Claude Fable 5の料金は、1つの「クレジット単価」では決まりません。2026年7月20日以降、MaxとTeam Premiumでは既存の週次上限の最大50%までプラン内で利用でき、ProとTeam Standardでは最初から使用クレジットで従量課金されます。 Claude APIと使用量ベースのEnterpriseは、最初のトークンからAPI料金です。
Maxの50%は追加でもらえる別枠ではありません。他のClaudeモデルも同じ週次上限を減らします。Fableの上限に達したら、別モデルへ切り替えるか、使用クレジットを有効にして続けます。現行条件の一次情報はAnthropicのFable 5プラン案内です。
| プラン/経路 | Fable 5の課金開始点 | 上限後の選択 |
|---|---|---|
| Max | 週次上限の中。Fableは最大50% | モデルを切り替える、または使用クレジット |
| Team Premium/対象のEnterprise Premium席 | 組織のプラン内利用。Fableは最大50% | 組織ポリシーに従って切替または従量課金 |
| Pro/Team Standard | 1回目から使用クレジット | プラン内の別モデルへ切替、停止、または残高追加 |
| シート制EnterpriseのStandardシート | 組織が使用クレジットを有効にした場合、1回目から従量課金 | この100ドル特典の対象外。組織の残高と方針で制御 |
| Claude API/使用量ベースEnterprise | APIプロジェクトまたは契約 | プロジェクト予算、残高、アラートで制御 |
「含まれる利用枠」と「使用クレジット」は別のメーター
MaxでFableが「含まれる」とき、1メッセージごとのドル請求は発生しません。ただし週次上限を使います。50%に達する前でも、他モデルで使った分が同じ上限を減らすため、Fable専用の無料バケツと考えると残量を読み違えます。
ProやTeam StandardのFableは、サブスク料金とは別の使用クレジット(日本語UIの「追加使用量」)から差し引かれます。これは固定回数券ではなく、標準API単価を基準にした前払い残高です。有料Claudeプランの追加使用量ガイドによると、設定 > 使用量で残高、月間上限、アラート、任意の自動リロードを管理できます。モバイル経由で契約した場合も、有効化や購入はWeb版で行う必要があります。
APIのConsoleクレジットはさらに別です。アプリ、CI、評価、service accountが使うClaude APIの残高であり、個人のProやMaxが相殺するものではありません。Claude Codeの請求先が不明なら、料金計算の前にAPI keyとサブスク請求の見分け方を確認してください。
1タスクの費用をトークンから計算する
Fable 5の公式価格は、100万入力トークンあたり10ドル、100万出力トークンあたり50ドルです。キャッシュを使わない標準的な見積もりは次の式です。
費用(USD) = 入力トークン ÷ 1,000,000 × 10 + 出力トークン ÷ 1,000,000 × 50
| 実行後のトークン記録 | 入力 | 出力 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 10,000 input + 2,000 output | $0.10 | $0.10 | $0.20 |
| 50,000 input + 10,000 output | $0.50 | $0.50 | $1.00 |
| 200,000 input + 40,000 output | $2.00 | $2.00 | $4.00 |
これは「Fableは1回4ドル」という表ではありません。Claude Codeはリポジトリ、過去の会話、ツール結果を繰り返し読みます。追加エージェント、再試行、長い生成結果が増えれば、同じ依頼文でも費用は変わります。Fable 5の新しいトークナイザーは、同じテキストから旧世代より約30%多いトークンを生成する場合があると公式トークン計数ガイドが説明しています。増加率はワークロードによって変わるため、固定の倍率ではなく実測値を使います。
キャッシュを含める場合、公式価格表では5分キャッシュ書き込みが100万トークンあたり12.50ドル、1時間書き込みが20ドル、キャッシュ読み取りが1ドルです。
費用 = 通常入力MTok×$10 + 5分書き込みMTok×$12.50 + 1時間書き込みMTok×$20 + 読み取りMTok×$1 + 出力MTok×$50
最初のキャッシュ書き込みは通常入力より高くなり得ます。安くなるのは後続のリクエストが実際にキャッシュ読み取りとして記録されたときです。設定 > 使用量やAPI使用記録に内訳がなければ、精密な数字を作らず範囲で見積もります。
また、API契約でUS-only inferenceを明示的に選ぶ場合は、base inputとoutputに1.1倍が適用されます。通常のClaudeサブスク利用へこの係数を足してはいけません。日本円の支払額も、USD単価へ任意の為替を掛けただけでは確定しません。消費税、決済時の為替、モバイル価格はcheckoutまたは請求書で確認します。
Proの100ドル特典は「期限付き残高」
7月20日の移行に合わせた100ドル特典は、対象者、受取期限、残高期限があります。恒久的なPro特典ではありません。
- 2026年7月19日23:59:59 PT(日本時間7月20日15:59:59)時点で条件を満たすProユーザーは、1回限り100ドルの使用クレジットを受け取れます。
- Team Standardは、購入済みシートごとに100ドルが組織の共有残高へ入り、1組織あたり最大2,500ドルです。受取操作はOwnerまたはPrimary Ownerだけが行えます。
- 受取期限は2026年8月2日23:59 PT(日本時間8月3日15:59)、有効期限は2026年9月17日23:59 PT(日本時間9月18日15:59)です。
- Free、Max、Enterpriseはこのプロモーションの対象外です。
- 残高はFable専用ではありません。受け取ると使用クレジットが有効になり、支払方法が必要な場合があります。受取自体は課金ではありませんが、後の購入や自動リロードは別です。
資格の詳細はAnthropicの1回限りクレジット規約と、自分の設定 > 使用量を優先します。受取ボタンや残高が表示されない場合、予算では0ドルとして扱います。
上の単純な例なら、100ドルは理論上1ドルのタスク100回、4ドルのタスク25回です。しかし実際のエージェント作業にはキャッシュ書き込み、長いコンテキスト、再試行、ツール結果があるため、これは残高の割り算であって保証回数ではありません。
使用量バンドルは単価変更ではなく、残高購入の割引
使用量バンドルを買っても、Fableの10ドル/50ドルという料金単価は変わりません。変わるのは残高を買うときの現金支払額です。対象アカウント向けの公式バンドル案内は、現在次の組み合わせを示しています。
| 追加される残高 | 支払額 | 表示上の割引 |
|---|---|---|
| $50 | $45 | 10% |
| $250 | $200 | 20% |
| $1,000 | $700 | 30% |
ProとMaxは月2,000ドル相当、Teamは月3,000ドル相当までが現在のバンドル上限です。バンドルはプラン内利用枠を増やさず、含まれる枠の後で使われます。100ドルの移行特典とは付与・購入条件と期限が別です。購入前には、日本のアカウントでバンドルが表示されるか、税と決済額がいくらかを確認してください。
Max、Pro、APIで使い方を変える
Maxでは「難しい」だけでなく「検証できる」仕事へ使う
Fableを選ぶ目安は、長時間で価値が高く、完成条件をテストできる仕事です。大規模な移行、複雑な原因分析、複数段階の実装とレビューは候補になります。軽微な文章修正や単純な変換までFableへ送ると、共有週次枠を早く失います。
上限に達したときは、すぐ使用クレジットへ切り替えるのではなく、残りの仕事がより安いモデルで合格条件を満たすか確認します。一般的なPro、Max、APIの選択はClaudeサブスクとAPIのコスト判断へ分離し、本ページではFable固有の境界だけを扱います。
Proでは受取操作より先に支出上限を決める
100ドルを受け取れても、自動リロードを必要なく有効にしないことが重要です。月間上限とアラートを設定し、通常モデルで最小再現を作ります。事前に決めたテストやレビュー項目を通らない場合だけ、必要なコンテキストをFableへ渡します。
APIでは最悪ケースの出力も予算へ入れる
API、CI、夜間評価、無人エージェントはプロジェクトの費用です。平均トークンだけでなく、最大出力、キャッシュ書き込み、再試行、失敗率を記録し、プロジェクト予算とアラートを設定します。サブスクの一般的な価格表が必要な場合はClaude Code料金ガイドを参照できますが、API請求を月額シートの中へ混ぜないでください。
続行を止める2つの条件
費用の停止条件は、実行前に式として決めます。
支出済み + 残作業の最悪ケース費用 > 1タスクの予算
この条件になったら、自動ループを止め、成果物を保存します。その後にコンテキストを小さくする、追加エージェントを減らす、出力を制限する、別モデルへ切り替える、または人が続行を承認します。「もうすぐ終わりそう」は予算超過の根拠になりません。
もう1つは品質の停止条件です。OpusやSonnetが、事前に書いたテスト、レビュー項目、正解率の基準を満たしたなら、「Fableなら少し良いかもしれない」だけで上位モデルへ替えません。Fableの初回実行が失敗し、新しい証拠、ツール、方針がないなら、同じ入力の再実行も止めます。
最後に、次の順番で自分の請求を検証します。
- 設定 > 使用量でプラン、Fableの含有範囲、100ドル残高、月間上限、自動リロードを確認する。
- 実行後に入力、出力、キャッシュ書き込み、キャッシュ読み取りを記録する。内訳がなければ範囲で見積もる。
- 公式USD単価で再計算し、使用量画面の差し引きと照合する。
- 差が大きければ、APIキー、バンドル、US-only経路、税、為替、別プラットフォームを確認する。
- 購入前と公開前に公式プラン、プロモーション、価格を再確認する。
Fable 5の費用を抑える最も確実な方法は、安いモデルへ無条件に落とすことではありません。請求の開始点を特定し、受け入れ条件を決め、上限で止めることです。Maxの50%、Proの期限付き100ドル、使用量バンドル、API残高を別々に扱えば、1タスクの価値と費用を同じ単位で判断できます。
