Geminiで人物の画像生成ができない理由:規約・年齢・上限の切り分け
Geminiが人物画像を断るのは、同意のない実在人物や未成年などのポリシー、ログイン・年齢・地域の条件、1日の上限や不具合のどれかです。自分の写真や架空の人物なら作れます。
目次

Geminiでも人物の画像は作れます。Googleのヘルプは、髪型を変えた自分や、いろいろな場面にいる自分の画像を作る使い方を勧めているほどです。それでも断られたり、何も表示されなかったりするときの原因は、次の3つに分かれます。
- ポリシー:同意のない実在の人物、未成年、性的・暴力的な内容、人をだます目的のなりすまし
- 利用条件:ログインしていない、18歳未満で画像を編集しようとしている、対応していない国や言語、仕事用・学校用アカウントの制限
- 上限や不具合:Nano Banana 2の1日の上限、一時的な障害
1と、2・3とでは対処がまったく違います。ポリシーで断られた依頼は言い回しを変えて通そうとせず、自分の写真や許可を得た写真、または架空の人物に切り替えます。2と3が原因なら、依頼の中身を変える必要はありません。以下の内容は2026年10月5日時点のGoogleのヘルプとポリシーに基づいています。
人物画像ができないときの原因を症状から切り分ける
まず、自分の状況がどれに近いかを確認してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認すること | 次の手 |
|---|---|---|---|
| 「実在の人物の画像は作成できません」といった返答で断られる | ポリシー | 依頼に実在の人の名前や写真、子ども、露出や暴力の要素が含まれていないか | 自分の写真か許可を得た写真に切り替える。架空の人物にする |
| 一度表示された画像が消えた | 生成後の検出による削除 | 同上 | 同上 |
| 自分の写真をアップロードして編集を頼むと使えない | 18歳未満は画像編集を利用できない | ログインしているアカウントと年齢 | 18歳未満の場合は編集できない。新規生成は13歳以上で可 |
| 人物以外の画像も含めて生成機能そのものが使えない | 未ログイン、非対応の国や言語、仕事用・学校用アカウント | ログイン状態、使っているアカウントの種類 | 個人アカウントでログインする。仕事用なら管理者に確認する |
| 昨日まで作れたのに今日は出ない、上限の表示が出る | 使用量の上限 | 上限に関する表示が出ていないか | 時間をおく。上限はプランで変わる |
| どんな依頼でもエラーになる、文字だけ返ってくる | 一時的な不具合、または画像の依頼として解釈されていない | 人物と無関係な簡単な画像でも同じか | 「画像を作成して」と明示する。時間をおいて再試行する |
人物と関係のない簡単な画像(「青い花瓶の画像を作成して」など)が問題なく作れるなら、利用条件や上限ではなく依頼の中身が原因と考えられます。逆に、それも作れないならポリシー以外の原因を先に疑います。

Geminiは人物の画像生成ができますか:自分の写真と架空の人物は作れます
できます。Geminiアプリのヘルプは、Nano Banana 2の使い方として「さまざまなヘアスタイルの自分に変身したり、さまざまな場面での自分の姿を想像したり」する例を挙げています。同じ人物の見た目を複数の画像で保つ機能(キャラクターの一貫性)も、Nano Banana 2の主な機能として紹介されています。
さらに、自撮り動画と音声録音から自分のアバターを作り、Nano Banana で画像を作成するときに使う機能もあります(Gemini アプリ ヘルプ)。自分の姿を使った画像は、Google自身が想定している使い方です。
断られるのは、人物全般ではなく次のような依頼です。
- 本人の同意がない他人の写真や姿を使う依頼
- 未成年を描く依頼、とくに性的・有害な文脈を含むもの
- 性的に露骨な内容、過度に残酷・暴力的な内容
- 実在の人物になりすまし、本物だと誤解させる目的の画像
具体的にどこまでが対象になるかは、次の節で説明します。
Geminiが断る人物画像:同意のない実在人物・未成年・なりすまし
現在のGoogleは、Geminiアプリで作れない人物画像を「〇〇の画像は不可」という一覧では示していません。判断の根拠になる文書は次の4つです。
Gemini アプリ ヘルプは、利用者が生成 AI の使用禁止に関するポリシーに同意していることを前提に、「第三者の著作権やプライバシーの権利を侵害しないようにしてください」と注意しています。また、利用規約に違反する可能性があるとシステムが判断した場合、Gemini アプリによってプロンプトの画像が削除されることがあると明記しています。画像が一度表示されてから消えるのは、この仕組みによるものです。
生成 AI の使用禁止に関するポリシーの適用について説明したヘルプ(support.google.com/gemini/answer/16625148)は、自動システムと人による確認で検出する不正使用として、「当人の合意がない他人の画像の使用」や、当人の合意なく作成された親密な状況の画像・動画を挙げています。
生成 AI の使用禁止に関するポリシー本体(policies.google.com)は、人をだます目的で、そのことを明示せずに個人(存命か故人かを問わない)になりすますこと、法律上必要な同意なしに個人データや生体情報を使うことを禁じています。
Gemini アプリのポリシー ガイドライン(gemini.google/policy-guidelines)は、子どもの安全を脅かすもの、危険な行為、暴力や残酷な描写、有害な誤情報、嫌がらせや差別、性的に露骨な内容を避けるべき出力としています。同時に、教育・記録・芸術・科学といった文脈によって判断が変わることも書かれています。
Googleがアプリでの人物画像について明示的な一覧を出したのは、2024年8月28日の発表が最後です。そこでは「写実的で識別可能な個人、未成年の描写、過度に残酷・暴力的・性的な場面の生成はサポートしない」と書かれていました。これは当時のImagen 3向けの説明で、現在のNano Banana 2は自分の写真の編集を前提にしているため、そのまま今のルール全体として読むことはできません。ただし、未成年と性的・暴力的な内容が対象であることは、現在のポリシーでも変わっていません。
有名人や政治家の名前を入れると断られるという報告はあります(Stack Overflowには2026年2月6日付で、APIで著名人の名前を含む依頼がOTHERで止まったという投稿があります)。一方で、Googleはアプリ向けの著名人リストも、拒否される割合も公開していません。「有名人は一律禁止」といった明文のルールがあるわけではなく、同意のない他人の画像の使用やなりすましの禁止に当たると判断された結果と考えるのが自然です。

自分の写真、本人の許可を得た写真、特定の実在人物に似せない架空の成人は、素材を選び直す際の選択肢です。素材の権利があっても、目的や内容による判定と利用条件は別に確認してください。
ポリシー以外の原因:ログイン・18歳・国・仕事用アカウント
依頼の内容に問題がなくても、次の条件で画像が作れないことがあります(Gemini アプリ ヘルプ)。
- ログイン:画像の生成と編集にはGoogleアカウントでのログインが必要です。
- 年齢:個人アカウントでは、画像の生成は13歳(または国ごとの該当年齢)以上、画像の編集は18歳以上が条件です。ヘルプには「18歳未満のユーザーは、画像編集機能を利用できません」とあります。
- 国と言語:一部のバージョンのGemini アプリでは、そのバージョンが対応する言語と国でしか使えません。
- 仕事用・学校用アカウント:ライセンスの種類に応じて別の規約が適用されることがあります。管理者が機能を制限している場合もあるので、個人アカウントで試すか管理者に確認します。
見落としやすいのは年齢条件です。自分の写真をアップロードして髪型や背景を変えるのは「編集」に当たるため、18歳未満のアカウントでは利用できません。新しい画像をゼロから作ることはできても、写真の編集だけができないという場合は、この条件を確認してください。
1日の上限や不具合で画像が出ないとき:Nano Banana 2の仕組み
2026年10月5日時点で、Geminiアプリの画像生成は、プランの有無にかかわらず全員がNano Banana 2を使います(チャットのモデルがFlash-Liteの場合はNano Banana 2 Lite)。Nano Banana Proは、Google AIプラン(Plus、Pro、Ultra)の加入者が「Pro でやり直す」で作り直すときだけ使えます。2026年2月26日のGoogleの発表で、アプリ内のNano Banana ProはNano Banana 2に置き換えられました。
使用量の上限は、計算量に応じた方式です。上限は5時間ごとに回復し、週ごとの上限もあります。プランなしは標準の上限で、Google AI Plusは2倍、Proは4倍、UltraはProの5倍または20倍とされています(Gemini アプリの上限)。1日に何枚作れるかという固定の枚数は公開されていません。また、Nano Banana 2の1日の使用量上限に達すると、Nano Banana Proでの作り直しもできなくなります。
上限に当たっている場合、人物画像だけでなくすべての画像が作れなくなるので、前述の切り分けで判別できます。無料で使える範囲や他の入口はNano Banana は無料で使える?公式の3つの入口と上限に、Nano Banana Proの作り直しが表示されない場合はGeminiでNano Banana Proが動かない時はアプリ経路から直すにまとめています。
断られた人物画像を正当に作り直す方法:自分・許可・架空の人物
ポリシーで断られた依頼を、言葉を言い換えたり設定を偽ったりして通そうとするのは、それ自体が禁止事項です(後述の「制限の回避は禁止事項」の節を参照)。正当な作り直し方は、依頼の素材と目的を変えることです。
自分の写真を使う
もっとも確実なのは、自分の写真をアップロードして編集を頼む方法です。何を変えて何を残すかをはっきり書くと、意図どおりの結果になりやすくなります。
この写真の人物の顔と表情はそのままで、髪型だけをショートボブに変えてください。背景や服装は変えないでください。
編集後に顔の印象が変わることはよくあります。結果を確認し、違う場合は「人物の顔はまったく変えずに」と改めて指示して作り直してください。背景だけを変えたい場合の手順はGeminiで写真の背景を変える方法を参照してください。
家族や友人の写真は本人の許可を取る
他人が写った写真を編集する場合は、本人の同意を得ておくことが前提です。Googleは、当人の合意がない他人の画像の使用を検出対象として明記しています。Gemini APIのガイドも、アップロードする画像に必要な権利を持っていることを確認するよう求めています。
子どもの写真については、未成年の描写は2024年8月の発表で生成しない対象とされ、現在のガイドラインでも子どもの安全は最優先の項目です。自分の子どもの写真の編集がどこまで認められるかは、公開文書に具体的な記載がありません。断られた場合は、言い回しを変えて試すのではなく、その用途にGeminiを使うのをやめるのが安全です。
架空の人物として描く
実在の人を使う必要がなければ、年齢、服装、表情、場面を指定して架空の人物を作れます。
30代くらいの女性が、朝の光が入るカフェで本を読んでいる写真風の画像を作成してください。
ただし、特定の実在の人に似せるよう指示した時点で、それは架空の人物ではありません。ポリシー上は、その人物の姿を同意なく使う依頼と同じ扱いになりえます。
歴史上の人物や公人を描きたい場合
故人を含め、人をだます目的のなりすましは禁止されています。一方で、ポリシー ガイドラインは教育や芸術などの文脈で判断が変わるとも書いています。歴史上の人物の扱いについて、これ以上具体的なルールは公開されていません。断られた場合は、その判断を受け入れて別の表現方法を選んでください。
2024年の一時停止からNano Banana 2まで:人物画像ルールの経緯
Geminiの人物画像が厳しく扱われるようになったきっかけは、2024年2月の出来事です。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年2月23日 | 歴史的な場面などで不正確・不快な人物画像が生成された問題を受け、Googleが人物の画像生成を一時停止。Prabhakar Raghavan氏が「Gemini image generation got it wrong. We'll do better.」と題して説明 |
| 2024年8月28日 | Imagen 3で人物の画像生成を再開。Gemini Advanced、Business、Enterpriseの利用者に英語から先行提供。写実的で識別可能な個人、未成年、過度に残酷・暴力的・性的な場面は生成しないと明記 |
| 2025年8月 | Nano Banana登場。写真の編集を中心とした使い方に移行 |
| 2025年11月20日 | Nano Banana Pro発表 |
| 2026年2月26日 | Nano Banana 2発表。アプリのFast、Thinking、Proの各モデルでNano Banana Proを置き換え |
2026年2月のNano Banana 2の発表には、新しい制限カテゴリの追加は含まれていません。発表で強調されたのは、SynthIDの電子透かしとC2PAのコンテンツ認証情報による出どころの表示です。Googleのツールで生成した画像にはすべてSynthIDが埋め込まれ、Geminiアプリに画像をアップロードしてGoogleのAIで作られたかを確認できます。
「昨日は通った依頼が今日は断られる」という場合、モデルの切り替えと判定のばらつきが考えられます。アプリのモデルは2026年2月に入れ替わっています。Googleの開発者フォーラムでも、2026年3月14日に問題のないプロンプトがAI Studioで失敗するという報告があり、2025年12月29日にはGoogleのLogan Kilpatrick氏が「Other」エラーは現状の仕組みでは役に立たないとして、作り直しを予定していると書き込んでいます。いずれも個別の報告で、拒否の頻度を示すものではありません。
Gemini APIで人物画像が返らないとき:finishReasonで原因を見る
Gemini APIには、人物の生成を許可・禁止する設定はありません。以前のImagenモデルにはpersonGenerationというパラメータがありましたが、Gemini APIのImagenは終了しています(Imagen 4系は2026年8月17日に終了、後継はgemini-3.1-flash-image)。現在の画像モデルはgemini-3.1-flash-image(Nano Banana 2)、gemini-3.1-flash-lite-image(Nano Banana 2 Lite)、gemini-3-pro-image(Nano Banana Pro)で、-previewの付いた旧IDは2026年6月25日に終了しました。
APIのほうがアプリより人物に寛容だという公式の記載はありません。Googleの画像生成ガイドは、アップロードする画像の権利を持っていることを確認し、人をだましたり傷つけたりする画像を作らないよう求めています。また、gemini-3.1-flash-imageのGoogle検索によるグラウンディングは、ウェブ検索で見つかった実在の人物の画像を使わないと明記されています。
人物に関係するブロックは、レスポンスの次の値で確認できます。
| 値 | 場所 | 意味 |
|---|---|---|
IMAGE_SAFETY | finishReason | 生成した画像に安全性の問題がある |
IMAGE_PROHIBITED_CONTENT | finishReason | 生成した画像に禁止されたコンテンツが含まれる |
IMAGE_OTHER | finishReason | その他の理由で画像が生成されなかった |
SPII | finishReason | 機密性の高い個人を特定できる情報が含まれる |
SAFETY、PROHIBITED_CONTENT、OTHER | promptFeedback.blockReason | プロンプトの段階でブロックされた |
safetySettingsで調整できるのはハラスメントや性的描写などのカテゴリのしきい値だけで、現在のGeminiモデルでは既定値がOffです。子どもの安全などの中核的な保護は常に有効で調整できません。そのため、BLOCK_NONEを指定してもIMAGE_SAFETYやPROHIBITED_CONTENTの結果は変わらないと考えられます。値ごとの詳しい対処はNano Banana Proセーフティフィルター:設定をOFFにしても止まる理由とNano Banana 2のblockReason OTHER:意味と空応答の処理方法で説明しています。
なお、AI Studioの利用は18歳以上が条件で、日本は対応地域に含まれています。
制限の回避は禁止事項:違反時の通知・利用制限・再審査請求
生成 AI の使用禁止に関するポリシーは、不正使用対策や安全フィルターを回避すること、たとえばモデルを操作してポリシーに反する出力をさせることを禁じています。Geminiアプリのヘルプも、プロンプトインジェクションなどで安全保護を回避しようとする行為を検出対象に挙げています。「フィクションの設定にすれば実在の人物も作れる」「APIなら通る」といった方法を試すことは、それ自体が違反に当たります。
違反が確認されると、プロダクト内またはメールで通知が届きます。違反を繰り返すと、生成 AI サービスの利用やGoogleアカウントが制限されることがあります。判断に納得できない場合は、制限通知またはメールに記載されたリンクから再審査請求を送信できます(生成 AI の使用禁止に関するポリシー)。
正当な依頼が誤って断られたと感じた場合も、判定をすり抜ける書き方を探すのではなく、自分の写真であることや作りたいものを具体的に書いて作り直してください。
Geminiの人物画像についてよくある質問
有名人や芸能人の画像はGeminiで作れますか?
公式に「有名人は不可」というリストはありませんが、実在の有名人の名前や写真を使った依頼は、同意のない他人の画像の使用やなりすましと判断されて断られたという報告があります。本人の同意がない実在人物の画像は、ポリシー上作るべきではありません。
スマホのGeminiアプリだと人物画像が作れないのはなぜですか?
人物画像のルールについて、スマホとパソコンで違いがあるという公表はありません。スマホでだけ作れない場合は、ログインしているアカウントの違い(仕事用・学校用アカウントなど)、アプリのバージョン、上限の到達を確認してください。
Geminiに画像を頼んだのに文字だけ返ってくるのはなぜですか?
返答の文章が断りの説明になっていれば、ポリシーによる拒否です。そうでなければ、依頼が画像の作成として解釈されていない可能性があります。「〜の画像を作成してください」と明示して頼み直してください。それでも画像が出ない場合は、上限や一時的な不具合を疑います。
有料プランにすれば人物画像の制限は緩くなりますか?
なりません。Google AIプランで変わるのは使用量の上限、Nano Banana Proでの作り直し、ダウンロード時の解像度(プランなしは1K、プランありは2K)で、人物に関するポリシーがプランによって変わるという記載はありません。
参考資料5
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月5日。
参考資料5
本文で参照している外部ページを、登場順に並べています。最終更新日:2026年10月5日。
- 1.Gemini アプリ ヘルプsupport.google.com/gemini/answer/14286560
- 2.support.google.com/gemini/answer/16625148support.google.com/gemini/answer/16625148
- 3.policies.google.compolicies.google.com/terms/generative-ai/use-policy
- 4.gemini.google/policy-guidelinesgemini.google/policy-guidelines
- 5.Gemini アプリの上限support.google.com/gemini/answer/16275805





