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Sora終了後の代替:無料アプリとAPIの移行先・料金比較

SoraはアプリもAPIも終了し、後継はありません。動画を作るだけなら無料のGoogle VidsとFlow、APIならGoogleが標準とするOmni Flashが第一候補です。

LaoZhang AI Team公開更新 22 分で読めます
目次
Sora終了後の移行先として、無料のGoogle VidsとFlow、1秒約0.10ドルのGemini Omni Flash、延長や最後のフレーム指定に使うVeo 3.1を並べた図

SoraはアプリもAPIも終了していて、OpenAIが用意した後継サービスはありません。 手軽に動画を作りたいだけなら無料のGoogle VidsとGoogle Flowから、APIで組み込んでいたならGoogleが動画生成の標準モデルとしているGemini Omni Flash(720pで1秒約$0.10、Sora 2の旧価格と同じ水準)から試すのが近道です。

Soraのウェブとアプリは2026年4月26日に、Sora 2のモデルとVideos APIは9月24日に停止しました。例外はMicrosoft Foundry上のsora-2で、Microsoftの予定表では2026年10月15日に廃止されます。作品の書き出し方法や停止の詳細はSora 2 APIの終了と動画の書き出しを参照してください。

OpenAIはSora 2のモデルページで「1対1で置き換えられるAPIはない」と明記していて、以下のサービスもSoraとの互換をうたってはいません。プロンプトは持ち込めても、カメオ(キャラクター)やリミックスの設定は移せないため、Soraを何に使っていたかで移行先を分けて考えます。

Soraで何をしていたかで移行先を選ぶ

価格は2026年9月26〜30日時点の公式表示(米ドル)です。

Soraでしていたこと最初に試す移行先費用の目安注意する点
アプリで短い動画を作るGoogle Vids、Google Flow無料(Flowは1日50クレジット)Vidsは無料で作れる本数の上限が公表されていない。Flowの無料分は720p・8秒のOmni Flashで1日4本程度
有料プランでたくさん作る、SNSに出すKling、Hailuo、Runway、Pika、Luma、SuperGrok入門プランで月$8.40〜$30透かしの有無と商用利用の可否がプランで変わる
APIで動画を生成するGemini Omni Flash720pで1秒約$0.10Googleの動画APIに無料枠はない
動画の延長、最後のフレームの指定、既存の処理を活かすVeo 3.1(Fast・Liteを含む)1秒$0.05〜$0.601回の長さは4・6・8秒
1回で長めに作る、参照素材を多く使うSeedance 2.5720pで1秒約$0.231最長30秒などの性能はByteDanceの発表による
カメオやキャラクターを使い続ける参照画像を使えるモデルで作り直す各モデルの生成費Soraから直接移す方法はない

Soraでしていたことごとに、Google VidsとFlow、有料アプリ、Gemini Omni Flash、Veo 3.1、Seedance 2.5、参照画像での作り直しへ振り分けた移行先の図

アプリで作っていた人は、まずGoogleの無料枠から

Google Vids:Googleアカウントがあれば無料

Googleは2026年9月23日、GoogleアカウントまたはGoogle Workspaceアカウントがあれば、Google VidsでGemini Omni 1.1 Flashの動画を無料で作れると発表しました。パソコンでvids.newを開き、発表の表記では「Create AI videos」を選びます。新しいシーンを1080pで作れ、シーンの延長や長さの指定もできます。Googleの発表

発表には無料で作れる本数の上限が書かれておらず、APIとして呼び出す手段もありません。生成した動画には、目に見えない電子透かしのSynthIDが入ります。もっと多く作りたい場合はGoogle AIの有料プラン、仕事で使う場合はWorkspaceのBusiness・Enterpriseプランが案内されています。

Google Flow:無料は1日50クレジット

Google Flowでは、購読の有無にかかわらず毎日50クレジットが付与されます。使い残しは翌日に繰り越されません。消費するクレジットは生成1本ごとに決まっていて、Flowのヘルプに載っている値は次のとおりです。Google Flowのクレジット

モデル長さ1本あたりのクレジット
Gemini Omni Flash(720p)4秒/6秒/8秒/10秒7/10/12/15
Gemini Omni Flash(360p)4秒/6秒/8秒/10秒4/5/6/7
Veo 3.1 Lite4秒・6秒・8秒10(Ultra以外)
Veo 3.1 Fast4秒・6秒・8秒20(Ultra以外)
Veo 3.1 Quality8秒100

720p・8秒のOmni Flashなら12×4=48クレジットで、無料分でおよそ4本作れます。Veo 3.1 Qualityは1本で100クレジットなので、無料分だけでは作れません。1回の依頼で2本生成されることがあり、その場合は2本分が引かれます。

購読していない場合、UTCの14〜17時ごろ(日本時間の23時〜翌2時ごろ)は混雑のため動画を生成できないことがあり、1080pへのアップスケールも使えません。有料のGoogle AIプランは、Plus($4.99/月、Flowクレジット月200)、Pro($19.99/月、月1,000)、Ultra($99.99/月から、月10,000)で、いずれも米国での表示価格です。Flowのヘルプによると、AIクレジットの追加購入は日本では対象外です。

手元の画像から動画を作っていた場合は、Nano Bananaの画像を動画にする手順も参考になります。

有料アプリの入門プラン

Googleの無料枠で足りない、あるいは別の画作りを試したい場合は、各社の入門プランを比べます。2026年9月30日時点の公式ページの表示です。

サービス入門プラン含まれるもの気をつける点
KlingStandard $8.8/月(初月$6.99)月660クレジット、1080p、透かしなし、商用利用可無料のBasicは透かしの除去と商用利用が対象外
Hailuo(MiniMax)Standard $8.40/月(年払い$100.80)月1,000クレジット。MiniMax H3の768Pで最大143秒表示は年払いの月額換算
PikaStarter $10/月月900クレジット、透かしなし商用ライセンスはCreator($35/月)から
RunwayStandard $15/月(年払いなら$12)月625クレジット。Gen-4.5なら52秒無料プランは125クレジットを1回だけ
LumaPlus $30/月10,000クレジット、商用利用可無料プランの表示はない
SuperGrok(Grok Imagine)$30/月画像と動画の生成無料プランは動画生成なし。1080pはSuperGrok Plus($100/月)

選ぶ基準になるのは、作った動画を仕事に使うかどうかです。商用利用を明記しているのはKlingの有料プラン、Luma Plus、Pika Creatorで、Pika Starterには商用ライセンスが付きません。お金をかける前に画作りを確かめるなら、Runwayの無料125クレジットはGen-4.5(1秒12クレジット)で約10秒分です。Grok Imagineの無料プランとの違いや制限はGrok Imagineの使い方・制限・APIで確認できます。

HeyGen(無料は月3本・1分まで、Creatorは$29/月)はアバターが話す動画を作るサービスで、Soraのように自由な映像を生成する用途とは別物です。

APIで使っていた人は、Omni Flashを基準に比べる

Gemini APIの動画生成の概要ページ(2026年6月30日更新)は、動画生成の標準モデルとしてGemini Omni Flashを使うよう勧めています。理由として挙げているのは、映像の一貫性、テキスト・画像・音声・動画をまとめて扱える推論、キャラクターの一貫性、対話形式での編集です。Veo 3.1は、シーンの延長、最後のフレームの指定、既存のパイプラインとの統合といった特定の機能が必要なときに使う、という位置づけです。Gemini APIの動画生成

ただし、Omni Flash自体のドキュメントでは、音声の参照素材のアップロードは現行のAPIでは使えず、参照動画に入っている音声も無視されると書かれています。音声を合わせたい場合は、この制限を前提に設計します。

Google以外では、次のモデルが比較の対象になります。

  • Seedance 2.5(ByteDance):ByteDanceの発表では、1回の生成で最長30秒、参照素材は画像30・動画10・音声10まで、タイムスタンプ単位の編集に対応します。海外向けのBytePlusでも4〜30秒の出力が載っています。ただしByteDance自身が、物理的な自然さや複数人物のやり取りには限界があると認めています。30秒の動画1本にかかる費用はSeedance 2.5のAPI料金と30秒のコスト計算で確認できます。
  • Kling 3.0:720pから4Kまで。APIは前払いのパッケージ制で、お試しは$9.8で100ユニット(30日有効)です。
  • Grok Imagine(grok-imagine-video-1.5):テキスト・画像・音声から動画を作れます。解像度は480p・720p・1080pです。
  • MiniMax H3:768Pと2Kの2種類です。
  • Runway(gen4.5、gen4_turbo):開発者向けのクレジットは1クレジット$0.01です。
  • Luma(Ray3.2):月額の契約なしで1本ごとに支払い、長さは5秒と10秒です。
  • Pika 2.5:APIには月$10の会費が必要で、初月は$10分の利用枠が付きます。

1秒あたりの価格をSoraの旧価格と比べる

各社の公式価格です。GoogleとSeedance(BytePlus)は2026年9月26日、そのほかは9月30日時点のものです。

モデル1秒あたりの価格条件
Sora 2(提供終了)$0.10720p
Sora 2 Pro(提供終了)$0.30/$0.50/$0.70720p/1792×1024/1080p
Gemini Omni Flash約$0.10720p。出力トークンの課金を1秒に換算
Veo 3.1$0.40/$0.60720p・1080p/4k
Veo 3.1 Fast$0.10/$0.12/$0.30720p/1080p/4k
Veo 3.1 Lite$0.05/$0.08720p/1080p(4kなし)
Seedance 2.5約$0.103/$0.231/$0.569480p/720p/1080p。5秒の例から換算
Kling 3.0$0.084〜$0.168、4Kは$0.42720p〜1080p。音声ありは高くなる
grok-imagine-video-1.5$0.08/$0.14/$0.25480p/720p/1080p
MiniMax-H3$0.08/$0.13768P/2K
Runway gen4.5/gen4_turbo$0.12/$0.051クレジット$0.01で換算
Luma Ray3.2約$0.06720p。5秒$0.30を1秒に換算
Pika 2.5$0.04〜$0.09720p〜1080p。別途月$10の会費

Sora 2の720pから移る場合、同じ価格帯にあるのはOmni FlashとVeo 3.1 Fastです。8秒の動画にすると、Sora 2の$0.80($0.10×8秒)に対して、Omni Flashは約$0.80、Veo 3.1 Fastも$0.80、Veo 3.1 Liteなら$0.40です。Sora 2 Proの1080p($0.70)で作っていたなら、Veo 3.1 Fast($0.12)、Kling 3.0($0.112〜$0.168)、Grok Imagine($0.25)はいずれも1080pで下回ります。反対に、標準のVeo 3.1は720pでも$0.40で、Sora 2の4倍です。

Gemini APIの動画モデルには無料枠がなく、Googleは生成に成功した動画にだけ課金します。ただし、成功しても演出が合わずに使わなかった動画の分は戻りません。無料で試せる入口は無料の動画生成AI API、やり直しを含めた1本あたりの費用はAI動画生成の料金相場で比較できます。

SoraのコードをGoogleに移すときに変わること

Soraでは、ジョブを作成し、状態を確認し、完了したら動画を取得する、という3段階で処理していました。Googleに移す場合、Veo 3.1とOmni Flashでは呼び出し方そのものが違い、モデル名を差し替えるだけでは動きません。

Soraのジョブ作成・状態確認・取得の3段階と、Veo 3.1の依頼・ポーリング・ダウンロード、Gemini Omni Flashの依頼・対話での編集・書き出しを並べた処理の流れの図

項目Veo 3.1Gemini Omni Flash
呼び出し方generateContent系のAPI。依頼すると処理(operation)が返り、完了までポーリングするInteractions API。公式のPython例では動画データが結果として返る
モデルIDveo-3.1-generate-preview(Fast・Liteは別ID)gemini-omni-1.1-flash
1回の長さ4・6・8秒。1080p、4k、参照画像、延長では8秒のみAPIの資料に指定方法の記載はない(Flowでは4〜10秒)
延長Veoで作った720pの動画に7秒ずつ、最大20回(入力は141秒まで)10秒ずつ、合計40秒まで。末尾への追加のみ
解像度と縦横比720p・1080p・4k(Liteは4kなし)、16:9か9:16360p・720p(標準)、1080pと4kはアップスケール。16:9か9:16
参照素材参照画像は3枚まで。最初と最後のフレームを指定できるテキスト・画像・動画を渡せる。参照動画は3秒以内を3本まで(参照動画の音声は無視され、音声の参照は現行のAPIでは使えない)
対話での編集なし前回の結果をprevious_interaction_idで指定して指示を重ねる
生成物の保存サーバーに2日間。その後は削除される公式の例では、受け取った結果をそのままファイルに書き出す
地域による制限EU・英国・スイス・中東北アフリカでは人物の生成がallow_adultのみEEA・スイス・英国ではアップロードした動画の編集と延長ができない
透かしSynthIDSynthID

出典はVeo 3.1のドキュメント(2026年9月17日更新)とGemini Omni Flashのドキュメント(2026年9月23日更新)です。地域による制限の対象に日本は入っていません。Veoの待ち時間は最短11秒、混雑時は最長6分です。また、Veoは英語だけを完全なサポート対象とし、ほかの言語は評価していないとしているので、日本語の台詞は実際の台本で確かめてください。

Veo 3.1で8秒・720pの動画を1本作り、保存するまでの最小限の例です。実行すると有料の生成が始まります。

python
import time
from google import genai
from google.genai import types

client = genai.Client()  # 環境変数 GEMINI_API_KEY を使う

operation = client.models.generate_videos(
    model="veo-3.1-generate-preview",
    prompt="A slow camera orbit around a ceramic teapot on a wooden table.",
    config=types.GenerateVideosConfig(
        duration_seconds=8,
        resolution="720p",
        aspect_ratio="16:9",
    ),
)
print(operation.name)  # 再開できるように保存しておく

while not operation.done:
    time.sleep(10)
    operation = client.operations.get(operation)

video = operation.response.generated_videos[0]
client.files.download(file=video.video, destination="teapot.mp4")

Omni Flashでは、1回目の結果を指定して2回目に編集を指示できます。

python
import base64
from google import genai

client = genai.Client()

first = client.interactions.create(
    model="gemini-omni-1.1-flash",
    input="A marble rolling fast on a chain reaction style track, continuous smooth shot.",
)
edited = client.interactions.create(
    model="gemini-omni-1.1-flash",
    previous_interaction_id=first.id,
    input="Make the track glow blue.",
)
with open("marble.mp4", "wb") as f:
    f.write(base64.b64decode(edited.output_video.data))

output_videoはSDKだけにある項目で、RESTで直接呼ぶ場合は結果のsteps配列から動画を取り出します。

本番のコードを切り替える前に、次の4点を決めておくと手戻りが減ります。

  • 処理IDを保存する:Veoはoperation.nameを保存し、プロセスが落ちても同じ処理を確認し直せるようにします。作成の依頼が途中で切れたときに無条件で送り直すと、二重に生成されて課金されるおそれがあります。
  • 長さを設計し直す:Soraで長めの動画を1回で作っていた場合、Veoでは8秒の生成と延長、Omni Flashでは延長で最長40秒、Seedance 2.5では1回で最長30秒(ByteDanceの発表値)という形に組み直します。
  • すぐに自分の保存先へ移す:Veoの生成物は2日で消えます。URLだけをデータベースに残す作りは使えません。
  • 透かしを前提にする:VeoとOmni Flashの出力にはSynthIDが必ず入ります。

Soraのカメオやキャラクターは移せない

Soraのカメオ(キャラクター)、リミックス、ストーリーボードには、ほかのサービスへ取り込む公式の方法がありません。代わりのサービスでは、参照素材を使って同じ人物や見た目を作り直します。

  • Veo 3.1:参照画像を3枚まで使えます。参照画像を使う生成は8秒のみです。
  • Gemini Omni Flash:被写体の参照とキャラクターの一貫性を特長としています。参照動画は3秒以内を3本までで、人物の見た目を伝える用途に向くとされています。一方で、特定の識別可能な人物を含む画像のアップロードと編集には対応していません。
  • Seedance 2.5:ByteDanceの発表では参照画像を30枚まで使えます。

作り直しの材料になるのは、Soraの書き出しで残した動画から切り出した静止画や、もとの写真です。正面と横向きなど角度の違う画像を用意し、毎回同じ参照素材と同じ人物の説明を使うと、顔や服装がぶれにくくなります。書き出しの期限やデータの削除についてはSora 2 APIの終了と動画の書き出しを確認してください。

よくある質問

Soraの代わりに無料で使えるものはありますか?

あります。Google VidsはGoogleアカウントがあればGemini Omni 1.1 Flashの動画を無料で作れますが、本数の上限は公表されていません。Google Flowは毎日50クレジットで、720p・8秒のOmni Flashなら1日4本程度です。どちらもアプリで、Googleの動画APIには無料枠がありません。

Sora 2 APIのコードはVeoやOmni Flashでも動きますか?

動きません。Veo 3.1は処理(operation)を返してポーリングする方式で、1回の長さは4・6・8秒です。Omni FlashはInteractions APIを使い、対話で編集できます。ジョブの作成、状態の確認、動画の保存をそれぞれ書き直す必要があります。

Sora 2のAPIより安い代替はどれですか?

1秒あたりでSora 2(720p)の$0.10を下回るのは、Veo 3.1 Lite(720pで$0.05)、Runway gen4_turbo($0.05)、Luma Ray3.2(720pで約$0.06)、MiniMax H3(768Pで$0.08)、Kling 3.0(720p・音声なしで$0.084)、Pika 2.5(720pで$0.04、別途月$10の会費)です。Omni FlashとVeo 3.1 Fastは同じ$0.10前後です(2026年9月26〜30日時点)。

Soraで作ったキャラクターはほかのサービスに移せますか?

移せません。カメオやキャラクターを取り込む公式の方法はどのサービスにもないため、Veo 3.1の参照画像、Omni Flashの被写体の参照、Seedance 2.5の複数参照などを使い、手元の画像から作り直します。

さらに読む: AI 動画生成
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2026年の画像から動画AI:最初に開くルートと切り替え基準

画像がすでにあるなら、まずブランド名ではなくルートを決めます。一般的な制作はRunway、ブランド編集はAdobe Firefly、GoogleアプリはGemini Omni、APIと参照画像制御はVeo 3.1、多ショットや要素制御はKling、素早い効果テストはPikaまたはVidu。Soraは通常の新規推奨ではなく終了リスクとして扱います。

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