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GPT-5.4無料API:無料枠は1日最大100万トークン、料金とアクセス方法

GPT-5.4 APIに無料プランはなく、料金は100万トークンあたり入力$2.50・出力$15です。データ共有した有料組織なら、1日最大100万トークンの無料枠が使えます。

LaoZhang AI Team公開更新 34 分で読めます
目次
GPT-5.4のデータ共有による無料トークンは対象組織だけで、Buildは1日25万、LaunchとGrowは100万までという条件を示す図

2026年10月10日時点で、GPT-5.4はOpenAI APIで現役のモデルです。無料プランから呼び出す方法はなく、料金は100万トークンあたり入力$2.50、キャッシュ入力$0.25、出力$15.00で、2026年3月の公開時から変わっていません。一方で、入出力データの共有を有効にした有料組織(Build・Launch・Grow)には、GPT-5.4を含むモデル群で1日最大100万トークン(Buildは25万)の無料トークンが付きます。日本で「OpenAI APIの無料枠」と呼ばれているのはこの仕組みです。ChatGPTの無料プランやPlusはAPIとは別契約で、APIの利用分は含まれません。

要点:GPT-5.4 APIの無料枠と料金(2026年10月10日時点)

  • 料金:gpt-5.4は100万トークンあたり入力$2.50、キャッシュ入力$0.25、出力$15.00(27万2,000トークン以下の場合)。BatchとFlexは半額です。
  • 無料プラン:OpenAI APIのFree tierにはGPT-5.4のレート制限が設定されておらず、呼び出しは有料のBuild以上が前提です。
  • 無料枠:データ共有の対象になった組織は、gpt-5.4-2026-03-05を含むグループで1日100万トークン(Buildは25万)、gpt-5.4-miniとgpt-5.4-nanoを含むグループで1日1,000万トークン(Buildは250万)まで無料です。超過分は通常料金です。
  • 安く済ませるなら:入力2,000・出力500トークンの呼び出し1,000回で、gpt-5.4は$12.50、gpt-5.4-miniは$3.75、gpt-6-lunaは$0.45です。
  • 提供終了の予定:gpt-5.4-nanoは2027年4月1日にAPIから削除されます。gpt-5.4本体、mini、proには廃止の告知がありません。
  • Codex:ChatGPTアカウントでサインインしたCodexでは、2026年8月31日からGPT-5.4を選べません。APIキーでサインインすれば引き続き使えます。

GPT-5.4に公式無料APIはあるか?正直な回答

GPT-5.4を無料で呼び出せる公式のAPIプランはありません。OpenAIのGPT-5.4モデルページにあるレート制限表はBuildから始まっていて、Free tierの行がありません。つまり、クレジットを一度も購入していない組織からは使えない前提です。

OpenAI APIの利用段階は、以前のTier 1〜5から次の4段階に変わっています。

利用段階条件(累計購入額)月の利用上限GPT-5.4のレート制限
Free対象地域にいること$100設定なし
Build$5$500毎分5,000リクエスト・100万トークン
Launch$100$5,000毎分10,000リクエスト・400万トークン
Grow$500$200,000毎分15,000リクエスト・4,000万トークン

Free tierの「$100」は使ってよい金額の上限で、無料でもらえるクレジットではありません。各段階の仕組みと課金の流れはOpenAI APIの無料枠:毎日の無料トークンの条件と上限に詳しくあります。

新規アカウントに無料クレジットが自動で付くという案内は、OpenAIの公開ドキュメントにはありません。キャンペーンなどで付与されたクレジット(credit grants)がある場合はBilling画面に表示されるので、まずそこを確認してください。表示がなければ、最低$5のクレジット購入から始めることになります。APIのクレジットは米ドル建てです。

ChatGPTの無料プランとAPIも混同されがちです。「GPT-5.4は無料プランでは使えない」という説明はChatGPTのプランについての話で、APIとは別の契約です。2026年10月時点のChatGPTでは、GPT-5.4は会話用のモデルとして提供されておらず、無料プランとGoはGPT-6 Luna(10月8日から段階的に提供)、Plus以上はGPT-6 Solが使われます。ChatGPTの有料プランにもAPIの利用分は含まれず、OpenAIのヘルプにも「API usage is separate and billed independently」と書かれています。ChatGPT側の無料範囲はGPT-6は無料で使える?ChatGPT無料プランは10月8日からGPT-6 Luna、Plusと従量課金のどちらが安いかはChatGPT PlusとAPIどちらが安い?使い方別の費用試算が参考になります。

OpenAI APIの無料枠:GPT-5.4は1日100万トークンまで無料

GPT-5.4を正規の方法で無料で呼び出せるのは、データ共有による無料トークンだけです。OpenAIヘルプセンターの「データ共有による無料トークン」の記事によると、対象になった組織は、OpenAIと共有したトラフィックについて毎日一定量のトークンを無料で使えます。

GPT-5.4系のモデルが入っているグループと1日の上限は次のとおりです。上限はモデルごとではなくグループ全体の合計です。

モデル(スナップショット)グループLaunch・GrowBuild
gpt-5.4-2026-03-05100万トークンのグループ1日100万トークン1日25万トークン
gpt-5.4-mini-2026-03-171,000万トークンのグループ1日1,000万トークン1日250万トークン
gpt-5.4-nano-2026-03-171,000万トークンのグループ1日1,000万トークン1日250万トークン
gpt-6-sol、gpt-6.1-sol、gpt-6-luna、gpt-6-astra100万トークンのグループ1日100万トークン1日25万トークン

gpt-5.4-proが対象かどうかは、組織のデータ共有ページに表示される一覧で確認してください。

使うための条件は次のとおりです。

  • 対象は「一部の組織」です。組織オーナーがデータ共有ページを開くと、対象の場合は「You're eligible for free daily usage on traffic shared with OpenAI」と表示されます。
  • 対象として挙がっている利用段階はBuild・Launch・Growです。Free tierのままの組織は含まれていないため、少なくとも$5の購入が必要です。
  • 残高がプラスであること、共有を有効にしたプロジェクトからのリクエストだけが数えられることが条件です。
  • 上限は毎日00:00 UTC(日本時間9時)にリセットされ、超えた分は通常料金で請求されます。
  • ファインチューニング済みモデル、ファインチューニングの学習、Evals、ツール利用は対象外です。
  • 共有した入力と出力は、OpenAIのモデル学習に使われる可能性があります。EnterpriseやZDR(ゼロデータ保持)の組織は対象外です。

無料枠でGPT-5.4を何回呼び出せるか

1回の呼び出しを入力2,000・出力500の計2,500トークンと仮定すると、計算は次のようになります。

  • gpt-5.4(100万トークンのグループ):100万 ÷ 2,500 = 1日400回(Launch・Grow)、25万 ÷ 2,500 = 1日100回(Build)
  • gpt-5.4-mini(1,000万トークンのグループ):1,000万 ÷ 2,500 = 1日4,000回(Launch・Grow)、250万 ÷ 2,500 = 1日1,000回(Build)

定価に換算すると、gpt-5.4の400回分は400 × $0.0125 = 1日$5.00、Buildの100回分は1日$1.25に相当します。gpt-5.4-miniの4,000回分は4,000 × $0.00375 = 1日$15.00です。同じグループのほかのモデルも使うと、そのぶんGPT-5.4に回せる量は減ります。

引き換えになるのは、プロンプトと出力がOpenAIに渡ることです。顧客の個人情報や社外秘の資料を扱うプロジェクトは共有の対象にせず、公開データやテスト用のデータだけを流すプロジェクトで有効にするのが現実的です。

GPT-5.4 APIへの5つの低コスト・無料アクセス方法

5つのうち、本当に$0になるのは1つ目の無料枠と、付与済みのクレジットがある場合の2つ目だけです。残りの3つはどれも定価と同じか、それに近い料金がかかります。

方法GPT-5.4の費用無料になる条件向いている人
1. データ共有の無料枠上限まで$0、超過分は通常料金対象組織で共有を有効にしたプロジェクト入出力をOpenAIと共有できる人
2. 付与されたクレジット残高から通常料金で差し引きBillingに付与分が表示されている場合のみキャンペーンなどで付与を受けた組織
3. OpenAI APIの従量課金入力$2.50・出力$15、BatchとFlexは$1.25・$7.50なし本番運用、全ツールを使いたい人
4. OpenRouter・Vercel AI GatewayOpenRouterは入力$2.50・出力$15GPT-5.4の無料版は確認できない他社モデルと同じ窓口で使いたい人
5. laozhang.ai入力$2.50・キャッシュ入力$0.25・出力$15なしOpenAI互換の窓口で複数モデルを使いたい人

注記:laozhang.ai は当ブログ運営チームの自社サービスです。その料金は中立的な比較ではなく、自社の提示価格です。

1. データ共有の無料枠は前の節のとおりです。GPT-5.4を毎日少しずつ試すなら、これが唯一の正規の無料ルートです。

2. 付与されたクレジットは、OpenAIから個別に付与された分だけが対象です。BillingのCredit grantsに残高と有効期限が出ていればその範囲で無料になり、出ていなければ使えるクレジットはありません。

3. OpenAI APIの従量課金はGPT-5.4の全機能を使える基本の方法です。急ぎでない処理はBatchやFlexに回すと単価が半分になり、入力$1.25、キャッシュ入力$0.13、出力$7.50になります。27万2,000トークンを超える長い入力は入力$5.00・出力$22.50、高速処理のFastは入力$5.00・出力$30.00と割高です(いずれもOpenAI APIの料金ページより)。

4. OpenRouterとVercel AI Gatewayは、複数社のモデルを1つのAPIで切り替えたい場合の選択肢です。2026年10月10日時点で、OpenRouterのopenai/gpt-5.4は入力$2.50・出力$15、Batch版は$1.25・$7.50で、GPT-5.4系に:freeの無料版はありません。Vercel AI Gatewayの料金ドキュメント(2026年9月8日更新)には、無料プランは「a subset of models」に限られ、クレジットを購入すると毎月の無料クレジットはなくなると書かれています。ただし無料クレジットの金額は記載がなく、GPT-5.4が無料プランの対象かどうかも示されていません。以前は「カード不要で毎月$5、GPT-5.4の入力約200万トークン分」と紹介されていましたが、現在のドキュメントではその内容を確認できません。

5. laozhang.aiはOpenAI互換のAPIプラットフォームで、gpt-5.4の公開価格は100万トークンあたり入力$2.50、キャッシュ入力$0.25、出力$15で、OpenAIの定価と同じ単価です。無料にはならず、データ共有の無料枠はOpenAIの組織に付くものなので、ほかのプラットフォーム経由の利用には関係しません。OpenAIの対応地域や支払い条件を回避する手段でもありません。

GPT-5.4にこだわらず、とにかく無料で使えるAIのAPIを探している場合は、無料AI APIのおすすめ:上限・学習利用・カード要否で選ぶで他社の無料プランを比べられます。

「無料のOpenAI APIキー」は使わない

GitHubのリポジトリや配布サイトで「無料のOpenAI APIキー」として出回っているものは、流出したキーか、動かない偽物です。動いたとしても請求先は他人の組織で、持ち主が気づいた時点で無効になり、送ったプロンプトも第三者に見られる可能性があります。共有アカウントや転売されたアクセスも同じで、OpenAIはアカウント情報の共有やアクセスの転売を禁止しています。

GPT-5.4初回APIコール:完全セットアップガイド

GPT-5.4を呼び出すまでの流れは次の4段階です。

  1. platform.openai.comで組織を作り、APIキーを発行します。手順はChatGPT APIキーの取得方法【2026年版】発行から最初の応答までを参照してください。
  2. Billingで$5以上のクレジットを購入し、Buildに上がります。
  3. 無料枠を使う場合は、組織オーナーがデータ共有ページで対象かどうかを確認し、試験用のプロジェクトで共有を有効にします。
  4. そのプロジェクトのAPIキーで呼び出します。

モデルIDはgpt-5.4で、スナップショットを固定したい場合はgpt-5.4-2026-03-05を指定します。使えるエンドポイントはChat Completions、Responses、Batchです。以下はResponses APIを使った最小の例です。このコードは2026年10月10日の更新時点で実行確認をしていないため、最初は短い入力で応答とusageの中身を確かめてください。

bash
pip install --upgrade openai
export OPENAI_API_KEY="発行したAPIキー"
python
from openai import OpenAI

client = OpenAI()  # 環境変数 OPENAI_API_KEY を読み込む

response = client.responses.create(
    model="gpt-5.4",
    input="次のPython関数のバグを指摘してください: def divide(a, b): return a / b",
)

print(response.output_text)
print(response.usage)

curlで同じ呼び出しをする場合は次のとおりです。

bash
curl https://api.openai.com/v1/responses \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
  -d '{"model": "gpt-5.4", "input": "GPT-5.4の特徴を一文で説明してください"}'

insufficient_quotaが返る場合は残高や支出上限の問題で、OpenAI APIのquota exceededエラー:残高・支出上限を確認する手順で確認できます。429エラーがレート制限によるものか残高不足によるものかは、OpenAI APIの429エラー対処法:レート制限・残高・支出上限の見分け方で見分けられます。

GPT-5.4のコンテキストウィンドウは105万トークン、1回の最大出力は12万8,000トークン、知識のカットオフは2025年8月31日です。ただし27万2,000トークンを超える入力は単価が上がるので、長い資料をまとめて渡すときは料金表の長文用の欄で計算してください。

GPT-5.4コストを90%削減:プロンプトキャッシュの解説

90%下がるのは、キャッシュに当たった入力部分の単価です。GPT-5.4の入力は通常$2.50ですが、キャッシュされた入力は$0.25になります。出力の$15.00は変わらないため、請求額全体が90%減るわけではありません。

同じシステムプロンプトを毎回先頭に付けるアプリで計算してみます。条件は、システムプロンプト4,000トークン、ユーザーの入力200トークン、出力500トークン、月10,000回です。

  • キャッシュなし:(4,200 × $2.50 + 500 × $15.00) ÷ 100万 = $0.0105 + $0.0075 = 1回$0.0180、月$180
  • システムプロンプトがすべてキャッシュに当たった場合:4,000 × $0.25 ÷ 100万 = $0.0010、200 × $2.50 ÷ 100万 = $0.0005、出力$0.0075で1回$0.0090、月$90

入力側の費用は$105から$15に下がりますが、月の合計は$180から$90で、半分になる計算です。出力が長いアプリほど、キャッシュの効果は全体に対して小さくなります。

固定入力4000・変動入力200・出力500トークンを月一万回呼ぶ計算例で、キャッシュにより入力費が105ドルから15ドルへ下がり、出力費75ドルは同じで、合計は180ドルから90ドルになる図

図は上記の条件による計算例です。キャッシュ対象の入力単価は90%下がりますが、出力料金を含む合計は月$180から$90で、50%減になります。

キャッシュを効かせるには、毎回同じになる部分(システムプロンプト、ツール定義、参照資料)をプロンプトの先頭にまとめ、毎回変わるユーザー入力を後ろに置きます。キャッシュに当たったトークン数は、レスポンスのusageにあるcached_tokensで確認できます。BatchやFlexと組み合わせると、キャッシュ入力は$0.13まで下がります。

GPT-5.4 APIの実際のコストは?リアルワールドシナリオ

下の表は、入力2,000・出力500トークンの呼び出しを1回あたりと1,000回あたりで比べたものです。単価はOpenAI APIの料金ページのStandard料金(27万2,000トークン以下)で、キャッシュは使わない前提です。1回あたりの費用は「2,000 × 入力単価 + 500 × 出力単価」を100万で割って求めています。

モデル入力キャッシュ入力出力1回あたり1,000回あたり無料枠のグループ
gpt-5.4$2.50$0.25$15.00$0.0125$12.50100万
gpt-5.4(Batch・Flex)$1.25$0.13$7.50$0.00625$6.25―
gpt-5.4-mini$0.75$0.075$4.50$0.00375$3.751,000万
gpt-5.4-nano$0.20$0.02$1.25$0.001025$1.031,000万
gpt-5.4-pro$30.00―$180.00$0.15$150.00一覧で確認
gpt-6-sol$2.00$0.20$10.00$0.009$9.00100万
gpt-6.1-sol$2.00$0.10$10.00$0.009$9.00100万
gpt-6-luna$0.10$0.01$0.50$0.00045$0.45100万

単価は100万トークンあたりの米ドルです。gpt-5.4-nanoは2027年4月1日にAPIから削除されます。

入力2000・出力500トークンの呼び出し一千回をキャッシュなしで計算すると、GPT-5.4は12.50ドル、miniは3.75ドル、GPT-6 Lunaは0.45ドルになる比較図

図は上の表と同じ入力2,000・出力500トークンを1,000回呼ぶ計算例です。月額の試算ではなく、キャッシュなしの通常料金による比較です。

具体的な使い方に当てはめると、次のようになります。いずれも定価での計算で、無料枠はLaunch・Growの上限を使い、入力と出力のトークンを合わせて数えています。

サポート用チャットボット:1日1,000件、1件あたり入力300・出力200トークンの場合、1件$0.00075 + $0.003 = $0.00375で、1日$3.75、30日で$112.50です。1日の消費は1,000 × 500 = 50万トークンなので、Launch・Growの無料枠(100万)に収まり、データ共有を有効にすれば$0になります。Buildの25万トークンでは500件分が無料になり、残り500件分の1日$1.875がかかります。

個人のコーディング補助:1日50回、1回あたり入力500・出力1,000トークンの場合、1回$0.00125 + $0.015 = $0.01625で、1日約$0.81、30日で約$24.38です。1日の消費は50 × 1,500 = 7万5,000トークンで、Buildの無料枠にも収まります。ただし、ツール呼び出しを使う部分は無料枠の対象外です。

文書処理パイプライン:月10万件、1件あたり入力2,000・出力500トークンの場合、gpt-5.4では10万 × $0.0125 = 月$1,250、Batchなら月$625です。1日約3,333件で約833万トークンを使うため、gpt-5.4の無料枠でまかなえるのは1日400件、30日で1万2,000件だけで、残り8万8,000件 × $0.0125 = 月$1,100がかかります。同じ処理をgpt-5.4-miniにすると定価で月$375になり、1日833万トークンは1,000万トークンのグループに収まるため、Launch・Growでデータ共有を有効にすれば$0になる計算です。

GPT-5.4 vs GPT-6 Sol vs GPT-6 Luna:どのモデルを使うべきか?

料金だけで見ると、GPT-5.4を選ぶ理由は以前より小さくなっています。gpt-6-solは入力$2.00・出力$10.00で、gpt-5.4($2.50・$15.00)より安く、同じ条件の1,000回あたりで$9.00対$12.50です。gpt-6-lunaは$0.45で、gpt-5.4の約28分の1です。

GPT-5.4を使い続ける理由になるのは、次のような場合です。

  • gpt-5.4-2026-03-05を前提にプロンプトや評価をすでに調整していて、モデルを変えると検証し直しになる。
  • 105万トークンのコンテキストとcomputer useなどのツールを、今の構成のまま使いたい。
  • gpt-5.4本体には、2026年10月10日時点で廃止予定の告知がない。

逆に、新しく作るアプリや単価を抑えたい大量処理なら、gpt-6-lunaかgpt-5.4-miniから試すのが合理的です。gpt-5.4-miniは無料枠の1,000万トークンのグループに入るため、データ共有を使えるなら無料で回せる量が10倍になります。

GPT-5.3 Instant(gpt-5.3-instant)は現在のAPIでは選べません。gpt-5.2-chat-latestとgpt-5.3-chat-latestは2026年8月10日にAPIから削除され、gpt-5.4-nanoも2027年4月1日に削除される予定で、OpenAIは後継にgpt-6-lunaを挙げています(OpenAI APIの廃止予定一覧より)。gpt-5.4-proは入力・出力ともgpt-5.4の12倍の単価なので、通常版で精度が足りないと確かめた処理だけに限るのが安全です。

GPT-6の各モデルを用途で選ぶ方法はGPT-6 Sol・Luna・AstraとTerraの違い:API料金と用途から選ぶを参照してください。

GPT-5.4 コンピュータ使用API:開発者が知るべきこと

GPT-5.4はAPIのツールとしてcomputer use(コンピュータ操作)に対応しています。モデルページには、computer useのほかにfunction calling、web search、file search、code interpreter、MCPが対応ツールとして載っています。

費用面で気をつけたいのは2点です。まず、画面のスクリーンショットや操作の履歴は入力トークンとして数えられるため、操作の手数が増えるほど費用が積み上がります。次に、データ共有の無料枠はツール利用を対象外としているため、computer useを使うエージェントの費用を無料枠で吸収することはできません。

導入するときは、読み取りだけの作業や、誤操作しても影響が小さい作業から始め、送金や削除のように取り消せない操作の前には人の確認を挟む設計にしてください。

CodexでGPT-5.4は使える?ChatGPTサインインは8月31日に終了

APIキーでサインインすれば使えますが、ChatGPTアカウントでのサインインでは使えません。OpenAIのヘルプには「On August 31, 2026, GPT-5.4 and GPT-5.4 mini will no longer be available in Codex when you sign in with your ChatGPT account」とあり、代わりにGPT-5.4はGPT-5.6 Terra、GPT-5.4 miniはGPT-5.6 Lunaへの切り替えが案内されています。同じ箇所に、この変更はOpenAI APIと、自分のAPIキーでCodexを使う場合には影響しないとも書かれています。

APIキーでのサインインは、CLIならprintenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key、デスクトップアプリなら「Sign in another way」、IDE拡張なら「Use API Key」から行います(2026年10月10日の更新時点で実行確認はしていません)。APIキーでの利用料はOpenAI Platformの組織に通常のAPI料金で請求され、組織のデータ保持・共有の設定に従います。Codex cloudはChatGPTでのサインインが必要なので、APIキーでは使えません。

ChatGPTのサブスクとAPIキーのどちらでCodexを使うかは、Codex APIキーとChatGPTサブスクの違いで比較できます。

よくある質問:GPT-5.4 APIアクセス、制限、一般的な疑問

OpenAI APIに無料枠はありますか? あります。ただし2種類あり、意味が違います。Free tierは月$100までという利用上限で、GPT-5.4は使えません。もう1つがデータ共有による無料トークンで、Build以上の対象組織ならgpt-5.4を1日最大100万トークン(Buildは25万)まで無料で使えます。条件の詳細はOpenAI APIの無料枠:毎日の無料トークンの条件と上限にあります。

ChatGPT APIは無料で使えますか? 「ChatGPT API」と呼ばれているのはOpenAI APIのことで、ChatGPTの無料プランやPlusを契約していてもAPIの利用分は含まれません。無料で使えるのは、データ共有の無料枠の範囲内だけです。

GPT APIの使用料はいくらですか? 100万トークンあたり、gpt-5.4は入力$2.50・出力$15.00、gpt-6-solは$2.00・$10.00、gpt-6-lunaは$0.10・$0.50です。入力2,000・出力500トークンの呼び出し1,000回なら、それぞれ$12.50、$9.00、$0.45です。

OpenAIはGPT-5.4の無料トライアルを提供していますか? GPT-5.4専用の無料トライアルはありません。新規アカウントに無料クレジットが自動で付くという案内も公開されておらず、付与されたクレジットがあればBillingに表示されます。費用をかけずに試す正規の方法は、$5を購入してBuildになったうえでのデータ共有の無料枠です。

旧Tier 1にあたる新規アカウントのGPT-5.4のレート制限は? Tier 1にあたる最初の有料段階は今はBuildで、GPT-5.4は毎分5,000リクエスト・100万トークンです。Launchは10,000リクエスト・400万トークン、Growは15,000リクエスト・4,000万トークンで、Free tierには設定がありません。

GPT-5.4で既存のopenai Python SDKを使えますか? 使えます。model="gpt-5.4"を指定すれば、Chat Completions、Responses、Batchのいずれからも呼び出せます。Responses APIを使う場合は、SDKを最新版に更新しておくと確実です。

Vercel AI Gatewayの無料クレジットでGPT-5.4は使えますか? 公開情報では確認できません。Vercelの料金ドキュメントには、無料プランで使えるのは一部のモデルだけで、クレジットを購入すると毎月の無料クレジットがなくなるとありますが、金額とGPT-5.4が対象かどうかは書かれていません。

GPT-6 AstraのAPIに無料のキーはありますか? ありません。gpt-6-astraは入力$10・出力$50で、無料プランはありません。データ共有の無料枠では100万トークンのグループに入っているので、対象組織なら1日100万トークン(Buildは25万)まで無料になります。

GPT-5.4は廃止されますか? 2026年10月10日時点で、gpt-5.4、gpt-5.4-mini、gpt-5.4-proには廃止予定の告知がありません。廃止が決まっているのはgpt-5.4-nanoで、2027年4月1日にAPIから削除されます。Codexでは、ChatGPTでサインインした場合だけ2026年8月31日からGPT-5.4を選べなくなっています。

まとめ:GPT-5.4を今日始めるなら無料枠の確認から

GPT-5.4を無料か最小の費用で使う順番は、次のとおりです。

  1. APIキーを発行し、$5のクレジットを購入してBuildに上がる。
  2. 組織オーナーがデータ共有ページで無料枠の対象かを確認し、機密データを扱わないプロジェクトで共有を有効にする。
  3. 量が多い処理はgpt-5.4-miniかgpt-6-lunaで試し、GPT-5.4は精度が必要な処理に絞る。
  4. 固定のシステムプロンプトはキャッシュに乗せ、急がない処理はBatchやFlexに回す。
  5. 配布されている「無料APIキー」は使わない。

CodexでGPT-5.4を使い続けたい場合は、APIキーでサインインしてください。料金は2026年10月10日時点のOpenAI APIの料金ページに基づいており、改定される可能性があるため、使い始める前に一度確認しておくと安心です。

参考資料6

本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月10日。

  1. 1.GPT-5.4モデルページdevelopers.openai.com/api/docs/models/gpt-5.4
  2. 2.OpenAIヘルプセンターの「データ共有による無料トークン」の記事help.openai.com/en/articles/10306912
  3. 3.OpenAI APIの料金ページdevelopers.openai.com/api/docs/pricing
  4. 4.Vercel AI Gatewayの料金ドキュメントvercel.com/docs/ai-gateway/pricing
  5. 5.platform.openai.complatform.openai.com
  6. 6.OpenAI APIの廃止予定一覧developers.openai.com/api/docs/deprecations
さらに読む: API ガイド
OpenAI APIで料金が無料になる二つの条件として、付与クレジットと対象組織向けの毎日の無料トークンを二つの入口で表したイラスト
API ガイド

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