プランの利用枠で動きます。APIキーが要るのは、他人に提供する製品やサービスへの組み込み、Consoleで費用を管理したい自動化、Max・Teamの月次APIクレジットを使う処理などです。

Claude ProにAPIキーは付いてきますか?

付いてきません。サブスクとClaude APIは別々に請求され、ProはMax・Teamの月次APIクレジットの対象でもありません。APIを使うにはClaude Consoleでキーを作り、クレジットを入れる必要があります。

ProやMaxがあるのにAPI課金が出るのはなぜですか?

ほとんどは環境にANTHROPIC_API_KEYが残っているためです。対話モードで一度承認すると以後は聞かれずにAPIキーが使われ、claude -pではキーがあれば常に使われます。/statusかclaude auth status --textで使用中の認証を確かめてください。

Usage creditsはサブスクの残高ですか?

いいえ。プランの枠を使い切ったあとも続けるための追加の有料利用で、標準のAPI料金で別請求されます。Max・Teamの月次APIクレジットはここには充当されません。

Maxへ上げる代わりにAPIを使うべきですか?

作業がCI、SDK、サーバー側のエージェントのようなAPI型なら検討する価値があります。対話的な作業で上限に当たるのが悩みなら、まずClaude Code トークン使用量確認・監査:5時間・週間制限と減らし方で何が枠を消費しているかを確かめ、Pro・Maxの比較に進むほうが確実です。

/costはサブスク料金を示していますか?

いいえ。セッションのドル表示は、現在のドキュメントでは/usageの「Session」ブロックとして説明されている、定価ベースの見積もりです。ProやMaxの加入者には請求上の意味がなく、サブスクは/usageの利用枠のバー、APIの請求はConsoleのUsageで確かめます。

VS CodeのClaude Codeでログインするには?

拡張機能のパネルを初めて開くとサインイン画面が出るので、「Sign in」を押してブラウザで認可します。Pro・Max・Team・EnterpriseのアカウントかConsoleアカウントが使え、APIキーは不要です。シェルにANTHROPIC_API_KEYがあるのにサインイン画面が出る場合は、VS Codeが環境変数を引き継いでいないためで、ターミナルからcode .で起動すると引き継がれます。

Claude CodeがAPIキーを使わないようにするには?

unset ANTHROPIC_API_KEYでキーを外し、必要なら/logoutと/loginでClaudeアカウントにサインインし直してから、/statusで確かめます。キーを残したまま対話モードだけサブスクにしたい場合は、/configの「Use custom API key」をオフにします。-pの実行にはこのトグルは効きません。

「API Error: 529 Overloaded」は課金ルートの問題ですか?

課金とは関係ありません。エラー文にあるとおりサーバー側の一時的な過負荷で、サブスクでもAPIキーでも起こります。再開のしかたはClaude Code API Error 500・529の対処:作業を重複させずに再開を参照してください。

参考資料9

本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月10日。

  1. 1.Claude Codeの認証ドキュメントcode.claude.com/docs/en/authentication
  2. 2.Claude Codeの法務・コンプライアンスのページcode.claude.com/docs/en/legal-and-compliance
  3. 3.Claude Codeのコスト管理ドキュメントcode.claude.com/docs/en/costs
  4. 4.Claude CodeのCLIリファレンスcode.claude.com/docs/en/cli-reference
  5. 5.Claude CodeのVS Code拡張機能ドキュメントcode.claude.com/docs/en/vs-code
  6. 6.Claudeの料金ページclaude.com/pricing
  7. 7.Claudeヘルプセンターのusage creditsの記事support.claude.com/en/articles/12429409
  8. 8.Claudeヘルプセンターの使用量バンドルの記事support.claude.com/en/articles/14246112
  9. 9.ClaudeヘルプセンターのAgent SDK利用に関する記事support.claude.com/en/articles/15036540
さらに読む: Claude Code
Claude APIは自分のコードから呼ぶトークン従量課金、Claude CodeはPro/Maxに含まれファイルとシェルで作業するエージェントで、Claude CodeにAPI契約は不要、自社サービスはAPIキーかクラウドと示したカバー画像
Claude Code

Claude APIとClaude Codeの違いと使い分け

Claude CodeはPro/Maxで使え、APIは不要です。Max・Teamの毎月のAPIクレジットはAPIとAgent SDK用で、対話型Claude Codeは対象外です。

41 分