Nano Banana は、Gemini app、Search の AI Mode、Flow、NotebookLM、Workspace、Mixboard など、アカウントに権限がある Google のコンシューマー向け・製品内の入口では制限付きで無料利用できる場合があります。ただし、それは公式 Gemini API の画像出力が無料という意味ではありません。2026年6月22日に確認した Google の価格表では、gemini-3.1-flash-image、gemini-3-pro-image、gemini-2.5-flash-image の画像出力はいずれも有料行です。
Google AI Studio は、モデルテスト、プロジェクト作成、API key 管理に使う入口です。key は認証情報であり、無料の画像生成枠ではありません。Gemini Apps の利用制限も API 予算として扱うべきではありません。Google Help は、利用量が prompt の複雑さ、モデルや機能、チャットの長さによって変わると説明しています。
API で使うなら、まず Nano Banana 2 から始めるのが現実的です。反復コストを抑えやすいからです。画像内テキスト、図解、高精細な最終素材が必要な場合だけ Nano Banana Pro へ上げます。laozhang.ai などの gateway は、Google 公式価格を理解した後に、別契約の provider ルートとして比較します。
無料になる場所、有料になる場所
日本語の「無料 API」検索では、無料の UI、API key 作成、外部 provider の安いルートが混ざりやすいです。最初に route owner を分ける必要があります。
| ルート | 無料か | 用途 | 制限・請求の owner |
|---|---|---|---|
| Gemini app | 制限付き無料の場合あり | 手動生成、軽い編集、個人利用 | Google consumer account |
| AI Mode in Search | 提供地域では制限付き無料の場合あり | 検索文脈の画像支援 | Google Search product limits |
| Flow / NotebookLM / Workspace / Mixboard | アカウント権限次第 | 製品内ワークフロー | 製品プラン、地域、アカウント |
| Google AI Studio | セットアップとテスト | prompt 検証、project、API key | Google project、billing、rate limits |
| 公式 Gemini API | 画像出力は有料 | アプリ統合、ログ、retry、production | Google API pricing |
| Gateway/provider | provider 条件次第 | OpenAI 互換 API、残高管理、model switching | provider の価格・別名・制限 |

人が数枚試すだけなら consumer surface で足ります。アプリに組み込み、ログ、retry、課金、quota owner が必要なら API として扱います。
個人利用では、consumer surface は方向性を試す場所です。画像の雰囲気を見たい、既存画像を少し直したい、SNS 用に数案を作りたい、という用途なら十分な場合があります。ただし、同じ操作を何度も再現する、ユーザーごとに生成ログを残す、失敗時に自動 retry する、といった要件が出た時点で API として設計する必要があります。
開発チームは、prompt より先に route を固定した方が安全です。どの model ID を呼ぶのか、解像度はいくつか、1回のユーザー操作で何枚生成するのか、失敗時に何回 retry するのか、請求 owner は誰か。この5点が決まらないまま「無料か」を議論しても、実際の月額コストは見えません。
公式 Gemini API のモデル ID と価格
2026年6月22日に確認した Gemini API image generation docs では、Nano Banana 2 は gemini-3.1-flash-image、Nano Banana Pro は gemini-3-pro-image、旧 Nano Banana は gemini-2.5-flash-image です。
同日に確認した Gemini API pricing では、この3行に無料の画像出力 tier はありません。

| モデル | 公式 model ID | 無料画像出力 | Standard price | Batch/Flex price | 使う場面 |
|---|---|---|---|---|---|
| Nano Banana 2 | gemini-3.1-flash-image | 価格表にはなし | 0.5K $0.045、1K $0.067、2K $0.101、4K $0.151 | 0.5K $0.022、1K $0.034、2K $0.050、4K $0.076 | 反復、草案、大量生成 |
| Nano Banana Pro | gemini-3-pro-image | 価格表にはなし | 1K/2K $0.134、4K $0.24 | 1K/2K $0.067、4K $0.12 | テキスト入り画像、図解、最終素材 |
| Nano Banana | gemini-2.5-flash-image | 価格表にはなし | 1024 x 1024 まで $0.039/image | 利用前に現行価格表を確認 | 旧 workflow 互換 |
実装に進む場合は Nano Banana API guide、コスト設計は Nano Banana 2 API pricing guide を使います。
予算を見る時は、単価だけでは足りません。最低でも「1つの業務操作で何枚作るか」「各画像の model ID とサイズ」「失敗した時の retry 上限」を決めます。Nano Banana 2 は安い反復に強い一方、何度も失敗する prompt では総額が膨らみます。Nano Banana Pro は単価が高くても、1回で納品できるなら安くなる場合があります。
Batch や Flex の価格は、リアルタイム UI と同じ意味ではありません。ユーザーが待つ画面では latency、失敗時の表示、再実行コストが重要です。夜間にまとめて生成する処理なら batch 価格を検討できますが、即時応答の product flow とは別に計算してください。
AI Studio と API key の境界
AI Studio は開発者にとって重要ですが、無料 API ではありません。prompt を試し、project を作り、API key を発行する場所です。画像出力は Google project の billing、pricing row、rate limit、tier に従います。
Rate limits docs は project/tier ベースの制限を説明しています。consumer 側については Gemini Help の compute-based な説明を使う方が安全です。固定の「1日何枚」として書くと、アカウントや製品差を無視してしまいます。
実装前には、必ず実際の project と key で最小リクエストを投げてください。そこで返るエラーは重要です。billing が有効でない、model ID が違う、地域や tier の条件が違う、rate limit に当たる、という問題は UI の見た目だけでは分かりません。Gemini app で生成できることと、同じアカウントの API project が生成できることは別です。
| 危ない言い方 | 現在の安全な言い方 |
|---|---|
| Nano Banana には無料公式 API がある | consumer/product access は制限付き無料の場合があるが、公式 API 画像出力は有料 |
| API key があれば無料で生成できる | key は project 認証であり、生成枠ではない |
| free user の枚数は固定 | 制限は account/product ごとに変わる |
| provider price は Google 公式価格 | provider price は provider contract |
key と課金の違いは Nano Banana Pro API key free? で掘り下げています。
Nano Banana 2 と Pro の選び方
Nano Banana 2 は API の初期値です。prompt 反復、広告案、サムネイル、製品内の通常画像では、安い失敗コストが大きな利点になります。
Nano Banana Pro は、画像内テキスト、複雑な diagram、ブランド表現、4K や最終納品品質が必要なときの upgrade です。
実務では、Nano Banana 2 を探索層、Pro を納品層として分けると判断しやすくなります。探索層では、構図案、広告案、サムネイル候補、社内レビュー用の draft を大量に作ります。納品層では、読める文字、正しい図解、ブランド表現、クライアントに出せる質が必要です。前者は回数と速度、後者は失敗しない品質を優先します。

| タスク | まず試すモデル | Pro へ上げる条件 |
|---|---|---|
| ブログ・SNS 草案 | Nano Banana 2 | 画像内テキストが読めない |
| 商品 mockup / 広告 variant | Nano Banana 2 | 細部やブランド品質が足りない |
| infographic / diagram | Nano Banana Pro | レイアウトと文字が主な価値 |
| 最終素材 | Nano Banana Pro | 単価より品質が重要 |
詳しい比較は Nano Banana Pro vs Nano Banana 2、非 API の試用は Nano Banana 2 online free を参照してください。
Gateway/provider ルート
gateway は、OpenAI 互換 endpoint、残高管理、複数モデル切り替えなどの運用上の理由で役立つ場合があります。ただし Google 公式価格を定義するものではありません。
2026年6月22日に確認した laozhang.ai docs では、Nano Banana2 $0.055/image、Nano Banana Pro $0.09/image、旧 Nano Banana $0.025/image と記載されていました。これは provider-owned price です。production 前には価格、alias、coverage、failure billing、refund、minimum top-up、地域可用性を再確認してください。
provider を比較する時は、価格だけで決めないでください。model alias が Google の current model ID にどう対応するか、失敗リクエストが課金されるか、請求書やログを export できるか、残高管理や top-up に制限があるか、Google 側の model ID が変わった時に provider がどう追随するかを確認します。gateway は統合を楽にすることがありますが、サポート境界も1つ増やします。
その比較は cheap stable Nano Banana API の領域です。
チェックリスト
- route を先に決める: consumer UI、AI Studio、公式 API、provider。
- setup と output を分ける: API key は無料画像枠ではない。
- 新規 API は
gemini-3.1-flash-imageから始める。 - テキスト、diagram、final asset では Pro を検討する。
- 価格、model ID、limit、provider claim は公開日に再確認する。
FAQ
公式 Gemini API で Nano Banana 画像は無料生成できますか?
いいえ。2026年6月22日に確認した価格表では、Nano Banana 2、Nano Banana Pro、旧 Nano Banana の画像出力はいずれも有料です。
Nano Banana Pro は無料ユーザーでも使えますか?
一部の consumer/product surface では制限付きで使える場合があります。ただし gemini-3-pro-image の API output が無料という意味ではありません。
Google AI Studio は何のために使いますか?
prompt testing、project setup、API key 作成に使います。画像出力は billing、pricing、rate limits に従います。
現在の model ID は何ですか?
Nano Banana 2 は gemini-3.1-flash-image、Nano Banana Pro は gemini-3-pro-image、旧 Nano Banana は gemini-2.5-flash-image です。
laozhang.ai は安くなりますか?
provider 行によっては安く見える場合がありますが、Google 公式価格ではありません。provider contract として別に検証してください。
