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Nano Banana APIの選び方:Original、Nano Banana 2、Proの使い分け

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15 分で読めますAI画像生成

新しいAPIワークロードはNano Banana 2を初期値にし、単純な1K画像はOriginal、文字・図解・複雑なレイアウト・最終納品物はNano Banana Proへ上げるのが実装しやすい判断です。

Nano Banana APIの選び方:Original、Nano Banana 2、Proの使い分け

Nano Banana APIを選ぶときは、モデルの勝ち負けではなく、リクエストをどのルートに流すかで考える方が安定します。新しい画像生成の初期値はNano Banana 2(gemini-3.1-flash-image-preview)です。0.5Kから4Kまで扱え、Proより安く、製品画像、記事画像、ヘルプ用の図、ローカライズ画像など大半のAPI用途を受けられます。Original Nano Banana(gemini-2.5-flash-image)は単純で低リスクな1024px級の画像に絞り、Nano Banana Pro(gemini-3-pro-image-preview)は文字、図表、密なレイアウト、ブランド素材、最終納品物に使います。

まずは3つのAPIルートを分けます。

APIルート公式モデルID価格とサイズの境界向いている用途避けたい用途
Original Nano Bananagemini-2.5-flash-image1024px級で約$0.039/枚低コストで単純、失敗してもやり直しやすい1K画像。既存パイプラインの維持。読める文字、2K/4K、複雑な構造、最終レビューが必要な画像。
Nano Banana 2gemini-3.1-flash-image-preview0.5Kは$0.045、1Kは$0.067、2Kは$0.101、4Kは$0.151ほとんどの新規API画像生成の初期ルート。1枚の失敗が高い修正コストにつながる画像。
Nano Banana Progemini-3-pro-image-preview1K/2Kは$0.134、4Kは$0.24文字、図解、厳しいレイアウト、ブランド重要画像、クライアント向け最終素材。使い捨ての下書き、内部プレビュー、大量の低リスクサムネイル。

Standardという語は、API実装ではモデルIDではありません。Googleの価格モードを指す場合はありますが、コードに渡す値は上の3つのモデルIDに解決する必要があります。価格とpreview状態は2026年4月20日にGoogle AIドキュメントで確認したものです。実際のプロジェクト制限、利用資格、レート制限は、現在のGoogle ConsoleまたはAI Studioで確認してください。

3つのAPIルートは同じ名前違いではない

Nano Bananaは画像生成ファミリーの呼び名として使われますが、プロダクションのルーターは呼び名だけでは動かせません。必要なのは、モデルID、出力サイズ、価格レーン、切り替える理由です。曖昧に「一番よいモデル」を選ぶより、「この画像が失敗したとき何が困るか」を先に決める方が実装に向いています。

Original Nano Bananaは低コストの基準線です。内部用のプレースホルダー、単純なサムネイル、既存の1Kワークロード、再生成しやすい大量の軽い素材にはまだ価値があります。新規サービスの初期値にすると、2K/4K、文字の安定性、複雑な構図が必要になった時点で詰まりやすくなります。

Nano Banana 2は標準ルートです。0.5Kのプレビューから4Kの大きめ画像まで同じ系統で扱えるため、SaaS機能、記事用ビジュアル、商品コンセプト、ヘルプセンターの説明画像、Web素材に使いやすいです。Proより安く、Originalより幅が広いので、新規APIフローの中心に置きやすいモデルです。

Nano Banana Proは品質を上げるルートです。すべての画像に使うものではなく、失敗の代価が高い画像に使います。読める文字、図表の構造、レイアウト制約、ブランド審査、広告、ドキュメント図、クライアント納品物は、安いモデルで何度も失敗するよりProで最初から通す方が安くなることがあります。

Original Nano Banana、Nano Banana 2、Nano Banana ProのAPI役割比較

価格は解像度と失敗コストで見る

1Kだけを横並びにしても判断は足りません。Originalは1024px級では最安、Nano Banana 2は0.5Kから4Kまでのサイズ階段が強く、Proは高リスクの出力に向いた高価格ルートです。サイズ対応はルーティングの本体です。

2026年4月20日に確認したGoogleの価格行は次の通りです。

モデルルートStandard画像価格Batch/Flexが使える場合実務上の意味
Original Nano Banana(gemini-2.5-flash-image1024px級で約$0.039/枚Batchで約$0.0195/枚単純な1K画像の最安ルート。
Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image-preview0.5K $0.045、1K $0.067、2K $0.101、4K $0.151非同期レーンではおおむねStandardの半額サイズ選択と新しい品質を両立する初期値。
Nano Banana Pro(gemini-3-pro-image-preview1K/2K $0.134、4K $0.241K/2K $0.067、4K $0.121枚の失敗がレビューや修正コストになる場合に使う。

Gemini Nano Banana APIの現在価格比較

安いモデルは、1回で通るときだけ安いとは限りません。文字が崩れて3回作り直し、人が確認し、最後にデザイナーが直すなら、Proを最初から使った方が安いことがあります。逆に、内部の下書きや小さなプレビューにProを使うと、品質差を活かせないまま費用だけが増えます。

非同期でよい大量処理も別枠で考えます。カタログ画像、夜間生成、定期的なコンテンツ素材のように即時返却が不要なら、Batch/FlexでNano Banana 2の高解像度やProを使いやすくなります。リアルタイムUXはNano Banana 2を中心にし、Proは必要な一部にだけ切り出す方が運用しやすいです。

初期値はNano Banana 2、例外を2つだけ足す

安定した実装ルールは「新しいモデルを常に使う」ではなく、「Nano Banana 2を初期値にして、安い例外と高品質の例外を明示する」です。これならアプリケーションの基本動作が揃い、費用も説明できます。

Nano Banana 2を使うべき典型は、記事画像、アプリ内イラスト、商品コンセプト、軽いSNS素材、背景画像、ローカライズ画像、Webグラフィックなどです。1Kだけでなく2Kや4Kに広がる可能性があるワークロードほど、最初からNano Banana 2に寄せる意味があります。

Originalに下げる条件は狭くします。出力が単純、1Kで十分、文字が重要でない、失敗しても再生成または破棄できる、コストが最優先。この条件が揃う場合だけ、旧モデルを安いレーンとして使います。

Proに上げる条件は名前を付けて管理します。文字が読める必要がある、図表の構造が重要、複数要素の配置が厳しい、ブランド審査に出る、広告やドキュメントに使う、クライアントに渡す。これらは最初からProに流してもよいし、Nano Banana 2で繰り返し失敗する種類としてProへ固定昇格してもよいです。

先にリクエストを分類してからモデルIDを変える

APIでモデルIDを切り替えるのは簡単ですが、分類なしの切り替えは費用と品質を説明できません。ルーターは、リクエストを分類し、モデルを選び、その選択理由に沿って結果を検証する必要があります。

Nano Banana APIの本番ルーティング:デフォルト、Pro昇格、Original降格、検証

実装順は次のようにできます。

  1. 新しい画像生成トラフィックはNano Banana 2から始める。
  2. 文字、図解、レイアウト制約、最終素材、ブランド重要用途があれば生成前にProへ上げる。
  3. 単純、1K、低リスク、コスト重視が揃ったときだけOriginalへ下げる。
  4. 即時性が不要な大量処理はBatch/Flexへ分ける。
  5. 選択理由に沿って出力を検証する。Proなら文字と構造、Nano Banana 2ならサイズと十分な品質、Originalなら低リスク1Kとして成立するかを見る。

レート制限や429はモデル選択とは別の運用分岐です。制限が出たからProへ逃がす、というルールは費用を壊します。モデルが決まったあとで、プロジェクトの制限とリトライ設計を Gemini APIレート制限ガイド で整理してください。

コードではラベルではなくモデルIDに解決する

安全な構成は、アプリ内で内部ルート名を使い、公式モデルIDへの対応を1か所に集めることです。UI文言、価格表示、外部サービスの別名をそのままAPIに渡してはいけません。

python
from google import genai from google.genai import types client = genai.Client(api_key="GEMINI_API_KEY") MODEL_BY_ROUTE = { "cheap_1k": "gemini-2.5-flash-image", "default": "gemini-3.1-flash-image-preview", "premium": "gemini-3-pro-image-preview", } def choose_image_route(job): if job.get("final_asset") or job.get("has_text") or job.get("diagram"): return "premium" if job.get("simple") and job.get("max_size") == "1k" and job.get("low_risk"): return "cheap_1k" return "default" job = { "prompt": "Create a clean product release diagram with readable labels", "has_text": True, "diagram": True, "final_asset": False, } route = choose_image_route(job) response = client.models.generate_content( model=MODEL_BY_ROUTE[route], contents=job["prompt"], config=types.GenerateContentConfig(response_modalities=["IMAGE"]), )

モデル固有の設定も、ルート決定の後でだけ適用します。あるサイズやパラメータが特定モデルでしか使えないなら、fallback全体へ渡さないようにします。ログにはroute、model ID、要求サイズ、価格レーン、昇格理由、検証結果を残します。これで費用説明、サポート調査、ルール調整がしやすくなります。

既存パイプラインをいつ移行するか

Original Nano Bananaで既存パイプラインが安定しており、用途も単純なら、すぐに移行する必要はありません。まず実際のプロンプトで小さく検証し、通過率、手直し時間、再生成回数、総コストを比べます。

より大きなサイズ、強い指示追従、幅広い画像タイプを1つの初期値で扱いたいなら、Nano Banana 2へ段階的に移行します。小さな比率で流し、許容出力率と修正時間を比較してからdefaultを変えるのが安全です。

Nano Banana 2が特定の失敗を繰り返す場合、その種類だけProへ上げます。文字失敗、図表構造失敗、ブランドレビュー失敗、最終素材の修正過多、複雑レイアウトの不安定さなど、昇格トリガーを名前で管理してください。Nano Banana 2とProだけを深く比べる場合は Nano Banana Pro vs Nano Banana 2 が役に立ちます。

よくある質問

新しいAPI統合の初期値はどれですか?

Nano Banana 2、つまりgemini-3.1-flash-image-previewです。能力、対応サイズ、価格のバランスが最もよく、一般的な画像生成の初期ルートにしやすいです。Originalは安い1K例外、Proは高品質例外として追加します。

Nano Banana Proに上げるべきタイミングは?

画像に読める文字、図解、構造化されたレイアウト、ブランド重要要素、クライアント向け素材、最終納品物があるときです。1枚の失敗がレビューや手直しを生むなら、Proの方が総コストで安くなることがあります。

Original Nano Bananaはまだ使うべきですか?

はい。ただし単純で低リスクな1024px級の出力に絞ります。既存パイプライン、内部プレースホルダー、大量の下書き、簡単なサムネイルには使えます。文字や高解像度が必要な新規フローの初期値には向きません。

表の価格は固定の利用枠ですか?

違います。価格は2026年4月20日に確認したGoogle APIの価格行です。プロジェクトごとのquota、アカウント資格、rate limit、利用可能地域は変わるため、本番計画では現在のGoogle ConsoleまたはAI Studioで確認してください。

モデルを切り替えるには画像生成パイプラインを書き直す必要がありますか?

通常は不要です。モデル選択、プロンプト、サイズ、検証ルールを分けていれば、変えるのはルーティングとモデルIDです。モデル固有のパラメータだけをルート別に守れば、安全にNano Banana 2やProへ切り替えられます。

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