メインコンテンツへスキップ

Seedance 2.0で「input image may contain a real person」が出る理由と正しい対処

A
9 分で読めますAI 動画生成

この400エラーは人物生成の全面禁止ではありません。通常画像が実在人物として判定された合図です。同じ画像を再送せず、信頼済み出力、プリセット人物、本人確認済みアセット、または停止へ切り替えます。

Seedance 2.0で「input image may contain a real person」が出る理由と正しい対処

Seedance 2.0で InputImageSensitiveContentDetected.PrivacyInformationThe request failed because the input image may contain a real person. が返った場合、意味は明確です。通常の画像入力が、保護対象となる実在人物の肖像を含む可能性があると判定され、生成前の検査で拒否されたということです。

これは「Seedanceでは人物を生成できない」という意味でも、画像内の人物が実在すると確定したという意味でもありません。同じ画像の自動再送やプロンプトの言い換えは止め、入力を次のいずれかへ振り分けます。

  • 特定の実在人物ではない架空キャラクターなら、通常経路を使う。ただし写実的な顔は誤検知されることがある。
  • 同じModelArkアカウントで生成した信頼済み出力なら、30日・無編集などの条件を確認する。
  • 特定の人物が不要なら、公式のプリセット人物を選ぶ。
  • 許諾済みの実在人物なら、利用可能な環境で本人確認済み人物アセットの経路へ移る。
  • 権利が不明、公人のなりすまし、欺瞞的・親密・中傷的な用途なら、その時点で停止する。

400 PrivacyInformationが示す範囲

BytePlus ModelArkの公式エラーコード表は、この応答をHTTP 400の BadRequest として定義しています。したがって、タイムアウトや混雑、ポーリング失敗とは切り分ける必要があります。パラメータを同じまま再送しても、入力の信頼状態や本人確認は変わりません。

ここで重要なのは、エラーメッセージが may contain と表現している点です。これは分類器の判定であって、次のことまでは証明しません。

  • 画像の人物が現実に存在すること
  • 投稿者が許諾を持っていないこと
  • 本人確認済み経路でも必ず拒否されること
  • 別のAPI事業者なら同じ素材を必ず受理すること

一方で、「誤検知かもしれない」という推測は回避加工の根拠にはなりません。画像にノイズ、格子、ぼかし、文字を重ねて検出だけを避けたり、別事業者へ同一素材を次々送ったりする対処は行わないでください。BytePlusの動画生成モデル向け利用規約は、安全機構の迂回と、必要な権利・同意を欠く肖像利用を認めていません。

入力は4つの経路に分ける

1. 通常の画像入力:架空・非特定の人物向け

一般的な image_url やbase64は、画像入力を受け付ける形式であって、実在人物の許諾を表す形式ではありません。特定の人を再現しない架空人物、非特定の群衆、人物を含まない素材はこの経路の候補です。

ただし、写真のように写実的なAI人物も実在人物として判定される場合があります。その場合は、まずrequest IDと入力roleを保存してサポートへ確認します。創作目的が変わらないなら、特定人物の顔を残したまま検出だけを避けるのではなく、明確に架空で非特定と分かるキャラクターデザインへ作り直します。

2. 同一アカウントの30日以内の信頼済み出力

ModelArkの現行チュートリアルには、同じアカウントで生成された対象モデルの出力を、信頼済みの顔付き入力として再利用する経路があります。対象になるには、少なくとも次の条件をそろえて確認します。

  • 対象リストに含まれるModelArk出力である
  • 生成元と再利用先が同じアカウントである
  • 元の生成から30日以内で、期限切れではない
  • 転送、再圧縮、切り抜き、色補正を含め、ファイルが変更されていない

見た目が同じでも、ダウンロード後に編集したファイルや別アカウントから渡されたファイルは、信頼情報を確認できない可能性があります。また、入力が信頼済みでも、生成結果の安全審査通過までは保証されません。

3. プリセット人物:特定の本人でなくてよい場合

広告の案内役や説明動画などで特定の実在人物を再現する必要がなければ、公式プリセット人物ライブラリが最短の候補です。これは、顔写真を通常画像として持ち込む経路とは異なります。

利用前には、その人物素材が対象アカウントで表示されるか、希望するモデル・地域・用途で使えるか、外部公開や商用利用に追加条件がないかを確認してください。プリセットが選べることと、すべてのプランで同じ権利が付くことは同義ではありません。

4. 本人確認済み asset://:許諾済みの実在人物向け

本人または正当な権利者の許諾があり、特定の実在人物を維持する必要がある場合は、通常のHTTP画像URLではなく、認証済み人物アセットの経路を使います。Volcengine Arkの実在人物アセット手順では、概ね次の順序です。

  1. 対象者へ認証用の案内を送り、利用範囲と期限への同意を得る。
  2. 対象者が本人確認とライブネス確認を完了する。
  3. 顔の一致や素材の状態が審査され、人物と素材の識別子が発行される。
  4. 利用可能なAsset IDを、image_url 項目の asset://<asset_id> として reference_image に指定する。

ComfyUIの日本語版Real Human手順では、本人を表すGroup IDと、個々の画像・動画を表すAsset IDを分けて説明しています。ただし、このノードやテンプレートが全バージョン、全アカウント、全地域に展開済みとは限りません。asset:// も汎用URLではなく、第三者のAPIラッパーが当然に解釈できるものではありません。

本人確認を通過しても、権利処理が自動で完了するわけではありません。用途、公開先、期間、音声利用、撤回方法まで許諾範囲に含まれるかは、利用者側で別に確認します。

エラーから次の操作を決める

入力の状態400の読み方次に行うこと停止条件
架空・非特定のAI人物写実性による誤検知の可能性request IDを保存し、公式サポートで分類を確認。必要なら明確に架空の設計へ変更実在人物の特徴を維持した回避加工はしない
同一アカウントの信頼済み出力ファイル変更、期限、アカウント不一致を疑う生成履歴、30日、無編集、対象モデルを確認条件を証明できなければ通常画像として再送しない
許諾済みの実在人物通常画像経路が不適合本人確認済み人物アセット機能の有無を確認し、asset:// 経路へ移る本人確認できない、または経路が非対応なら停止
特定人物が不要持ち込み画像を使う必要がない利用条件を確認してプリセット人物を選ぶ許諾のない特定人物への類似を指示しない
権利・本人性が不明技術的受理では解決しない許諾証跡を求めるか、人物をジョブから外す状態が不明なままアップロードしない
公人、なりすまし、欺瞞的・親密・中傷的用途技術経路にかかわらず高リスクポリシー理由を記録して拒否プロンプト変更、類似顔、別経路で続行しない

この表は法的判断の代替ではありません。目的は、モデレーション応答を「リトライ可能な一時障害」と誤分類しないことです。

誤検知として問い合わせるときの情報

架空人物や正しく認証済みのアセットで同じエラーが出るなら、一般チャットへ顔画像を貼る前に、次のメタデータをまとめます。

  • 発生時刻とタイムゾーン
  • 利用したサービス、API経路、モデルID
  • request IDまたはtask ID
  • HTTPステータス、完全なエラーコード、メッセージ
  • 入力role(reference_imagefirst_frame など)
  • 通常URL、同一アカウント出力、プリセット、asset:// のどれを使ったか
  • 架空人物か、許諾済み人物か。後者なら本人確認済み機能が有効か
  • SDK、ComfyUI、ラッパーを使った場合は、そのバージョン

画像そのものは、公式サポートが安全な提出方法を指定した場合だけ共有します。一般ログにはURL、base64、顔画像のコピーを残さず、必要最小限の識別子と保存期間を決めてください。サポートには「この人物を通す方法」ではなく、「このrouteとinput roleで、どの信頼済み入力経路がサポートされているか」を問い合わせると、機能不足と分類ミスを分けやすくなります。

実装側の停止ルール

この400を受け取ったら、クライアントは同一リクエストの自動リトライを無効にし、人物経路の選択画面へ戻すべきです。次のいずれかに当てはまる場合は、APIを呼ぶ前に停止します。

  • 対象者、素材の出所、許諾範囲のいずれかが確認できない
  • 公人や著名人になりすます、または本人が発言・行動したように誤認させる
  • 親密、性的、中傷的、詐欺的な文脈で本人の肖像や声を使う
  • 未成年者について、対象者と保護者を含む必要な許可を確認できない
  • 本人確認済み人物機能が必要なのに、選択した経路がGroup ID、Asset ID、asset:// を扱えない
  • 検出回避のためのぼかし、ノイズ、格子、文字重ね、近似顔への置換を求められた

通常のタスク送信、状態取得、結果ダウンロードの実装はSeedance 2.0 APIガイドで扱っています。経路を選ぶ前にはSeedance 2.0 API事業者比較で、単なる画像入力対応ではなく、本人確認済み人物アセットまで扱えるかを確認してください。

結論として、input image may contain a real person はプロンプトを工夫するための合図ではありません。通常画像の再送を止め、信頼済み出力、プリセット人物、許諾済み asset://、または利用停止のどれかへ移るための経路判定エラーです。

#Seedance 2.0#Seedance API#実在人物#PrivacyInformation#本人確認#Asset ID
Share: