Sora 2 APIは終了:動画の書き出しと代替APIの選び方
OpenAIのSora 2 APIは2026年9月24日に停止し、後継APIはありません。Azure版は10月15日に廃止予定です。代替は必要な出力と1秒単価で選びます。
目次

OpenAIのSora 2とVideos APIは2026年9月24日に停止し、OpenAIのAPIからはもう使えません。 OpenAIのモデルページには「1対1で置き換えられる後継APIはない」と明記されていて、日付付きのモデル名に切り替えても生成はできません。OpenAIのSora 2モデルページ
例外はMicrosoft Foundry(Azure OpenAI)を契約している場合で、Microsoftの予定表ではsora-2(2025-12-08版、プレビュー)の廃止日は2026年10月15日です。ただし、これはAzureのリソースを持つ利用者向けの別日程で、それ以外の人がOpenAIの停止を回避する手段にはなりません。生成済みの動画として手元に残るのは、自社の保存先に置いたファイルと、Soraアプリの書き出しで受け取るファイルだけです。
利用していた経路ごとの現状
同じ「Sora」でも、どこから使っていたかで状況が違います。2026年9月30日時点の状態は次のとおりです。
| 使っていた経路 | 2026年9月30日時点の状態 | 今やること |
|---|---|---|
OpenAIの直接API(sora-2、sora-2-pro、Videos API) | 2026年9月24日に停止。後継APIなし | 呼び出しを止め、代替モデルへ移行する |
Microsoft Foundryのsora-2 2025-12-08版 | Microsoftの予定では2026年10月15日に廃止(プレビュー) | 10月15日より前に移行を終える |
Microsoft Foundryのsora-2 2025-10-06版 | 2026年7月15日に廃止済み | 2025-12-08版と同じく移行する |
| Soraのウェブ・アプリ | 2026年4月26日に終了 | 書き出しページを試し、メールを確認する |
| ChatGPTのプラン | 料金ページのどのプランにも動画生成の項目なし | Soraの代わりにはならない |
| 別の会社のAPI経由 | 上流のOpenAI APIが停止 | 設定中のモデル名と請求内容を確認する |

OpenAIの廃止一覧で停止日が2026年9月24日とされているのは、Videos APIと次の5つのモデルです。開発者への通知は2026年3月24日に行われ、推奨移行先の欄はすべて「—」(該当なし)になっています。現在のAPI料金ページからも、Soraや動画生成の行は消えています。OpenAIの廃止一覧
sora-2sora-2-prosora-2-2025-10-06sora-2-2025-12-08sora-2-pro-2025-10-06
停止後の呼び出しがどのHTTPステータスやエラー文言を返すかは、公開文書に記載がありません。9月24日以降に失敗し始めたなら、認証や利用上限を疑う前に、リクエストのモデル名が上の一覧に入っていないかを見てください。特定のエラーコードを検知して切り替える作りにするより、設定でSoraの呼び出しそのものを止め、利用者に案内を出すほうが確実です。
別の会社のAPIを通して使っていた場合も、上流であるOpenAIのAPIはすでに停止しています。その会社のモデル一覧や料金表に「Sora」の名前が残っていても、今も同じモデルで生成できる裏付けにはなりません。接続先に設定しているモデル名と、実際に請求されている内容を確かめてください。
Azure(Microsoft Foundry)で使っている場合
Microsoftの「Model retirement schedule」(2026年9月21日更新)では、sora-2の2025-12-08版(プレビュー)の廃止日が2026年10月15日、2025-10-06版は2026年7月15日です。2026年3月18日付の「Video generation with Sora 2 (preview)」の手順書も公開されたままで、対応リージョンにあるAzure OpenAIのリソースが前提になっています。Microsoftのモデル廃止予定、FoundryのSora 2動画生成
この日程はMicrosoftの計画で、変更される可能性があります。新規デプロイを今も受け付けているか、リージョンごとの提供状況、Azureでの料金は、上の2つのページからは判断できないため、Azureポータルの表示で確認してください。
すでにFoundryでsora-2を動かしているなら、残り約2週間は新しい機能を載せる期間ではなく、移行と、生成済み動画の保存確認に使う期間です。10月15日を「この日まで確実に使える」保証と考えず、それより前に代替モデルへの切り替えを終えておくのが安全です。
生成済みの動画で手元に残るもの
Soraアプリ・ウェブで作った作品
OpenAIのヘルプでは、sora.chatgpt.com/sunsetを開いてExportを押すと、準備ができたときにメールが届くと案内しています。最終的な書き出し期間を設ける場合は開始前にメールで知らせるとしたうえで、できるだけ早い書き出しを勧めています。提供終了と最終書き出し期間が過ぎた後は、Soraの利用に関するデータが完全に削除されます。Soraの提供終了に関するOpenAIのヘルプ
この書き出しページが今も動いているか、最終書き出し期間がすでに告知されたかは、アカウントごとにログインしないと分かりません。後回しにせず今すぐExportを試し、Soraで使っていたアカウントのメール(迷惑メールフォルダも含む)を確認してください。受け取ったファイルは自分の保存先に移し、必要な作品が入っているか、再生できるかまで確かめます。
返金は、同じヘルプ記事から案内されているChatGPTの返金手順で申請します。購入済みのChatGPT/Soraクレジットは、希望すればCodexで使えます。なお、このヘルプ記事にはAPIについて「2026年9月24日に終了予定」という停止前の書き方が残っていますが、開発者向けのモデルページではすでに停止済みと表示されています。
APIで生成した動画
OpenAIのAPIから過去の動画を取り出す手段は、停止とともになくなりました。残っているのは、生成したときに自社のストレージへ保存しておいたファイルだけです。ジョブIDやダウンロードURLだけが記録に残っている動画は、もう取得できません。
まずジョブの記録と保存先を突き合わせて、何が残り何が失われたかを確定させます。例えば、完了扱いのジョブが40件あり、保存先で再生できた動画が37件なら、差の3件が失われた分です。ダウンロード時のエラー本文を動画ファイルとして保存していた、というケースもあるので、件数だけでなく実際に開いて再生を確認してください。
失われた動画が必要なら、保存しておいたプロンプトや元画像を使って代替モデルで作り直すしかありません。モデルが違うため同じ映像にはならず、作り直した動画は新しい素材として確認し直す必要があります。
代替APIは必要な出力と1秒あたりの価格で選ぶ
比較の基準になるのはSoraの旧価格です。OpenAIのモデルページによると、sora-2は720pで1秒$0.10、sora-2-proは720pで$0.30、1792×1024で$0.50、1080pで$0.70でした(いずれも停止済みで購入できません)。
代替候補の公式APIの価格は次のとおりです。価格は各社の表示どおりのドル建てです。
| モデル(提供元) | 1秒あたりの価格 | 確認日 | 条件 |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1 Standard(Gemini API) | 720p・1080pで$0.40、4Kで$0.60 | 2026年9月26日 | 音声付きの既定価格。動画に無料枠なし、生成に成功した分だけ課金 |
| Veo 3.1 Fast(Gemini API) | 720pで$0.10、1080pで$0.12、4Kで$0.30 | 2026年9月26日 | 同上 |
| Veo 3.1 Lite(Gemini API) | 720pで$0.05、1080pで$0.08 | 2026年9月26日 | 4K非対応 |
| Gemini Omni Flash(Gemini API) | 720pで約$0.10 | 2026年9月26日 | トークン課金。720pの動画1秒を5,792トークンとして計算 |
| gen4.5(Runway API) | $0.12 | 2026年9月30日 | 1秒12クレジット、1クレジット$0.01 |
| Kling 3.0(Kling API) | 720pで$0.084〜$0.126、1080pで$0.112〜$0.168 | 2026年9月30日 | 音声の有無で変わる。定価(1ユニット$0.14)での計算 |
| grok-imagine-video-1.5(xAI API) | 480pで$0.08、720pで$0.14、1080pで$0.25 | 2026年9月30日 | 入力にテキスト・画像・音声を使える |
| MiniMax-H3(MiniMax API) | 768Pで$0.08、2Kで$0.13 | 2026年9月30日 | 従量課金 |
| Seedance 2.5(BytePlus ModelArk) | 480pで約$0.103、720pで約$0.231、1080pで約$0.569 | 2026年9月26日 | トークン課金。動画入力なし・5秒の例をBytePlusが換算した値 |
| Ray3.2(Luma API) | 720pで5秒$0.30(1秒あたり$0.06) | 2026年9月30日 | SDR出力の価格。HDRは2倍 |
| Pika 2.5(Pika API) | $0.04〜$0.09 | 2026年9月30日 | 別途月$10の会員費。価格はPikaの2026年9月18日時点の表示 |
Gemini APIの料金、Runway APIの料金、Kling APIの料金、xAIの料金、MiniMaxの料金、BytePlusの料金、Luma APIの料金、Pika APIの料金
Soraで作っていた動画1本が、代替先でいくらになるか
計算式は「1秒あたりの価格 × 秒数」です。sora-2で720p・10秒の動画を作っていた場合、1本$1.00($0.10 × 10秒)でした。同じ720p・10秒なら、Veo 3.1 Liteは$0.50、Veo 3.1 FastとGemini Omni Flashは約$1.00、Runway gen4.5は$1.20、Kling 3.0は$0.84〜$1.26、grok-imagine-video-1.5は$1.40、Veo 3.1 Standardは$4.00です。
sora-2-proで1080p・10秒を作っていた場合は1本$7.00でした。1080pで比べると、Kling 3.0は$1.12〜$1.68、grok-imagine-video-1.5は$2.50、Veo 3.1 Standardは$4.00、Seedance 2.5は約$5.69です。

これは1回で使える動画ができた場合の金額です。作り直しが多い用途では、平均の試行回数を掛けて見積もってください。Gemini APIは生成に成功した分だけ課金すると明記していますが、失敗時の扱いは提供元ごとに規約と利用明細で確かめる必要があります。月額プランや1本あたりの予算も含めた比較は、AI動画生成の料金相場:1秒あたりと1本あたりのコストで確認できます。
出力の条件から候補を絞る
価格だけで決めると、必要な機能が抜け落ちます。どのモデルもSoraのリミックスやキャメオ、ストーリーボードと同じ操作ができるとは限らず、「モデル名を差し替えれば同じように動く」代替はありません。まず、納品物に欠かせない条件を書き出してから候補を絞ります。
- 720pの短い動画を低コストで量産していたなら、
sora-2と同じ1秒$0.10前後のVeo 3.1 FastやGemini Omni Flash、それより安いVeo 3.1 Lite・Luma Ray3.2・Pika 2.5が比較の出発点です。 - 1080p以上の画質が必要なら、Veo 3.1 Standard・Fast(4Kあり)、Kling 3.0(4Kは1秒$0.42)、grok-imagine-video-1.5の1080p、Seedance 2.5の1080pを、自分の素材で見比べます。
- 音声付きの動画が必要なら、上の表で音声付きの価格が示されているのはVeo 3.1とKling 3.0です。ほかのモデルは各社の文書で音声の扱いを確認してください。
- 既存の動画を入力にして編集したいなら、動画入力の価格を別に設けているKling 3.0 OmniやSeedance 2.5、Luma Ray3.2の動画→動画を候補にします。
個別のモデルを詳しく見るなら、Seedance 2.5 API料金:経路別の1秒単価と無料で使えるか、Grok AIは動画を生成できる?Grok Imagineの使い方・制限・APIが参考になります。Googleのツールで画像から動画を作りたい場合はNano Banana で動画は作れる?画像を動画化する手順を参照してください。
移行が終わったと判断できる条件
モデル名を書き換えてテスト生成が1本通っただけでは、移行は終わっていません。次の項目がすべて満たされた時点を完了とします。
- Soraを呼ぶ処理が残っていない。 コード、設定ファイル、定期実行のジョブ、Azureを使っているならFoundryのデプロイまで含めて、
sora-2系のモデル名とVideos APIの呼び出しがなくなっている。 - 代表的な素材で、最初から最後まで一巡できた。 普段使う元画像・縦横比・尺・音声の指定を代替先に送り、受付から完了または失敗、動画の取得、自社の保存先への保存、再生確認までが通る。非同期処理の状態の名前や取得方法は提供元ごとに違うため、ここが一番崩れやすい部分です。
- 失敗したときに利用者が止まらない。 新しい状態を古い画面が解釈できず「生成中」のまま表示され続ける、ということがない。失敗した利用者に次の操作が示される。
- 過去の動画の棚卸しが済んでいる。 保存済みの件数と失われた件数が確定し、失われた分を作り直すかどうか決まっている。Soraアプリの作品は書き出しを受け取り済みか、試した結果が記録されている。
- 1本あたりの実費を計算し直した。 自社の平均秒数・解像度・試行回数を代替先の価格に当てはめ、請求額と利用明細を照合できる。
- 利用者向けの表記を更新した。 サービス内の案内、ヘルプ、利用規約から「Sora 2で生成」などの記述を直している。
Azureで使っている場合は、この6項目を2026年10月15日より前に終えることが目標になります。OpenAIの直接APIだった場合はすでに停止しているので、まず1と3で利用者への影響を止め、そのうえで2・4・5を進めてください。
Sora 2の料金・レート制限・呼び出し方を調べていた場合
Sora 2に現在の料金はありません。sora-2の1秒$0.10などの金額は、上の「代替APIは必要な出力と1秒あたりの価格で選ぶ」で示した停止前の旧価格で、今は購入できず、代替先と比べるための基準としてだけ意味があります。
レート制限や429エラーへの対処、Videos APIの呼び出し手順も、もう当てはまりません。エンドポイントとモデルそのものが2026年9月24日に停止しているため、リクエストの間隔や上限を調整しても生成はできません。
次に使うサービスを決める段階なら、Sora終了後の代替:無料アプリとAPIの移行先・料金比較でアプリとAPIの移行先を比べられます。
参考資料14
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月1日。
参考資料14
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月1日。
- 1.OpenAIのSora 2モデルページdevelopers.openai.com/api/docs/models/sora-2
- 2.OpenAIの廃止一覧developers.openai.com/api/docs/deprecations
- 3.Microsoftのモデル廃止予定learn.microsoft.com/en-us/azure/foundry/openai/concepts/model-retirement-schedule
- 4.FoundryのSora 2動画生成learn.microsoft.com/en-us/azure/foundry/openai/concepts/video-generation
- 5.sora.chatgpt.com/sunsetsora.chatgpt.com/sunset
- 6.Soraの提供終了に関するOpenAIのヘルプhelp.openai.com/en/articles/20001152-what-to-know-about-the-sora-discontinuation
- 7.Gemini APIの料金ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing
- 8.Runway APIの料金docs.dev.runwayml.com/guides/pricing
- 9.Kling APIの料金kling.ai/dev/pricing
- 10.xAIの料金docs.x.ai/developers/pricing
- 11.MiniMaxの料金platform.minimax.io/docs/guides/pricing-paygo
- 12.BytePlusの料金docs.byteplus.com/en/docs/ModelArk/1544106
- 13.Luma APIの料金lumalabs.ai/api
- 14.Pika APIの料金dev.pika.art/pricing





