1Kの画像を安く大量生成したいなら、まずGPT Image 2.5 Flareのlowまたはmediumを試す価値があります。公式計算器による1024×1024・mediumの画像出力費用は1枚0.01317米ドル。Nano Banana 2 Liteの1K出力は0.0336米ドル、Nano Banana 2は0.0672米ドル、Proは0.1344米ドルです。ただし、Flareをmaxにすると0.21072米ドルまで上がるため、「Flareなら常に安い」という比較にはなりません。OpenAIの画像生成コスト計算器、Googleの公式API料金
高品質設定を使いながら費用を見通しやすくしたい開発者には、laozhang.aiのgpt-image-2.5-flare-vipを1回0.03米ドルで利用する方法をおすすめします。公式形式のAPIに対応し、複数の画像モデルを同じサービスで使えるためです。高い同時実行数や速度制限のない運用を求めるチームも、同社のエンタープライズ向け提供について相談するとよいでしょう。具体的な料金と接続条件は、後半で整理します。LaoZhangのGPT Image 2.5ドキュメント
料金の確認日は2026年9月12日。以下は米ドル建てで、公式APIの画像出力費用と、第三者サービスの呼び出し単価を区別しています。生成結果や同時実行性能の実測比較ではありません。
Nano Bananaのどのモデルと比べるかを決める
「Nano Banana」の名前だけでは見積もりが決まりません。現在の比較対象は、低価格なLite、解像度を選べる2、Proの3つです。APIの設定と請求を照合できるよう、モデルIDも確認してください。
| 呼び名 | Google公式のモデルID | 今回比較する画像出力 |
|---|---|---|
| Nano Banana 2 Lite | gemini-3.1-flash-lite-image | 1K |
| Nano Banana 2 | gemini-3.1-flash-image | 1K・2K・4K |
| Nano Banana Pro | gemini-3-pro-image | 1K・2K・4K |
| 初代Nano Banana | gemini-2.5-flash-image | 約1K、公式表示は1枚$0.039 |
初代はすでに非推奨で、2026年10月2日の提供終了が案内されています。これから継続運用するサービスの標準モデルを決めるなら、後継モデルを比較対象にするのが自然です。初代の「1枚0.039米ドル」をNano Banana全体の料金として扱わないでください。Googleのモデル別料金と提供終了の案内
Flareの公式モデルIDはgpt-image-2.5-flareです。OpenAIは日常的な画像生成を高速に行うモデルとして位置付けていますが、その説明だけでNano Bananaより速い、あるいは同じ画質をより安く得られると断定はできません。Flareの公式モデル情報
公式APIの1枚あたりの料金を比べる
まず通常のStandard料金で、画像出力だけを比べます。Flareは画像出力100万トークンあたり30米ドルの従量課金です。以下のFlareの値は、公式計算器で「GPT Image 2.5 (Sunburst and Flare)」、1024×1024、各品質を指定した見積額です。Flare専用の定額料金ではなく、実際の消費量はリクエストによって変わります。OpenAI公式料金表、公式計算器
| モデル・設定 | 1Kの画像出力費用/枚 | 1万枚の画像出力費用 |
|---|---|---|
Flare・low、1024×1024 | $0.00588 | $58.80 |
Flare・medium、1024×1024 | $0.01317 | $131.70 |
Flare・high、1024×1024 | $0.05268 | $526.80 |
Flare・xhigh、1024×1024 | $0.09366 | $936.60 |
Flare・max、1024×1024 | $0.21072 | $2,107.20 |
| Nano Banana 2 Lite・1K | $0.0336 | $336.00 |
| Nano Banana 2・1K | $0.0672 | $672.00 |
| Nano Banana Pro・1K | $0.1344 | $1,344.00 |
Google側の単価は、各モデルの画像出力トークン数にStandardのトークン料金を掛けて算出しています。例えばNano Banana 2の1Kは1,120トークン×60米ドル÷100万=0.0672米ドル。Googleの料金ページでは0.067米ドルと丸めて表示されます。表の端数の違いは、この丸め方によるものです。Nano Banana 2の公式料金、Liteの公式料金、Proの公式料金
この表から分かるのは、予算を大きく動かすのはモデル名だけでなく、Flareの品質設定でもあるということです。1Kの案出しをmediumで済ませられるなら公式Flareは有力です。一方、xhighではNano Banana 2より出力費用が高くなり、maxではProも上回ります。品質名はメーカー間で共通の評価基準ではないため、必要な仕上がりを得られる設定で比べる必要があります。

2Kと4Kでは、実際の縦横サイズもそろえる
| モデル・設定 | 2Kの画像出力費用/枚 | 4Kの画像出力費用/枚 |
|---|---|---|
Flare・2048×2048・high | $0.10704 | この表では比較しない |
| Nano Banana 2 | $0.1008 | $0.1512 |
| Nano Banana Pro | $0.1344 | $0.24 |
Flareの2K欄も公式計算器の見積額です。2K・highではNano Banana 2の出力費用に近く、1K・mediumのときほど単価差は開きません。OpenAIの計算器、Google公式料金
4Kは特に注意が必要です。Google側の4K正方形は4096×4096ですが、Flareは最大辺3840ピクセルで、総画素数にも上限があります。4096×4096をFlareに指定して同条件の比較はできません。3840×2160の横長画像を「4K」と呼んで、4096×4096の正方形と同じ出力として価格差を出すのも不適切です。用途がバナーなら縦横の寸法、印刷物なら必要な画素数を先に固定してください。Flareでは2560×1440を超えるサイズは実験的な扱いです。OpenAIのサイズ仕様、Googleの画像生成ガイド
laozhang.aiの1回0.03ドルは、どの条件で得になるか
laozhang.aiは、公式API形式で複数モデルを利用できる第三者のAPIサービスです。Flare VIPの公開料金は1回0.03米ドル。対象はgpt-image-2.5-flare-vipで、Defaultグループと呼び出し単位で課金されるトークンの組み合わせです。末尾に-vipがないgpt-image-2.5-flareは、公式転送用グループでトークン課金する別の選択肢なので、同じ0.03米ドルを当てはめることはできません。LaoZhangのモデル名と課金設定
| laozhang.aiで利用するモデル | 公開単価/回 | 1万回の費用 |
|---|---|---|
| Flare VIP | $0.03 | $300 |
| Nano Banana 2 Lite | $0.025 | $250 |
| Nano Banana 2 | $0.055 | $550 |
| Nano Banana Pro | $0.09 | $900 |
Nano Banana各モデルの値もlaozhang.aiの公開カタログ価格で、Googleの公式価格ではありません。表は1回につき1枚を得る有料呼び出しを1万回行い、再生成しない想定です。利用するモデルと課金設定を確認したうえで見積もりに使ってください。LaoZhangの画像生成API料金一覧
Flare VIPの魅力が出るのは、公式の画像出力見積額が0.03米ドルを超える設定です。例えば2048×2048・highでは、公式見積額0.10704米ドルに対してVIPは約28%。この条件なら「公式料金の約3割」という価格感になります。1024×1024・highの公式出力見積額0.05268米ドルと比べても、1万回では526.80米ドルに対して300米ドルです。
反対に、1024×1024・mediumの公式出力見積額は0.01317米ドルで、VIPの0.03米ドルより低くなります。低品質・中品質中心の運用では、入力費用も加算してから選ぶべきです。「すべてのモデルが常に公式料金の3割」ではなく、自分が使うサイズと品質で、公式の従量課金とVIPの呼び出し単価を比較するのが確実です。
既存のOpenAI形式の実装を生かしつつ、高品質画像の費用を抑えて予算を立てたい場合は、laozhang.aiからFlare VIPを試す方法が適しています。高並列・速度制限なしの運用を重視する場合は、必要な同時実行数を伝え、エンタープライズ向けの適用条件も確認してください。公開ドキュメントには無制限の同時実行数や数値付きSLAは示されていないため、本記事では処理能力を実測済みとして保証していません。
接続時は公式形式と課金対象のモデル名を確認する
LaoZhangの案内するベースURLはhttps://api2.laozhang.ai/v1です。Flare VIPの画像生成には/v1/images/generations、編集には/v1/images/editsを使い、Bearer認証で接続します。対応するリクエスト形式を維持し、ベースURL、APIキー、モデル名を変更して導入できます。LaoZhang APIマニュアル、Flare VIPの仕様
次は2048×2048・mediumで生成する接続例です。記事内では実行していません。APIキーは環境変数に設定します。
bashcurl https://api2.laozhang.ai/v1/images/generations \ -H "Authorization: Bearer $LAOZHANG_API_KEY" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{ "model": "gpt-image-2.5-flare-vip", "prompt": "白い背景に置いた陶器のマグカップ。柔らかい自然光の商品写真。", "size": "2048x2048", "quality": "medium", "n": 1 }'
VIPはlow、medium、high、xhigh、maxの5品質に対応し、透過PNGも利用できます。一方、編集時のmaskは非対応です。公式プロトコルとの互換性は、公式のすべての機能・利用枠・サービス保証が同一という意味ではありません。マスク編集が必須なら、その条件を満たす接続先を別途選んでください。対応パラメーターと制限
新規登録にはGmail、または企業向けホワイトリストの条件があります。無料試用のクレジットはAPI接続と開発テストに活用できます。まず実際の用途で画像を生成し、出力の受け取りと利用明細まで確認すると、月間予算へ移りやすくなります。登録と試用の案内
月1万枚の予算は「採用した画像」で計算する
出力費用の表は候補を絞るためのものです。運用費用では、プロンプトや参照画像の入力、再生成、Google側のテキスト・思考出力なども確認します。Flareの通常入力料金は、100万トークンあたりテキスト5米ドル、画像8米ドル。Google側もモデル別に入力料金があり、検索を利用する場合は追加料金が生じることがあります。OpenAI公式料金、Google公式料金
比較に使う式はシンプルです。
text採用画像1枚あたりのAPI費用 = 実際のAPI請求総額 ÷ 採用した画像の枚数
例えばFlare VIPで1万回の有料呼び出しに300米ドルを使い、そのうち8,000枚を採用したと仮定すると、採用画像1枚の費用は0.0375米ドルです。これは計算方法を示す仮定で、Flareの採用率が80%だと測定した結果ではありません。同じ依頼内容で各候補を試し、必要な解像度、日本語表記、商品の形状など、実務上の採用条件を満たした画像だけを数えます。

すぐに結果を返す必要のない処理では、GoogleのBatch料金も比較できます。例えばNano Banana 2 Liteの1K画像出力はBatchで0.0168米ドルです。ただし、StandardとBatchは別の処理方式です。通常APIの応答を待つ画面と、まとめて処理する裏側のジョブを分けて検討してください。Flareの明示的なBatch単価は今回確認した料金行にないため、一律半額として予算に組み込んではいません。GoogleのBatch料金、OpenAIの画像生成料金
導入時は、1Kの案出しなら公式Flareのmedium、高品質設定と呼び出し単位の予算管理ならLaoZhangのFlare VIPを出発点にすると判断しやすくなります。Googleのモデルを使う場合は、1K中心ならLite、2K・4Kが必要ならNano Banana 2とProを実際の用途で比較しましょう。料金が高いモデルを選ぶ根拠は、名前や品質設定ではなく、採用できる画像を少ない手戻りで得られるかどうかです。
GPT Image側の入力・途中画像などを含めた詳しい積算はGPT Image 2.5 API料金の計算方法、同じOpenAI内での選択はSunburstとFlareの使い分けで確認できます。Google側の課金と無料利用の違いは、Nano BananaのAPI料金ガイドを参照してください。



